ドイツ女子vsなでしこジャパン 高く大きなドイツの壁

なでしこジャパンの欧州遠征第2戦 ドイツ女子代表vsなでしこジャパンの試合をNHK BS1の生中継で録画観戦しました。
ドイツ女子代表とは昨年のアルガルベカップ以来の対戦です。
試合経過
なでしこジャパンの先発はGKに福元、CBに岩清水と熊谷、右SBに有吉、左SBに田中明日菜、ボランチに宮間と阪口、右SHに安藤、左SHに川澄、2トップに大儀見と大野という布陣。宮間が出場停止から明けてボランチとして先発。左SBに田中明日菜を起用してきた。
立ち上がりからドイツがペースを握る展開に。ドイツの前への圧力でなかなか反撃できないなでしこ。
前半7分、大儀見からのボールを受けた安藤がようやくシュートまで持ち込む。
ドイツが優勢に試合を進める展開が続くが、なでしこも徐々にチャンスが作れるようになる。
宮間のFKなどチャンスはあったがゴールには繋がらず。
逆に前半17分、ドイツのマイヤーがカットインしてのミドルシュート。これがゴール左上に突き刺さり、ドイツが先制する。GKの手もとどかない見事なシュートだった。
この後、再びドイツが攻勢に出る。FKもチャンスも含め、シュートの嵐となるがなんとか耐え忍ぶ。
前半30分を回って、ようやくなでしこもボールをつなげるようになる。
前半39分、なでしこの攻撃、宮間に戻したボールから裏へ通すロビングのボール。大儀見がキープして大野へ。大野のシュートはGKが触るがそのままゴールに吸い込まれる。なでしこが1-1の同点に追いつく。
この後、なでしこがペースを握りかけるが前半はこのまま1-1で終了となる。
後半の頭、ドイツにPKを与えてしまう。これを難なく決められて2-1と勝ち越しを許す。
なでしこも反撃に出るが、ドイツの攻撃の時間が長い。
再三のCKのチャンスは、よく守ってはいたが自陣に釘付けになってしまう。
後半12分、ようやくボールをまわして、最後は大儀見のシュートまで持ち込む。
さらに、後半13分、なでしこのFK。宮間のキックはポストに当たるものの、こぼれ球を大儀見が押し込んでゴール。なでしこが再び2-2の同点に追いつく。
それでもドイツの攻勢はやまず。ドイツが再三のチャンスを作り出す展開が続く。
後半26分、大野に代えて丸山を投入する。
さらに、後半29分には田中明日菜に代えて宇津木を投入する。
ドイツの攻勢のなか、なでしこもセットプレーのチャンスをつかむが物にできず。
後半42分、ドイツの波状攻撃からゴールを決められて3-2とリードを許す。
後半42分、安藤に代えて岩渕、阪口に代えて上尾野辺を投入する。
アディショナルタイムには丸山が相手を倒してしまいPK。これを決められて4-2とリードを広げられる。
FKのチャンスもゴールを奪えず。このまま4-2の敗戦となった。
戦評
現時点での力の差がはっきりと出たゲームだったと思う。U-20W杯でもドイツには完敗しているが、上の年代でもやはり同じようにやられてしまった。
ドイツはEUROを控えた直前の試合という事でかなりチームとして出来上がっている印象。
なでしこの方は、メンバーこそ2011年W杯や2012年ロンドン五輪組が大勢を占めていたが、チームの完成度はむしろ落ちてるという印象だ。
ドイツの方はW杯時から若返りを図っているようで、スピード、パワーとなでしこを圧倒していた。なでしこは受け身に回ってしまうとなかなか反撃に転じる事が厳しい状況だった。
なでしこの流れになった時間は、中盤での守備が機能していて、ドイツに前を向かせないようにしていた。結局、最後はドイツの勢いに飲まれてしまったが、次回のW杯で連覇を狙うなら超えなければならない壁であり、何度でも挑戦したい相手だと思う。
若手中心で臨んだアルガルベカップはともかく、この3連戦でもまだ昨年までのパスワークは戻ってきてないなという印象で。守備もハマっていないという印象がある。
ロンドン五輪以降の半年のブランクがあった事もあって、代表としての活動がなかった事もあり、もう少しいい状態になるまで時間がかかりそうだ。
この後は、東アジアカップでアジア勢との戦いとなるが、W杯王者、ロンドン五輪銀メダルという事で、アジアでは負けられない。
もう一段階ギアを上げて、徐々に以前の状態に戻していかなければならない。アルガルベでは不発に終わった新しい人材の発掘も半ばだが、まずはチームのベースを一段階あげないという大会になりそうだ。
-
2018年11月12日
なでしこジャパンvsノルウェー女子 若手が躍動し快勝締め
なでしこジャパンvsノルウェー女子代表の試合をテレビ観戦しました。試合は、横山の直接FKで先制すると、岩渕が追加点。さらに、後半にも岩渕がゴール。籾木がダメ押しの4点目を奪い、1点を返されたものの4-1で快勝しました。 -
2018年04月21日
女子アジアカップ2018 決勝 オーストラリア女子vsなでしこジャパン 横山弾で連覇
女子アジアカップ2018 決勝 オーストラリア女子代表vsなでしこジャパンの試合をNHK BS1の中継をテレビ観戦しました。試合は、オーストラリアの攻勢に苦しんだものの、後半に横山のゴールで先制し1-0で勝利し女子アジアカップを連覇しました。 -
2018年04月18日
女子アジアカップ2018 準決勝 中国女子vsなでしこジャパン 3発快勝で決勝へ
女子アジアカップ2018 準決勝 中国女子代表vsなでしこジャパンの試合をNHK BS1の中継をテレビ観戦しました。試合は、前半に岩渕のゴールで先制すると、後半に横山の2得点で突き放して1-3で勝利しました。 -
2018年04月14日
女子アジアカップ2018 オーストラリア女子vsなでしこジャパン W杯出場権獲得
女子アジアカップ2018 オーストラリア女子代表vsなでしこジャパンの試合をNHK BS1の中継をテレビ観戦しました。試合は、後半になでしこジャパンが先制するも試合終了間際に追いつかれる。その後は、両者引き分けでよしとし1-1の引き分けに終わった。 -
2018年04月12日
女子アジアカップ2018 韓国女子vsなでしこジャパン スコアレスドローでW杯出場はお預け
女子アジアカップ2018 韓国女子代表vsなでしこジャパンの試合をNHK BS1の中継を録画してテレビ観戦しました。試合は、後半の猛攻も得点が奪えず。スコアレスドローに終わりました。


2025年 J2 第37節 大分トリニータvsジェフ千葉 ウノゼロ勝利で最終節に繋ぐ
2025年 J2 第36節 ジェフ千葉vs藤枝MYFC 痛すぎる引き分けで1歩後退
2025年 J2 第31節 ジェフ千葉vsロアッソ熊本 2度追いつくも引き分けに終わる
2025年 J2 第28節 ジェフ千葉vsヴァンフォーレ甲府 逆転勝ちでフクアリ連勝
2025年 J2 第26節 ジェフ千葉vs徳島ヴォルティス 接戦を制して連勝
2025年 J2 第24節 ジェフ千葉vsいわきFC 椿、日高で逆転も守り切れずドロー決着
2025年 J2 第22節 ジェフ千葉vsサガン鳥栖 悪夢の3連敗
2025年 J2 第21節 カターレ富山vsジェフ千葉 覇気なく連敗で3位転落
2025年 J2 第20節 ジェフ千葉vsジュビロ磐田 後半戦 痛恨の敗戦スタート
2025年 J2 第18節 ジェフ千葉vsレノファ山口FC 優勢に試合を進めるもスコアレスドローに終わる


ドイツ女子vsなでしこジャパン 高く大きなドイツの壁