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大河ドラマ 青天を衝け 最終回 「青春はつづく」 ネタバレあり感想



青天を衝け

大河ドラマ「青天を衝け」。感想です。

最終回 青春はつづく

あらすじ

第一次世界大戦後、パリ講和会議で日本は遼東半島のドイツ権益を要求する。その流れから日本は警戒され、朝鮮や中国では反日運動が起こる。この状況に、栄一(吉沢亮)は憂いてた。なぜ、これほどまでに日本が嫌われるかと。
大戦が終わった今、世界と共存共栄していかねばなぬのにと。敬三(笠松将)の学友は、中国やアメリカと戦争しろというが、栄一はそれは決して口にしてはならぬと戒める。

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実業界から引退後も、栄一は旺盛に動いていた。毎朝7時過ぎには、次々と客人が現れるという。沢山の子や孫に恵まれた。敬三は、祖父の希望通り、仙台二校を卒業後、後継ぎとして手伝っている。
それでも生物学に進みたいと思っていた気持ちも残っていた。そんなある日、書物から武士時代の栄一の写真が出てくる。敬三は、祖父・栄一の事がもっと知りたくなった。

栄一は、民間レベルで悪化する日米関係の改善に挑んでいた。さらには、原首相(石丸謙二郎)に対し、今こそ日本の考えを堂々と述べるべきだと意見するのだった。
翌年、東京帝国大学を卒業する敬三は、外で働きたいと言う。横浜正金銀行で働きたいというのだ。

栄一は、病床の大隈重信(大倉孝二)を見舞う。ワシントンの軍縮会議に行くつもりかと問われる。行くつもりはなかったが、胸がムベムベして眠れないと言うのだ。なぜ政治家にならなったと問う、大隈。いまだに、栄一に頼らねばならぬと。

栄一は、ワシントン軍縮会議に向けて、渡米する。栄一は排日移民問題につて議題にあげてくれと頼むが、駐米大使・幣原喜重郎(近藤正臣)は海軍の軍縮の議題をするべきと話す。移民問題は、心の根っこの問題なのだと。すると、驚くべく事に、首相が暗殺されたと話すのだった。
栄一は、平和のために行脚していた。その旅の途中、大隈重信は亡くなる。

敬三は結婚。横浜正金銀行のロンドン支店で働く事になった。敬三は、父にも報告に行ったとし、父に家に帰ってきてほしいと頼むのだ。

その年、関東大震災が発生する。栄一は無事だったが、兜町の事務所は全焼したという。そこへ、篤二(泉澤祐希)がやってくる。無事を確かめあうのだった。
栄一は、救護所を開設するなど、震災後の復興に努める。さらに、栄一の送った電信に答えて、各国から支援物資、義援金が届いた。

だが、アメリカでは排日移民法が成立。日本では、これに対して戦争をするべきだと決起集会が行われる状況となっていた。栄一の十年来の活動は無駄になった。

敬三は、子が生まれた事を気に日本へ帰る。敬三は、栄一の事がもっと知りたいと話すのだった。

昭和6年。栄一は子供らの本読みを聞いていた。その中にできた土方歳三を友だと話す栄一。その年、中国では大雨による水害が発生していた。栄一は、水災同情会委員長となった。だが機運は盛り上がらず、委員会では栄一にラジオで寄付を呼びかけてほしいと頼む。だが、家から出てはならぬと医者からは止められていた。
結局、機材を持ち込み、栄一宅で収録が行われる事となった。栄一はラジオを通して、中華民国の水災への義援金を募るのだった。募金は驚くほど集まった。

しかし、関東軍が満州鉄道を爆破。満州事変が起こる。集められた義援金は講義のため受け取ってもらえなかった。

その後、栄一は病床にいた。昭和6年11月11日、渋沢栄一は永遠の眠りについた。

栄一の追悼会で、敬三は話す。栄一が偉人のように言われるのは少し違う気がすると。よく食べ、よく働く。血洗島で働いていた若者そのものだったと。

感想

渋沢栄一の物語はこれにて終了となりました。

晩年も民間外交をしたり、関東大震災では復興に尽力。ここまで見てきた、栄一そのものだった気がします。最後まで、アメリカでの移民差別をなんとかしようと尽力していましたが、これは叶わぬままになってしまいました。

そして、栄一の思い描いていたであろう世界平和もまた、その姿を見ぬままこの世を去りました。その後の、第二次世界大戦を経て、日本はようやく平和を手にするのですが、それまで数十年掛りましたかね。

今の世をみて、渋沢栄一は何を思うのでしょうかね。渋沢栄一は多くの事業をおこしました。そして、多くの活動もおこなってきて、今の日本に続いている。まさしく、栄一のやってきた事が現代にも続いている。

敬三の言うとおり、偉人というのは少しちがうのかもしれない。実際、偉人という感じはしないし。ただ、栄一の人生をみなおしてみると、何度も天気があって、立場を変えているんですよね。農民から、尊皇攘夷を目指す武士へ。慶喜の家来になり旗本に。明治の世では、政府で働いたかと思えば、民間に下り実業界を盛り上げていく。変幻自在ですよね。

幕末ものといえば、幕末ものではありますが、渋沢栄一は昭和まで生きていた人ですから、その半生は明治後。それもあって、幕末といいうよりは近代のお話という感じではありました。

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