久之浜港

広野町から南に下って、久之浜港へ行ってみました。久之浜の辺りも津波の被害があった地域で、現在は工事中となっていました。

この辺りに、ぽつんと神社の鳥居があるのですが、「星廼宮神社」の仮社殿のようです。

復興願い社殿を寄贈 兵庫の神道青年会 津波で流失のいわきの神社に | 県内ニュース | 福島民報

東日本大震災の津波で流失した、いわき市久之浜町の星廼宮（ほしのみや）神社に１８日、被災地復興の願いを込めた社殿が兵庫県神道青年会から贈られた。

さらに、久之浜港に行ってみましたが、漁港はひっそりとしていました。マリンバイクを乗せた車がありますが、漁港とは関係ないもののようですから、遊びに来た人たちでしょう。

漁師さんたちはいませんでしたが、付近で釣りをしている人は結構いました。それでも、静かでしたね。

漁港の真ん中には、ポッツリと船が置かれていました。一層、もの寂しく感じます。

はまかぜ商店街

続いて向かったのは、久之浜にある復興商店街「浜風商店街」に行ってみました。

• 浜風商店街

浜風商店街は、久之浜第一小学校の敷地の一部を利用しているのですが、付近の道が狭くなっており入ってくる方向によっては大変わかりづらい道となっています。

アクセス図でも、一般道でいわき方面からか、高速・いわき四倉からのアクセスとなっていて、広野方面から一般道というのがないので要注意です。

ナビで小学校を目指したら、なぜか校舎の裏側を目指してしまい、商店街側になかなか出れず苦労しました。

久之浜港から向かった場合のルートは、このようになるようです。

少し苦労しましたが、なんとか「浜風商店街」にたどり着きました。

賑わっているとは言いがたい感じでしたが、気がついたら観光客らしい人がちらほら見受けられました。

商店街の一角にある一室が「久之浜ふれあい情報館」となっています。

中に入ると、久之浜地区の東日本大震災前の模型が置かれてありました。かつては、このような街並みだった事がわかります。

さらに、中には震災直後の写真が展示されていました。津波の被害もかなりあったようです。

久之浜の小学生が考案したという、ひさのはマリンというキャラクターの缶バッチと、商店街の缶バッチがありました。寄付という形で少しばかりのお金と引き換えにもらってきましたよ。

商店街の一角にある「からすや食堂」さんに立ち寄ろうかと思っていたのですが、朝ごはんをしっかり食べていたので、お腹が減っていなかったのと、昼時でお客さんが結構入っていた事もあり寄らずに出てきました。

一昨年の復興商店街めぐりでは、福島県には寄れなかったので、ようやく来る事が出来ました。しかし、2011年にオープンした、この復興商店街がまだ3年経っても、このまま残っているのはいいのか、悪いのかという気もしますね。本当の復興は、まだまだこれからという事になります。

「浜風商店街」を後にして、R6を経由して小名浜港を目指す事にしました。