2014年 総括 ジェフ千葉 シーズン後半
2014年シーズンの振り返りのジェフ千葉編。シーズン全体の振り返り、後半戦。第22節からを振り返ります。
乗り切れないリスタート
鈴木監督解任からの2試合は関塚監督が合流しておらず、斉藤TDが監督代行として指揮を執りました。この2試合、アウェイの大分トリニータ、栃木SC戦を2連勝で乗り切ります。
関塚監督のリーグ戦初采配となったのは苦手のV・ファーレン長崎戦でした。長崎相手に押し込む流れもありましたが、先制点を許してしまいます。それでも、追いついて、最後は勝ち越せなかったものの引き分けに持ち込みます。
平日開催となったホームのモンテディオ山形戦は2-0と快勝し、関塚監督のリーグ戦初勝利となります。続く、アウェイの湘南ベルマーレ戦は、ホームでのリベンジとまではいかず1-1の引き分けに終わります。それでも、粘り強く食らいつくことは出来ました。
ここから、なかなか結果がついていかず、乗り切れない流れが続きます。ホーム横浜FC戦では、またもスコアレスドローとなり、アウェイ熊本もスコアレスドロー、さらにアウェイのファジアーノ岡山戦では0-1と関塚体制で初黒星を喫します。
一進一退
ホームの水戸戦はなんとか勝利したものの、相手に押される展開が長くなりました。続く、アウェイの京都戦はドローと終わり、ホームでの北九州戦となります。
J1ライセンスがないため、プレーオフには出れない北九州ですが上位の相手をたたいておきたいところでしたが、逆に黒星を喫してしまいます。ただ、オナイウ阿道にJ初ゴールが生まれました。
ここで、中盤に町田や勇人が起用され始めます。岐阜戦では、これが機能したもののの1得点しか奪えずかろうじての勝利となりました。ここから連勝していきたいところでしたが、アウェイの愛媛戦、ホームのヴェルディ戦とドローが続きます。
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- 2014年 J2 第32節 ジェフ千葉vsFC岐阜 躍動した中盤も1-0辛勝
- 2014年 J2 第34節 ジェフ千葉vs東京ヴェルディ 痛いスコアレスドロー
連勝からの逆転3位
ここまで、関塚体制になってからも勝ちきれない試合が続きましたが、転機となったのはホームの福岡戦でした。森本の得点で先制すると、2点を追加して3-0と快勝します。
アウェイの札幌戦でも勝利すると、続くホームの大分戦でも粘り強く勝利します。アウェイの群馬戦では、先制される苦しい展開ながらも終盤に逆転して4連勝を飾ります。
4連勝の勢いで臨んだ、ホームの磐田戦はジェフの勢いが上回るものの、勝ちきることは出来ず引き分けに終わります。チームの勢いとしてはジェフの方が上回っていただけに勝ち切りたい試合でした。
アウェイの松本戦で敗れて少し勢いが落ちたものの、富山、讃岐に粘り強く勝利して、最終節で磐田を逆転して3位でJ1昇格プレーオフを迎える事になりました。
この頃は、終盤で追いついての逆転勝利など粘り強く勝ちきるサッカーができていました。チームとしての勢いもありました。
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- 2014年 J2 第37節 ジェフ千葉vs大分トリニータ 森本弾で3連勝
- 2014年 J2 第38節 ザスパクサツ群馬vsジェフ千葉 起死回生の逆転勝利
- 2014年 J2 第39節 ジェフ千葉vsジュビロ磐田 悔しい引き分けに成長を感じる
- 2014年 J2 第41節 ジェフ千葉vsカターレ富山 負けられない一戦での勝利
3年連続 プレーオフ敗退
3位でフィニッシュとなったジェフは、北九州がプレーオフに出場できないため、準決勝が免除されモンテディオ山形との決勝を迎えます。
山形は、天皇杯、プレーオフ準決勝と勢いをつける勝ち方でここまで来ており、なんとか勢いを止めたいところでしたが、先制点を許してしまいます。
結局、最後まで1点が奪えずに、3年連続でプレーオフ敗退となってJ1昇格を逃してしまいました。
乗り切れなかった1年も終盤で躍進
鈴木監督の2年目となりましたが、そのアドバンテージがあまり生かされなかった印象があります。
移籍した、両SBだけでなく、ほかのポジションも新しい選手を起用してきたことで、全体としてチームを作り直さなければならなくなりました。
ケンペスもトップパフォーマンスではなく、森本もなかなか乗り切れなかった事もあり、得点も伸びなかった事も影響しました。
湘南戦での大敗などもあり、全体的に乗り切れないままシーズンが過ぎてしまった感があります。
関塚監督に代わって、改善の兆しはあったものの、なかなか連勝というところまではいきませんでした。もともと、夏場に弱いというここ数年の弱点もあり監督交代の成果が中々出てきませんでした。
それでも、終盤は連勝する事も出来て、順位も上昇し3位でのフィニッシュという事になりました。
井出やオナイウ阿道がリーグ戦で活躍できるようになった一方で大塚は途中から試合に出れなくなり、佑昌も怪我の影響もあり戦列を離れる時間が長くなりました。
また、序盤戦で右SBがなかなかきっちりハマらず、最後は山口慶が右SBを務めることになりました。ここのポジションが安定しなかった事も、苦しいところでした。
2015年シーズンは若返りが進み、関塚体制も強化されることとなりました。2014年シーズンの主力も残っており基盤は出来ていますから、ここからどこまで上積みできるかでしょう。
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