なでしこジャパンvsノルウェー女子 若手が躍動し快勝締め

なでしこジャパンvsノルウェー女子代表の試合をテレビ朝日の中継でテレビ観戦しました。
今年は、アジアカップ制覇、アジア大会優勝とアジアで復活の狼煙をあげましたが、来年の女子W杯へ向けて本格的な強化が始まろうとしています。
試合展開
なでしこの先発は、GKに山下、CBに熊谷と市瀬、右SBに清水、左SBに鮫島、ボランチに宇津木と三浦、右SHに中島、左SHに長谷川、2トップに岩渕と横山となりました。
まずは前半3分、右から清水のクロスに、長谷川がシュートも上に外れる。対するノルウェーは、前半8分、カウンターから持ち上がってシュートに持ち込むが山下が抑える。
なでしこは前半9分、岩渕が左に展開して、長谷川がカットインからのシュートもGKがおさえる。前半14分には、左からのクロスに中島が合わせるが、シュートは右に外れる。
前半16分、なでしこはゴール前でのFKを得る。横山が直接狙って、壁の右を巻いてゴール右隅に吸い込まれる。なでしこが先制する。
ノルウェーは、前半18分にCK。ヘディングで当てるが、これはファウルを取られる。
なでしこは前半26分、長谷川からのボールを受けた中島がシュートも枠を外れる。前半27分には、長谷川の縦パスを受けた岩渕がニアを狙ったシュートが決まって2-0とする。
その後は、ノルウェーの反撃にあい押される展開が続く。山下のファインセーブもあり、これをしのぎきって前半を終える。
ハーフタイムに宇津木に代えて長野を投入する。
後半始まって序盤は、ノルウェーが連続してCKからチャンスを作るが、ここはなでしこが粘って得点は奪わせず。凌ぎきります。
なでしこは後半9分、中島がキックフェイントからのシュートもGKが防ぐ。直後の後半10分、ノルウェーの攻撃。シュートに持ち込まれるが山下がキャッチする。そして、今度はなでしこの攻撃となり、長野から中島へパス。中島が右サイドから折り返したボールがファーの岩渕が押し込んでゴール。3-0と突き放します。
後半11分、なでしこは岩淵に代えて菅澤、横山に代えて樅木を投入します。籾木が右に入って、中島が左。三浦がアンカーに入ってISHに清水と長野、トップに菅澤という布陣となります。
後半13分、ロングボールから鮫島がワンタッチでループ気味に狙うがわずかに上に外れる。ノルウェーは後半14分にCK。ヘディングは右に外れる。
後半18分、長谷川からのパスを受けた籾木がカットインからのシュート。これが決まって4-0とします。
さらになでしこは後半23分、ボールを回して、最後は中島がシュートもGKが防ぎます。後半24分には、長谷川からの縦パスを受けた菅澤がシュートもGKが防ぎます。その後CKのチャンスを立て続けに迎えるもののゴールは奪えず。後半33分には、中島からのパスを受けた菅澤がシュートも、ゴールイン直前にクリアされます。
後半33分、なでしこは、長谷川に代えて阪口、中島に代えて宮澤を投入します。
なでしこは、後半34分にCK。ニアで長野が合わせるが枠には飛ばせず。後半35分、市瀬に代えて有吉を投入。有吉が左SBに入って、鮫島がCBに回ります。
後半36分、ノルウェーのCK。こぼれ球からのシュートを決められて4-1とされます。
試合は、お互いにチャンスはあったものの追加点は生まれず。4-1でなでしこジャパンが勝利しました。
戦評
若手との融合が進むなでしこジャパン。強かった頃のなでしこジャパンを彷彿させるくらいにパスがよく周ります。元々技術の高い選手が多かった前回のU-20W杯組が主力として定着。2011W杯優勝経験者の熊谷、鮫島、宇津木、岩渕といったメンバーが中核として入って、チーム構成としてもバランスの良さを感じさせます。
高倉監督就任後、割とメンバーを頻繁に代えていた事で、コンビネーション的なところがなかなかうまくいかない事が多かったのですが、主力メンバーが固まってきて、パスワークであったり、守備であったりするところの安定感が出てきました。今年のU-20W杯の優勝メンバーも加わって、さらなる競争が始まろうとしています。
この試合には出場しなかった、川澄や田中もいて、層は厚くなってきたなという気がします。当初は、フィジカル面で中々良さを出せなかった若手も、この試合ではまるで意に介す事なくプレーできていたのは大きいかなと思います。来年のW杯に向けては、さらに色んなタイプの試合を重ねて経験を積んで準備をしていってもらいたいなと思います。
2011年以来のワールドカップ優勝は1つの目標ですが、強いなでしこジャパンが戻ってきたというところを見せてもらいたいですね
[公式記録]
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2018年04月14日
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