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大河ドラマ 青天を衝け 第四十回 「栄一、海を越えて」 ネタバレあり感想



青天を衝け

大河ドラマ「青天を衝け」。感想です。

第四十回 栄一、海を越えて

あらすじ

栄一(吉沢亮)は、第一銀行頭取を始めとする役職を辞め、第一線を退くと語る。実業界を引退すると言うのだ。惜しんでくれてありがたいと言いつつ、そそくさと立ち去るのだった。

栄一は、伊藤博文(山崎育三郎)と酒をくみ買わず。伊藤は、今一度ハルピンに行かねばならぬと話す。栄一は、ようやく間違いに気づいたと話す。尊皇攘夷に似た思想を今まで続けてきたのだと。清やロシアを相手に、ここまでは来るなと。なんと傲慢な考えだったかと。伊藤は、臆病風に吹かれていたのだと話す。臆病風から恐れていたのだと。

栄一はアメリカに行くという。日本人を排斥しようとしているとし、日本人は友だと、仲良くしようとすれば、いくばくかの理解がされるだろう。民間外交だと。

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  栄一は、アメリカに向かい、アメリカ人が用意した列車に乗り大陸を横断する。 90日間かけて、60もの年を訪問。70回を超える講演を行う。 妻の兼子(大島優子)。兼子の名の高梨孝子も同行していた。
事業団視察団は、各地で、工場、エネルギー施設、発電所、農場、大学、福祉施設を訪れる。 栄一たちはいたるところで歓迎される。地元の市長や商工会議所、日本人会が待っていた。

一方で、排日運動が盛んだという西海岸を案じる。 栄一は大統領とも会談する。日本の女性たちはもっと表に出るべきだとも話される。 カルフォニアの移民問題は過去のものになるだろうと。アメリカは日本に挑むと。平和の戦争だと。しかし、その夜兼子はそのウォー。戦争という言葉が好きではないと栄一に話すのだった。

アメリカでの旅を続けるさなか、伊藤博文がハルピンで暗殺されたとの報告が入る。 この流れもあり、栄一はカルフォルニアの商工会議所での演説を中止してはと進められる。 それでも、栄一は演説に臨むのだった。栄一は、突如現行を取り下げ、先日友が亡くなったと語り始める。
お互いを憎み合っていたわけではない。しかし、お互いのことを知ろうとしなかったと。 アメリカ西海岸もそうだと。それでも、各地で新設を受けた。発展を目の辺りにして大いに学ばさせていただいたと。 日本人は敵ではない友だと。この広い土地の労働者として役に立ちたいと思ってやってきたのだと。 大統領は、ピースフルウォーと言ったが、あえて言うと。ノー・ウォーだと。

その頃、日本では、孫の敬三(笠松将)が飛鳥山の庭で虫を見ていた。 そして、慶喜にまた語ってもらっていた。 しかし、一ヶ月後、篤二(泉澤祐希)は家を出て、玉蝶と家を持ったと報じられる。
栄一は、これに伴い遺言書を残す。篤二を廃嫡するというのだ。 敬三は、喜作にまもなく家を出る事になるだろうと話す。 人には向き不向きがあるとし、自らは商売には向いていなかったと。 篤二もがんばっていたが、向いていなかったんだと。

翌年、明治天皇が崩御。大正の時代となった。 中国へ行きたいという栄一に、喜作は諦める事も覚えろと語るのだった。 大正元年渋沢喜作は74歳で生涯を終える。

栄一は慶喜の元を訪れる。編纂していた、「 徳川慶喜公傳」が完成したのだ。
慶喜は、あの頃から、死に場所をさがしていたと語る。ようやく今思うと。生きていてよかったと。 快なりじゃと言い残した慶喜。徳川慶喜は77歳の天寿をまっとうする。

中国で革命を果たした孫文が栄一に会いに来る。 資金を援助してほしいという孫文に、経済人になれとすすめる。そうすれば、いくらでも協力すると。 だが、孫文は内戦に巻き込まれていく。世界情勢は更に悪化し、ヨーロッパで第一次世界大戦が勃発する。

大隈重信(大倉孝二)に呼び出される栄一。財界に協力せよとするが、それに対して言うのだった。 ヨーロッパが内輪もめしているなか大陸に進出しようとしているという。だが、栄一は戦で度々経済が潰されてきたと語るのだった。

栄一は、敬三の元を訪れる。敬三に、どうか農科ではなく法科に進んでほしいと頭を下げるのだった。実業界にすすんでほしいと頼み込むのだった。

感想

栄一の実業界引退後の話となりました。栄一の掲げる民間外交。ある種意義のあるものでしたが、肝心の日本政府は軍国主義へと向かっていたので、栄一のしたことが結ばれたかどうかはわかりません。

そして、この時期、盟友・伊藤博文がハルピンで暗殺。栄一は、アメリカ訪問中に聞いたのですね。

さらには、渋沢喜作。旧主・徳川慶喜も大正の世となり、亡くなっていきました。栄一も70を越えてますが、ほんとに献身的に動き回って、いまだに元気なのが不思議なくらいです。

栄一からすれば、戦争からは何も生まれない。結局、戦争が起きれば、経済は破綻しやり直しになってしまうという事を知ってしまったので、戦争に加担するわけにはいかないのですよね。渋沢栄一のそれは、真の平和主義とは違うのかもしれませんが、国を富ませよういう考えからは、戦争は忌まわしいものでしかなかったんでしょう。

最後、敬三に頭を下げる場面は、やや意外でもありますが、晩年になり自らを継ぐものが欲しくなったんでしょうかね。学者になりたかった敬三も実業の道に向かわされる事になりました。

次回。いよいよ最終回。関東大震災に満州事変といろいろあります。栄一の最後を見届けましょう

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