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西郷どん 最終回 「敬天愛人」ネタバレ感想 ここらでよかろかい



西郷どん 明治編

大河ドラマ「西郷どん」最終回の感想です。

最終回 「敬天愛人」

あらすじ

明治37年、西郷菊次郎(西田敏行)は、父・西郷隆盛の死を語り始める。時代に取り残された侍たちをいっしょに連れて行ってしまったのだと。

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隆盛(鈴木亮平)は、糸(黒木華)、菊次郎(西田敏行)を残して一路鹿児島へと向かった。菊次郎たちは、その後かけつけた従道(錦戸亮)に保護される事となる。

西郷軍は、険しい山道を通り抜け鹿児島へとたどり着いていた。かつて、仲間たちと桜島を臨んだ城山へとたどり着いたのだった。

糸と菊次郎は、従道と共に西郷家へと帰ってきていた。隆盛を助けてほしいと頼む園(柏木由紀)たちだったが、従道はそれはできないとする。西郷家の皆からとがめられるが、糸は従道を責める事はなかった。糸は、従道より隆盛が城山にいる事を知らされる。覚悟はできているという糸。従道もまたそうであった。

鹿児島へたどり着き士気があがる西郷軍であったが、次第に政府軍の火力の前に劣勢を強いられてしまう。隆盛らは、城山の洞窟に身を寄せ合っていた。
政府軍は、一気に総攻撃をしかけるか迷っていた。山県有朋(村上信五)は、隆盛の事を案じ迷っていたのだった。川路利良(泉澤祐希)は、ならば降伏をよびかけ、隆盛らには腹を切ってもらう事で解決しようとしていた。賊軍のまま死なせてしまってはいけないと。そこへ、利通(瑛太)より電文が入ってきた。
西郷軍への総攻撃を始める司令が届く。だが、午後5時までに降伏すれば、隆盛の命だけは助けるというものだった。従道よりこの報せを受けた隆盛。桐野利秋(大野拓朗)たちは、隆盛が助かる事を望んだが、隆盛は皆と共に死ぬことを決断するのだった。

期限となる17時を過ぎて西郷軍の降伏の連絡は入らず。東京にて、博覧会を実施していた利通の元にこの連絡が届く。皆の前で演説をしていた利通だったが、隆盛の最後を悟り言葉を詰まらせて、その場を去ってしまうのだった。

翌朝4時、政府軍は西郷軍への総攻撃を始めるのだった。隆盛らは一斉に打って出るが、政府軍の弾丸に次々と散って行くのだった。孤軍奮闘する、桐野も盟友・川路の銃弾を受けて倒れる。傷を負っていた新八(堀井新太)は、自らの腹に刀を刺し絶命する。そして、隆盛も銃弾を受けて倒れるのだった。

利通は、戦が終わったと帰宅するのだったが、満寿(美村理江)より吉之助の事を尋ねられると、一気に泣き崩れてしまうのだった。

隆盛の死を、慶喜(松田翔太)や勝(遠藤憲一)らが惜しむのだった。西郷家では糸が、亡き隆盛の言葉を伝えていた。そして、隆盛は弱き者によりそい、共にいく、ふっとかものだったと話すのだった。

そして、翌年、利通もまた紀尾井坂で刃を受けて絶命するのだった。利通は、かつて吉之助が一蔵を迎えにきたときの事を思い出すのだった。

感想

西郷隆盛は、なぜ立つ事を決意したのかという事を考えたときに、まさに今回言っていたとおり自らの命とともに武士の世を終わらせる決意をしたのだなと。西郷隆盛が生きている限り、世の士族たちはまた反乱を企てるだろうと。自らが死ぬ事によって、士族の時代は終わったという事を世に知らしめるというつもりだったのだという事でしょう。

その事は、大久保利通もわかっていたのかもしれない。それでも、総攻撃の前に猶予の時間を作ったのは、隆盛が言うまでもなく甘いなあと思うところ。誰よりも吉之助の事を理解していた利通だからこそ、生きていてもらいたいたいという思いが捨てきれなかったのでしょうね。隆盛の死を知らされたときの気持ちはどんなだったのか。張り詰めた思いが、吉之助の名を聞いた事によって溢れ出てしまったのでしょうね。

最後は、隆盛だけじゃなくて大久保利通の最期まで描くとは。結局、少し先にいった隆盛を追いかけるように、利通もまたこの世を去ってしまいました。もっとも、自らのなすべき事を全うしたという思いで亡くなった隆盛に比べると、利通はまだまだやり残した事があるという無念の死であったと思いますが。

もう登場シーンはないかと思われていた慶喜や勝が見れたのはよかったですな。そして、愛加那もまた。愛加那が、このタイミングで隆盛の死を知ったとは思えませんが、息子の菊次郎が愛加那を何度か訪ねていたようなので、いずれは隆盛の死を知ってはいたのでしょうけど。

その隆盛の死。史実では、別府晋介に介錯されて死んだとようなので、ドラマのように青空を眺めながらの死ではなかったとは思います。「ここらでよかろかい」をやりたかったんだろうなとは思いますが。さすがに、最終回で隆盛の首が転がるのは無理でしたね。

大河ドラマは、これまで戦国モノばかり観てきていたので、幕末ものは初めて観たのですが、なんだかすごく辛い気分になりますね。今回は西郷隆盛が主人公でしたが、誰が主人公となっても、辛い最期になるような気がします。戦国時代は、いわば日本統一戦であり、それに向かっていく事になる訳ですが、幕末そして明治維新は旧時代である武士の世を終わらせる戦いです。長州征伐、戊辰戦争、そして西南戦争と、内戦でここまでの死者を出さねば変われなかったものかとも思いますが、多かれ少なかれ急激な変化は犠牲を伴わなければならなかったのだろうなとも思いますが。

「西郷どん」は、賛否が大きく分かれていた作品ではありますが、個人的には好きでしたよ。鈴木亮平、瑛太らの役者陣が素晴らしかった事。もう、西郷隆盛にしか見えなかったもの。その代わり、歴史的背景などの描写には欠けていた部分があったのは確かだと思います。西南戦争もどちらかというと駆け足になってしまいましたからね。最終回としては、ちょうどいい終わりかただったのかなと思います。

ここらでよかろかい。

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