なでしこジャパンvsイタリア女子 W杯前最終戦に勝利

なでしこジャパンのW杯前の最後の一戦、イタリア女子代表との試合をTBSの中継を録画してテレビ観戦しました。
これが女子ワールドカップ前最後の親善試合となります。
試合展開
なでしこの先発は、GKに海堀、CBに岩清水と熊谷、右SBに近賀、左SBに宇津木、ボランチに澤と阪口、右SHに川澄、左SHに宮間、2トップに大野と大儀見という布陣でした。
開始早々の1分、なでしこのCKのチャンス。阪口が競って、こぼれたボールに宇津木がシュートも跳ね返される。ここからイタリアがカウンターをしかけるが、これは防ぎ切る。
さらに、イタリアの攻撃はシュートまで持ち込まれてしまうが枠は外れる。
前半4分、大儀見へのスルーパスから折り返して大野がつないで、宮間がミドルシュートもバーの上をこえる。
逆に6分、イタリアが右サイドからクロスをあげてヘディングも枠を外してくれてたすかる。このCKは、しっかりと跳ね返す。
前半9分、大野が左サイドを突破しておりかえすが跳ね返される。このボールをひろってクロスをあげる。最後は大儀見にわたるがオフサイドになる。
前半13分、川澄から澤、近賀とわたり、戻したボールを澤から川澄へ。川澄が突破しておりかえすがクリアされる。
ここから、イタリアが立て続けにチャンスをつくる展開となり、おされ始める。
イタリアのCKのチャンスはしっかりと防ぎ切る。
前半25分、大儀見が右サイドから思い切ってシュートも枠を外れる。
さらに、大野から大儀見に渡ってシュートも防がれる。
大儀見が抜け出して折り返したボールに宮間がシュートも枠を外れる。
前半35分、宇津木が左サイドを突破して、大野へ。大野のクロスはクリアされるが、再び大野のもとに戻ってくる。大野が戻したボールに澤が詰めるがシュートは防がれる。
ここから、なでしこが連続してCKのチャンスとなるがゴールは奪えず。
結局、前半は得点生まれず、0-0で折り返す。
なでしこは、川澄に代えて菅澤を投入する。大野が右SHに回って、大儀見と菅澤の2トップとなる。
後半、なでしこが主導権をにぎるものの、なかなかチャンスとならない。
それでも後半8分、ボールがつながり、最後は宇津木のクロスから大儀見がうまく足をのばして合わせてボールを枠に飛ばす。これが決まって、なでしこが先制する。
さらに、大野が右サイドからクロスをあげ、大儀見が狙うが、わずかに合わず。
イタリアのCKはしっかりとクリアする。
後半12分、宮間が右サイドからクロスをあげて大野が反応するが、わずかに届かず。
後半16分、宮間のパスに菅澤が反応するが先にGKが抑える。
後半17分、澤に代えて鮫島を投入する。宮間がボランチに回って、鮫島が左SHに入る。
その鮫島が左サイドを突破して折り返し、波状攻撃となるが追加点は奪えず。
後半19分、イタリアが遠目からのFKもこれは跳ね返す。
後半21分、なでしこがFKのチャンス、宮間のキックは誰も触れずGKがキャッチする。
さらに、後半22分なでしこのCK。阪口がヘディングであわせるが、ワンバウンドしてバーの上をこえてしまう。
後半24分、近賀に代えて有吉を投入する。有吉はそのまま右SBに入る。
イタリアの攻撃。押し込まれる展開となるが、最後はシュートがバーの上をこえる。
後半29分、海堀に代えて福元を投入する。
なでしこがボールを支配するが、なかなかチャンスが作れない。
後半37分、大儀見に代えて安藤を投入する。
後半40分、大野が積極的にシュートを狙うがバーの上を越える。
宮間に代えて川村を投入する。
後半44分、イタリアのFK。直接狙うがバーの上を越える。
後半45分、菅澤が右サイドから突破してGKと1対1になるもののシュートを打ちきれず。鮫島に戻したボールをシュートも枠を外れる。
終了間際、イタリアにサイドを突破されてクロスを送られるが、わずかに中と合わずに助かる。
試合は、このまま1-0でなでしこが勝利した。
戦評
ニュージーランド戦よりも全体的に連動性はアップしていたものの、あまりゴールは奪えませんでした。
細かいパスミスも多く、本番までもう少し調整が必要そうです。
ただ、国内合宿で疲れがたまっている中での試合としては、まずまずの出来だったと思います。
2011年のW杯優勝メンバーに、川村、宇津木、菅澤、有吉らが、加わっていいアクセントになっています。GKも山根にチャンスが回ってくる可能性もありそうです。
一時期の悪いころよりも攻守に連動性が出てきましたが、まだまだよかったときに比べると物足りなさが残ります。
W杯本大会ではグループリーグで対戦経験のない相手の戦いという事で油断なりません。さらに、決勝トーナメントも決勝戦までは1試合多くなるという事で、連覇はずいぶんと険しい道になりそうです。
連覇という目標はありますが、まずはなでしこらしい戦いで、この大会もなでしこジャパンで一世を風靡してもらいたいところです。
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