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堂々完結「彼方のアストラ 」第5巻 感想



彼方のアストラ 5巻

前回「彼方のアストラ」の感想を書いたときは、連載が最終回を迎える直前で単行本もあと1,2巻出るだろうと想っていたのですが、結局最終巻が5巻で終了となりました。

2月に「彼方のアストラ」5巻が発刊されて、Kindle本で購入して読み終えていましたので、最終巻の感想をここらで書いておこうと思います。

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すべての謎が明かされる最終巻

第4巻での、ボリーナの救出とクローンの発覚で一気に、物語は革新をついていく事になります。

世界の秘密の謎は、直接的には今回の事件とは関係のないところのものではありましたが、アストラ号の存在やワームホールの存在は世界の秘密があったからこそ埋まる部分でもありました。

最終巻では、全員がクローンである彼らを葬ろうとした事件の全貌が明らかになると同時に、この世界の秘密が明らかになるという2つの謎が明らかになります。

事件の全貌に関しては、全員がクローンである事から、これが間違いなく殺人事件であった事がわかり。ボリーナが知っている歴史からワームホールの存在が明らかとなった事で、謎の球体の正体が明らかになった事で1本の線につながってきます。カナタの推理力と、アリエスの映像記憶能力から、刺客の正体が明らかになるというのは正攻法だったと思います。

実のところ刺客がクローンを抹殺しようと発覚したところから、最初のワームホールのシーンを見直すと、刺客が誰なのかはわかるんですよね。

刺客=シャルスを最後まで敵対する者ではなく、仲間として扱う為というのもあり、シャルスの過去編に大きく時間が割かれる事になりました。実質、シャルス本人とアリエスの出生の秘密で2話分とられた他、シャルスの偽の過去編もあったので、シャルスだけで何話使ってるのだろうという事になります。

これに加えて、世界の秘密について知っているのがシャルスだけという事もあって、さらにシャルスが中心に。

ここまでくると裏主人公といってもいい気がしてきました。

世界平和と引き換えた偽りの世界史

世界の秘密が世界平和を保つためのものというのはわらかないでもないです。おそらく年代的には全世界の人口は100億人近くはいたと思われるので、その半数が亡くなったという事は50億人が死ぬという世界の歴史でもないような悲惨な出来事ではあったと思います。

とはいえとはいえ、残りの50億人の人たちが偽の歴史を紡いでいくというのはかなり無理のある話。たとえボリーナの言う「国と言語が統一されたことがおおきいわね」とはいえです。

あの「機動戦士ガンダム」のコロニー落としではこれに匹敵する人口が失われる訳ですが、世界平和とは真逆の方向へ向かっているので、たとえ世界人口の半分が亡くなるという凄惨な出来事があったとしても難しい事だったろうとは思うのです。

もし、仮に大人たちが偽の歴史を遂行しようとしても、難しいのは生き残った子供たちをどうするかでしょうね。物心つくかつかないかくらいの次期の経験だとすれば、その事をなかったことにするという歴史改ざんに疑問を持つ大人が育ってもおかしくないでしょうから。

そして100年という年月は長いようで短く、例えば今年2018年の100年前の1918年にはまだ幕末を生きた人たちが存命であったりする訳なのですから。

いろいろ考えると、偽の歴史を作るという事がどれだけ困難な事であったろうと想像出来るわけです。しかし、今の日本でも実は明治以降であったり、戦後に広まった事があたかも日本の伝統のように思われている事が多々あるという事を考えると必ずしも無理な事でもないのかもしれません。

彼方のアストラ 年表

冒険の日々が支えた成長とこれから

クローン密造による若返り計画。彼らはその事がきっかけで葬られようとした訳ですが、事の顛末がわかったところで彼らを訴えるという事は、これまでの育ての親だったり、これまでの家庭環境がなくなるという事になります。

本来ならば高校生である彼らにとっては凄くこれからの人生にとって大変な事になるわけなのですが。ただ、元々クローン密造を企むくらいの人たちのクローンなので、個々のスキルが高かった事。そして、今回の遭難とサバイバルによって彼らが自立出来るだけの力が出来た事。

さらには、この冒険で得た結束力もあって、精神的にもそこまで苦ではない状況だったというのが大きいのかなと。

最後に繋がる表紙

単行本の表紙は、毎回違うキャラが登場していたのですが、最終巻の5巻でシャルスが登場するように最初から仕組まれていたのだなと結末を知っていると思いますね。

最終巻のシャルスのみが後ろ姿での表紙になっていて、シャルスに手を差し伸べている画となるわけです。表紙にシャルスが登場していない事でも、シャルスが刺客であるか、あるいは重要な人物であるというのは想像出来なくはないのですが、あらためて見るとそういう事だったのかという繋がりのある表紙シリーズでした。

刺客であったシャルスですが、この絵を見ているとシャルスに手を差し伸べていていて、彼を助けようとしているようにも見えます。最初からクローンの事や、世界の秘密を知っていたシャルスですが、一方では王の意思が絶対という環境で育ってきた彼はは誰よりも世間知らずでもあった訳です。シャルスを救ったのはカナタであり、アストラ号のクルー達全員なのですよ。

次なる新作に期待

連載を終えた直後のツイートですが、篠原健太先生にとっても新しい挑戦だったようですね。

代表作でもあったSKET DANCEとはまた別の新境地を開拓した篠原健太先生ですが、隔週連載である事で得られたクオリティもありますが、逆に週間連載に戻る苦しさも語っています。

週間連載に戻ってきてほしいなという部分もありますが、一定のクオリティが維持されるのなら、隔週連載や月イチ連載でも構わないとも思います。また、新しい作品で帰ってくるのを楽しみにしたいと思います。。

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