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実写映画版「いぬやしき」をアマプラで観てみたよ



いぬやしき

GW中、アマプラで映画「いぬやしき」を観てみました。

アニメは最初の1話を観たあと、録画忘れてて観なかったんで、ほぼほぼ初見という事になります。

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じじいと高校生

わかりやすいほど対象的な2人が同じ能力を持ったらどうなるのか。宇宙人の事故によって、機械の体に生まれ変わってしまった犬屋敷壱郎と獅子神皓。片方は、たしかに年ではあるがすでにお爺さんといった風貌のサラリーマン。片方は、正義感のある高校生。

同じ能力をもっていたとはいえ、獅子神の方が自分の能力を早くに使いこなせていたのは、若者らしいところではあるかなと。まずは何が出来るかという発想から自分の体の事を知っていくあたりは、犬屋敷とは違うわけですな。

犬屋敷は機械の体でどうこうしようというのは最初は思ってなくて、偶発的に治癒能力に気づいて人のために使っていた。発端が違っていたというだけで、こうも違う事になる。同じ能力を持っていても、使う人が違えばその能力は兵器にもなれば夢の装置にもなりえるというところ。

犬屋敷は、木梨憲武でしたがしっくりくるといえばしっくりくるし、そうでもないかなとも。どうしても木梨が老けメイクをやってしまうとコントっぽい雰囲気にもなってしまうのが微妙な感じに写ってしまったんでしょうね。

獅子神役は佐藤健。気がつけばいつのまにかアクションもこなせる役者になったなぁ。こういうちょっと悪役っぽい役もこなせるのだなぁ。

いじめられっ子と正義

獅子神がした事といえば、いじめられっ子だった安堂を救って、いじめっ子たちを懲らしめたところ。そこまでは、やりすぎたところはあっても許容範囲だったのだろう。映画版では別れた父親の家で、その子供らに指先を向けるがここではとどまっていたのに。犬屋敷とは違う意味で感受性が強すぎるのか、人の喜んでいる声や幸せそうにしている声だけが聞こえてきてしまうのは、獅子神の心の弱さだったのでしょうね。もっとも、機械の体になったあとに心ってなんだろうって話でもありますが。

獅子神のやっていた強行に対して安堂はきっぱりと絶交したし、犬屋敷の力をかりて獅子神を止めようともしていた。いじめられっ子ではあった彼だけども、獅子神という親友は色んな意味で大きな存在となってしまった感がありました。獅子神以外に同じような能力をもった犬屋敷に気づいたり、能力の使い方を教えたり、いろいろと凄い存在感でした。

ヒーローと悪魔

犬屋敷は別にヒーローになろうだなんて考えていたわけではないと思うんですけどね。陰ながら少しでもたくさんの命を助けたらという感じだったと思うんですよ。獅子神の存在を知るまではね。獅子神ほど能力を使いこなせてはいなかったとも言えるけど、先に弱点に気づいたりといったところの優位性はあった。犬屋敷はただ獅子神を止めたかっただけだし、家族を救いたかった。獅子神から言わせれば、じじいがヒーローという事なんだけども。

獅子神は自らがやらかした殺しが発端とはいえ、母親が自殺し、しおんが殺されるという過程で、自分以外の日本人を全員殺さなきゃって考えてしまうんだな。その発想の突飛なところは、彼が高校生というところの未熟さなんだろうけども。先に進めば進むほど取り返しのつかない自体になっていくのに、どこまでいっても止まらない。映画版では最後生存が確認されたものの、その後の消息は不明といった状態でした。原作及び、アニメではまだ先のストーリーがあったようですが。

観終わったあと

犬屋敷の正体を知ってるのは結局娘だけってのもあるけど、最後はいつもの日常に戻るってのが普通なら平穏なはずなのに、犬屋敷家だと別な感じになってしまうのですよね。ヒーロー役なはずの犬屋敷なのに、なんか親近感が持てないので微妙な感じで終わってしまったなぁというのがありました。

獅子神の方は、安堂のところにあらわれて、それっきり行方をくらますという形だったので、このまま終わっていいのかなというところもありましたし。なんとなく、すっきりとしない終わり方だったかなという気がしてます。あそこまでやった獅子神が生き残ってそのままなのかってのもありましたし。

作品としては面白かったとは思うのですが、どうも腑に落ちない終わり方だったので、すっきり感がなかったのが少しだけ残念でした

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