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【ネタバレあり】映画「君の名は。」2回目もやっぱり良かった



君の名は。

映画「君の名は。」を土曜日に再度観てきました。昨年9月以来4ヶ月ぶり2度目です。通常の上映でもよかったのですが、どうせならと少し奮発して品川の「T・ジョイ PRINCE品川」でのIMAX上映を観てきました。

IMAXの大きなスクリーンは圧倒的でした。いつもだと、後めの席を取るんですが、真ん中辺の席だったので、スクリーンを見渡すのが大変なくらいでした。

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IMAX上映でよかったのは、やはりRADWIMPSの曲が冴えまくりましたね。隕石落下の瞬間の迫力も凄かったです。ま、音響に関しては疎いのでこの辺にしておきます。

今回、あらためて観てみて感じたことをちらほら書いてみます。

もう一人のキーパーソン 奥寺先輩

今作品において、別人と入れ替わったりといった事や、組紐・結びの話をしてくれたり、口噛み酒が三葉の半分だといった物語のキーポイントとなる事を語ってくれたのが三葉、四葉の婆ちゃん・一葉です。これは、もう物語の重要人物である事は間違いのないところでしょう。ただし、宮水家で代々風習を受け継いている婆ちゃんだからことというのもあります。

実は、もう一人の大事なキーパーソンは、奥寺先輩なんだと思います。物語の前半部で瀧と三葉が頻繁に入れ替わっていた訳ですが、実のところ物語の後編へと向かう為に重要だった2人の想いがどこから生まれだしたのかというところがあります。少なくとも、最初のうちはお互いに対しての好意はまったくなかったと思われます。これが、頻繁に入れ替わりをしている中で、おそらくは回りの人の評価だったり、スマフォに残されたメッセージだったり、それこそお互いに相手の体となっているわけなので、誰よりもお互いの事を知り尽くしていたのだろうとは想像できます。

ここで2人がそれぞれ自分の中にあった想いを再確認きっかけとなったのが、瀧と奥寺先輩のデートでした。このデートを実現させていたのは、三葉が入れ替わっていたときの瀧でした。奥寺先輩が、デートでの別れ際で瀧に言うんですよね。かつて自分の事を好きだった事と、今は別な誰かがいる事を。おそらくは、このとき瀧は自分の気持ちに気づいちゃったんでしょうね。そして、今まで1度も試した事もなかった三葉へ電話をかけてみる事を実行にうつすわけです。既に3年前に亡くなっていた三葉には通じるはずはなかったんですが。

一方、三葉は自らが実現させたデートの前日に東京へ向かっています。三葉自信がどういう思いで東京に向かったのかはわかりませんが、これまで直接コンタクトを取ろうともしなかった瀧に会いに行くんですよね。ただし、入れ替わっていたのは3年後の瀧で、出会えた瀧は自分の事をまだ知らない3年前の瀧でした。自分の事を知らない瀧にショックは受けますが、最終的に組紐を渡します。

初見のときはあまり気づいてなかったんですが、このとき組紐を渡していた事で、帰ってから三葉は髪を結べなくなっていたので、髪を切ってもらったのだと思います。

お互いにまだ自分の気持に気づいてなかった2人の後押しをしたのは奥寺先輩だったという事になります。初見のときは、瀧と奥寺先輩のデートがそんなに重要なシーンだとは思っていなかったんですが、実はこれがなければこの後の物語が成立しないくらい重要なエピソードだった訳です。

なお、奥寺先輩は5年後の瀧にも、糸森町へ行ったときの事を話しています。瀧自身、なぜ行ったのかも忘れてはいたと思うんですが、これもずっと会わなきゃいけない人がいるという事をハッキリと示してくれるきっかけになったのだとも思えますね。ラストシーンへと繋がる、ちょっとした後押しでした。

隕石落下の特異地 糸森町

糸森町へと落ちた彗星のかけら。糸森町の真ん中にある糸森湖も、かつて隕石が落ちた跡だとテッシーが言っていたと思いますが、わずか1000年あまりの間に2度も隕石が落ちるというのは、かなり天文学的な数字を飛び越えるほどの確率なんじゃないでしょうか。

この隕石落下による被災は、東日本大震災を思い浮かべてしまうような事象なんです。数百年から数千年という単位で起こる地震や津波は、地球の動きからすれば、ほぼ確実におこるような事なんですが、隕石落下となるともはや地球の中の動きとは関係のない出来事になりますからね。しかも、御神体の洞穴にあった絵から察すると、かつてもやはり彗星の来襲と同時に隕石落下が起きたことをうかがわせています。通常では考えられない確率で、ほぼ同じ場所に落ちた隕石ですが、もしかしたら糸森町自体がなにか隕石を引きつけるものがあったのでしょうか!?

物語の中では語られてはいませんが、御神体のある窪地も実は、隕石落下の跡地だったんじゃないでしょうかね。糸森湖と違って湖にはなっていませんが、大きさ的にはそのくらいの大きな窪地だと思われます。もしそうだとすると、2度どころか3度も隕石が落下していた事になります。そりゃ、古くから言い伝えで残したくもなるというものです。

それでも被災地 糸森町

3年前の隕石落下で、三葉たち糸森町の住人はほぼ全員亡くなってしまうという大惨事がおきました。ただ、口噛み酒で、瀧が隕石落下直前の三葉と入れ替わった事により、隕石落下から住人たちが助かる聞いっかけとなった訳です。三葉は、瀧の名前は忘れてしまいますが、最終的に糸森町の住人を高校のグラウンドまで避難させる事に成功したようです。

初見のときには、三葉たちが生き残った事にただただ感動して、ホッとしていたのですが、よくよく考えてみると隕石が落下して町が壊滅した事には変わりはないのです。

隕石落下から5年後のシーンでテッシーたちが東京にいましたが、他にも感想ブログなんかによると糸森町にいた子供たちがいたという話もあります。四葉は、高校生くらいですが場所は不明です。おそらくは、糸森町が壊滅した事で、町民は散り散りになってしまったのかもしれません。高校生だったテッシーは糸森から出る事を考えていなかったようなので、隕石落下がなければ東京には出てきていなかったかもしれません。

糸森町の住民が生き残った事は喜ばしい事ではありますが、町一つが消えたという事には変わりないと考えると、大変大きな災害だったという事になります。瀧が高校卒業して就職するまでの、さらに3年前の出来事ですから、テッシーたちにしろ、三葉や四葉にしろ割と大変だったんだろうなと思いますね。住処も何もかも奪われたところから、立派な社会人になった三葉と考えると少し違って見えてしまいます。

RADWINPSの曲順

RADWINPSの曲が使われている事は知っていましたが、初見のときはどの程度使われているのかもわからず。しかも、かなり物語にのめり込んでいたので、どの場面でどの曲が使われていたのかまったく覚えていませんでした。

2回目は、確認の意味も含めて、どの場面で使われているかを確認してきました。

オープニングは「夢灯籠」でしたね。

予告編などでも使われている「前前前世」は、ついオープニングと勘違いしてしまってたんですが、挿入歌として使われていました。瀧と三葉が頻繁に入れ割っていたときの日常を描いた場面での疾走感がよかったですね。

物語の終盤の、挿入歌として使われたいたのが「スパークル」でした。あの、長い間奏の意味がようやくわかりました。

そして、ラストからエンディングで流れていたのが、「なんでもないや」でした。

やっぱり良かった

2度目の鑑賞でしたが、やはり良かったですね。ある程度ストーリーの流れは覚えていましたが、新しい発見もありましたし。

初見のときは、かなり物語に引き込まれてしまっていたので、もう少し冷静に観てみようとも思っていたのですが、気がついてみたら入り込んでしまっていました。

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