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大河ドラマ 麒麟がくる 第二十五回 「羽運ぶ蟻」 ネタバレあり感想



麒麟がくる

大河ドラマ「麒麟がくる」。感想です。

第二十五回 羽運ぶ蟻

あらすじ

覚慶(滝藤賢一)は還俗して、足利義昭を名乗った。越前に向かうが、途中敦賀にて時を過ごすことになる。

藤孝(眞島秀和)も藤英(谷原章介)も、気が気でならない。ただ、義昭は庭で、蝶の羽根を運ぶ蟻に見とれていた。

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永禄10年織田信長(染谷将太)は、稲葉山城より、斎藤龍興を追放し、美濃を平定した。美濃は織田信長のものとなった。
美濃にいた、伝吾(徳重聡)から文が届いていた。明智の里は、あの頃のまま。半分焼けてしまった館も建て直していると。いつでも戻れるようにと。

十兵衛(長谷川博己)は、母・牧(石川さゆり)とともに美濃の明智庄へと帰参した。でんごと村人たちが館を元通りにしてくれていたのだ。十兵衛は、伝吾より、斎藤龍興追放の流れを聞く。父・高政が生きていたら、このような事にはならなかっただろうと。

稲葉山城で、かつて高政に使えていた、稲葉に出会う。過去のことは水に流し、ともに織田を支えようと言うのだ。

十兵衛は、信長と対面する。母が帰蝶(川口春奈)に会いたいとしたが、帰蝶はまだ来ておらぬのだと。

信長は、儂の使えぬかと十兵衛を誘うが、十兵衛は断るのだった。自分は、義輝公に仕えたかったが、あのような形で身罷られて、どうしたらいいのかわからないのだと。
かつて、今川を打倒したとき、この先どうするのかと。美濃を平定したあとどうするのか、答えられなかった。それは今も同じだと。
だが、戦は嫌いではないと。今川を打倒したとき、皆が褒めてくれた。戦に勝つのは、皆が喜ぶと。ただ、この先、どこと戦をすればいいのかわからぬのだと。

斎藤龍興は、六角や三好三人衆と手を組んで美濃を狙っていると。武田も朝倉もいて、これからは美濃をまもらねばならぬと。
これでは、いつまでも戦が終わらぬと。十兵衛は、上洛するよう信長に促すのだった。

義輝が死に、幕府はないも同然。畿内を掌握できるだろうと。信長は堺も手に入るのかと聞く。明や南蛮と商いがしたいというのだ。
美濃や尾張だけにこだわっては、小競り合いは終わらないと。幕府を再興し将軍を助けるのだが、和平への道だと十兵衛はいう。
大きな国を作るのだと、かつての道三の言葉を話す。信長は、次の将軍は、足利義昭かと聞き。十兵衛がいいというなら、神輿を担ぐと。

京では、駒(門脇麦)が寺に渡した薬を又売りしていると聞き乗り込んでいた。そこにいたのは、今井宗久(陣内孝則)であった。
駒は、又売りしていた子供のところに行くが、貰ったものを売って何が悪いと言われてしまうのだった。
東庵(堺正章)は、薬がひとり歩きしているとし、薬を売った貧しい家が救われるのならそれでいいというのだ。

美濃へ戻った十兵衛だが、藤孝がやってきていた。なんと、義昭を連れてきていたのだった。
庭にいた蟻を観ていたのだと。蟻は一匹では大きな羽は運べぬが、助けがあれば運べると。将軍という大きな羽を運ぶには助けがいるという。ついこの間まで坊主だった自分に武家の棟梁が務まるかはわからぬと。ただ、今までできなかった事が出来るのなら悪くないと。将軍になれば、今まで救えなかった人々が救えるようになると。

十兵衛は、朝倉義景(ユースケ・サンタマリア)に謁見する。実際に義昭にあって、考えが変わったと。支える大名があれば立派な将軍になれるだろうと。
義景も上洛を目指すとするのだが、息子がやってきて買っていたネズミがいなくなったと、どこかへ行ってしまった。

そして、京ではついに、足利義栄が次の将軍になる事が決まるのだった。

感想

信長が美濃を平定したタイミングもあり、一歩先に時代が進みつつあります。前回の様子では、どうやって義昭を越前に迎え入れるのかといったところでしたが、義昭は義昭らしく将軍を目指す事で、光秀もその気になってきました。

それにしても、光秀の信長をかどわかしぶり。あれを言われれば、信長はその気になります。むしろ、のちの信長を形作ったのは光秀自身なんじゃないかとも思えてくる程です。大きな国を作る。美濃を平定したばかりで、先が見えていなかった信長にとっては大きな大目標ができたわけです。

ただ、信長にしても、朝倉義景にしても、これは細川藤孝らにとっても、義昭は神輿にしか過ぎないわけなんですよね。神輿をかついで、実権は握ると言うね。もっとも、信長は神輿をかつぐのをやめてしまう訳ですが。

今回、14代将軍に決まりそうな、足利義栄ですが1度も京に入る事なく亡くなっています。さて、この大河ではどう描かれるかわかりませんが。次回は、義昭を上洛させるのは誰かというところになってきます。歴史の上では決まっているわけですが、その過程が描かれる事になりそうです。

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