Top > 話題別 > ユース年代高校選手権 > 高校選手権 決勝戦 市立船橋vs四日市中央 劇的勝利で市船優勝
« 高校選手権 3回戦 青森山田vs大分 鬼門の3回戦 一発に沈む | メイン | 澤穂希 FIFA女子バロンドールに選出 »
このエントリーをはてなブックマークに追加

高校選手権 決勝戦 市立船橋vs四日市中央 劇的勝利で市船優勝



第90回高校サッカー選手権

第90回高校サッカー選手権の決勝を、日テレの中継でテレビ観戦しました。

決勝は、市立船橋高校vs四日市中央工業高校の名門対決となりました。
福島県代表の尚志高校が決勝に進んだら生観戦しようと思ってましたが、ちょっとガックリきたのと、鼻風邪気味だったので生観戦はやめておきました。

市船は、千葉県代表だし、応援したいところだが、今大会一度も試合を観てないので、とりあえず様子見というところです。

試合はいきなり序盤で動いた!!四中工が粘ってCKを獲得。このCKから田村のヘッド、これは防がれるが、こぼれ球を浅野が蹴り込んでゴール。

開始1分で、四中工が先制点を上げる。

スポンサードリンク

反撃を狙いたい市船だったが、四中工は守備もいい。キーになる選手には、仕事をさせないようにしっかりと守っている。

四中工は、サイドを起点にドリブルで攻め込みチャンスを伺う展開。決定的チャンスこそなかったが、四中工が主導権を握り前半はゲームがすすんでいく。

前半を1-0で折り返した四中工だったが、後半は徐々に市船が攻撃をしかける時間が多くなる。

前半はなかなか起点になれなかった和泉のところでもボールが持てるようになる。

それでも、四中工の守りを崩せずに試合はロスタイムに突入。
市船が最後の猛攻。連続してCKのチャンスをつかむ。もう、ほとんど時間がないところだったが、土壇場で和泉のシュートが決まって、市船が同点に追いついた。

延長戦は、ロスタイムで追いついた市船に勢いがある。それでも、四中工はGKのファインセーブもありゴールを奪わせない。

四中工も、決定的チャンスを作るがゴールならず。中盤にスペースが出来てきて、お互いにチャンスを作りあうが、延長前半はゴールが生まれず。

延長後半の5分、カウンターから市船が攻め込み、和泉がスライドしながらシュート。GKが反応するも、そのままゴールに吸い込まれ、市船が逆転に成功する。

残り時間、四中工も同点のゴールを狙うが、市船の守備も固い。結局、このまま市船が守りきった。

後半ロスタイムからの逆転で、市立船橋が9年振り5度目の選手権制覇となった。

まさに劇的な試合展開となった決勝戦。ただ、試合全体としては、見るべきものが少ない試合だった。

両チームとも守備意識が高いチームではあったが、特に前半は決勝らしいハイレベルの凌ぎ合いというところまではいかなかったように思う。

四中工の方も、ドリブルでゴリゴリいく展開が多く、そこでチャンスが作れればいいが、さすがにそれだけでは厳しく追加点が奪えなかった。

市船にしてもトップの岩渕を起点にという狙いはあったが、そこで収まらないと、なんとも拙ないサッカーを展開。

後半以降は、白熱した試合展開になるが、本来なら四中工が逃げきって終わりの試合だったろう。

四中工は、1,2年生主体だったとはいえ、試合の運び方に課題の残る結果になった。

劇的な試合展開ではあったが、決勝戦のレベルとしては物足りない部分もあった試合であった。

高校チームでのトーナメント大会での優勝という事にはなるが、この2チームはそれぞれ、関東、東海のU-18プリンスリーグで6位のチームです。U-18プレミアリーグのチームは、今大会予選や早い段階で次々と姿を消し、プレミアのチームで1番勝ち上がったのが尚志でした。それも、プレミアリーグ最下位で来季は、プリンスリーグに降格するチームです。

日程などの問題もあるのだろうが、そういった力のあるチームがほとんど勝ち上がってこれないというのは、どうなんだろうか!?

一発勝負のトーナメントであり、高校サッカー特有の戦い方というのもあり、プレミアやプリンスリーグでやってるチームがやりづらさを抱えているのはあるのだろう。
とはいえ、高校のサッカー部に所属する選手にとっては、選手権は1年間の総決算でもあり、ここで力を見せたいという思いはあるはずだ。特に高3の選手は。
形式上は、ユース年代の最高峰はU-18高円宮杯であり、高校選手権は高校生チームの大会に過ぎないとはいえ、やはり選手権に影響が出るような事があるのは少々かわいそうかなと。

ただ、U-18プレミアリーグが出来たのは今年だし、日程や戦い方の変化にどう対応するのかは、これからの課題なのかもしれない。

最後に、優勝した市立船橋高校はおめでとう。四日市中央工も惜しかった。

↓ポチッっとな。
にほんブログ村 サッカーブログへ人気ブログランキングへblogram投票ボタン

関連エントリー
スポンサードリンク
follow us in feedly

ブログ内検索

PVランキング

2024-07-19~2024-07-25

    最近のエントリー

    1. 2025年 J2 第37節 大分トリニータvsジェフ千葉 ウノゼロ勝利で最終節に繋ぐ
    2. 2025年 J2 第36節 ジェフ千葉vs藤枝MYFC 痛すぎる引き分けで1歩後退
    3. 2025年 J2 第35節 ジェフ千葉vs北海道コンサドーレ札幌 5発大勝で自動昇格圏に肉薄
    4. 2025年 J2 第34節 ブラウブリッツ秋田vsジェフ千葉 苦手のソユスタでスコアレスドロー
    5. 2025年 J2 第33節 水戸ホーリーホックvsジェフ千葉 劇的AT弾で自動昇格争いに踏みとどまる
    6. 2025年 J2 第32節 ジェフ千葉vsV・ファーレン長崎 痛恨の敗戦で自動昇格が遠のく
    7. 2025年 J2 第31節 ジェフ千葉vsロアッソ熊本 2度追いつくも引き分けに終わる
    8. 2025年 J2 第30節 愛媛FCvsジェフ千葉 呉屋のゴールでしぶとく勝利
    9. 2025年 J2 第29節 レノファ山口FCvsジェフ千葉 大苦戦の末にAT弾で痛恨の敗戦
    10. 2025年 J2 第28節 ジェフ千葉vsヴァンフォーレ甲府 逆転勝ちでフクアリ連勝
    11. 2025年 J2 第27節 ベガルタ仙台vsジェフ千葉 痛恨の失点で3連勝ならず
    12. 2025年 J2 第26節 ジェフ千葉vs徳島ヴォルティス 接戦を制して連勝
    13. 2025年 J2 第25節 RB大宮アルディージャvsジェフ千葉 国立でのリベンジ果たす勝利
    14. 2025年 J2 第24節 ジェフ千葉vsいわきFC 椿、日高で逆転も守り切れずドロー決着
    15. 2025年 J2 第23節 モンテディオ山形vsジェフ千葉 激戦制して8戦ぶりの勝利
    16. 2025年 J2 第22節 ジェフ千葉vsサガン鳥栖 悪夢の3連敗
    17. 2025年 J2 第21節 カターレ富山vsジェフ千葉 覇気なく連敗で3位転落
    18. 2025年 J2 第20節 ジェフ千葉vsジュビロ磐田 後半戦 痛恨の敗戦スタート
    19. 2025年 J2 第19節 徳島ヴォルティスvsジェフ千葉 まさかの打ち合いも決着つかず引き分けに
    20. 2025年 J2 第18節 ジェフ千葉vsレノファ山口FC 優勢に試合を進めるもスコアレスドローに終わる

    アーカイブ

    J2予定表

    Jリーグ 順位表

    おすすめ

    • Powered by Movable Type 6.3.6