日本vsベネズエラ 武藤、柴崎のゴールも勝ち切れず

日本代表vsベネズエラ代表の試合をテレビ朝日の中継を録画してテレビ観戦しました。
ウルグアイ戦からメンバーを入れ替えるとの事で、どういうメンバーになるのか楽しみではありました。ウルグアイ戦ではゴールがなかったので、アギーレ体制での初ゴールが欲しいところです。
試合展開
日本の先発は、GKに川島、CBに吉田と水本、右SBに酒井高徳、左SBに長友、アンカーに森重、CMFに細貝と柴崎、右FWに本田、左FWに柿谷、トップに大迫という布陣でした。
試合開始早々、日本はボールカットから柿谷、本田と繋がりミドルシュートもバーの上に外れます。
これで勢いに乗りたいところでしたが、ベネズエラが遠目のFKからゴールを遅いひやりとします。
日本が積極的にボールを奪う姿勢を示しますが、なかなかチャンスに繋がりません。それでも、前半10分ワンツーから柿谷が抜け出すものの、ボールが長くなり相手GKがキャッチします。
その後、ベネズエラがミドルシュート、さらにはCKとして攻めこまれます。
日本がボールを繋いでいくものの、サイドから長友がクロスにもちこめず、逆にファウルとなってしまいます。
その後は、両者攻めの姿勢を示すものの、膠着状態となります。
そんな中、前半23分、柴崎のロングボールに本田がダイレクトでシュートを放つものの枠を捉えきれません。
試合は、日本のパスミスも重なって、ベネズエラに攻め込まれる展開が続くようになります。
CK,FKのチャンスはなんとかしのぎり、失点はなんとか免れるてはいるものの、なかなか攻め込めなくなります。
ようやく決定機が訪れたのは前半38分。自陣から吉田が柴崎にわたし、大迫に当てます。落としたボールに森重がワンタッチでスルーパスを送り柿谷がシュートもGKに当たってしまいゴールを奪えません。
さらに、返す刀で、ベネズエラにシュートに持ち込まれて、ペースを握れません。
前半39分、本田が右サイドから中央へボールを送ると、柴崎がワンタッチでだして、柿谷が倒れ込みながらのシュートもGKに防がれてしまいます。
終盤は、再びベネズエラに攻め込まれる展開となりますが、凌ぎ切り前半を0-0で終えます。
ハーフタイムに、大迫に代えて岡崎、柿谷に代えて武藤を投入します。
後半6分、日本はロングボールに岡崎が落としたボールに武藤が反応し、そのままゴール前まで持ち込みシュート。これが決まって、日本が先制に成功します。
その後、岡崎、本田が積極的にゴールにからんでいくものの追加点は奪えず。
前半11分、ベネズエラがカウンターからゴール前に持ち込むと、水本が倒してしまいPKとなります。
このPKを決められて、あっさりとベネズエラに追いつかれてしまいます。
後半16分、長友が中央に切れ込んでクロスをあげると岡崎がダイレクトで合わせますが枠を外れてしまいます。
さらに、柴崎がミドルシュートを狙うものの右に外れます。
後半21分、柴崎から武藤と繋がり、左サイドに流れた岡崎へ。岡崎が左サイドを突破してクロスをあげると、走りこんできた柴崎がハーフボレーで流し込んでゴールを奪います。柴崎も、代表初ゴールで2-1とリードします。
後半24分には、武藤が倒されてFKのチャンスとなります。これを本田が直接狙うものの、ポストに当ってしまいゴールならず。
後半27分、ベネズエラの遠目からのシュートを川島がキャッチしそこねて、そのままゴールに吸い込まれてしまいます。ベネズエラが再び同点に追いつきます。
この後、ベネズエラのチャンスが続くものの、凌ぎ切ります。
後半30分、細貝に代えて田中を投入します。
ベネズエラが、この後もFK、CKとチャンスを作りますが、逆転弾は許しません。
終盤、日本も何度も攻め込みチャンスを作りますが、ゴールが奪えません。
結局、このままタイムアップとなり、2-2の引き分けに終わりました。
戦評
ウルグアイ戦に続き、またしてもミス絡みでの失点となってしまいました。
最初の失点は、水本のファウルですが、あそこは足を出したくなってしまうのは致し方ないのかもしれないですが、我慢してもよかったなぁというところでした。
川島の後逸は、ブレ球だったんでしょうかね。ちょっと、目測を誤ってしまいました。遠目とはいえ、フリーでシュートを打たれてしまったのも問題ではありますが、ここは止めて欲しかったです。
ベネズエラ戦では、武藤と柴崎がそれぞれ代表初ゴールとなりました。柴崎は初出場、初得点となりました。
前半、柿谷が2度のチャンスを外したのに対して、これはインパクトの強いゴールとなった気がします。
年代的には、柿谷も大迫も、同年代ですからウカウカしていられませんね。柴崎のゴール直後のFKを外した本田の悔しがりようも、何か触発されたものがあったのかもしれません。
全体的にはベネズエラに押し込まれる時間帯もあって、難しいところはありました。ただ、実際にはこうした時間帯はうまくしのげていたわけです。失点はPKとGKの後逸ですから、もう少し注意深く守れば防げたものだったと思います。
失点には繋がらなかったものの、自陣でのパスミスからピンチとなる場面が何度もありました。ベネズエラのプレッシャーがあった事もありますが、もう少しポジショニングに工夫が欲しいところです。
あらためて、ゴールを決めた武藤ですが、FC東京でも好調で非常にボールの持ち方がいいですね。バランスがいいので、シュートまでの動作がスムーズです。ちょっと、これまでの代表にはいなかったタイプの選手だったと思います。
柴崎に関しては、これくらいやれて当然というところもあります。パスミスもあって、まだまだというところでしょうか。初キャップでこれだけやれた事を考えると、もう少しブラジルW杯前にも試してもらいたかったなという気はしました。
今のところはミス絡みの失点が多くて、まずはここを改善しないとというところです。攻撃面は、まだまだチームが立ち上がったばかりですからこれからでしょうね。
ここに、香川や内田、原口といったところが入ってきて、どうなるかというところでしょうか。Jリーグで活躍している選手が、これからも選ばれるかもしれないので、誰が選ばれるのかは楽しみです。
選手評価
GK 川島 5.5
DF 吉田 6.0
DF 水本 5.0
DF 酒井高 5.5
DF 長友 5.5
MF 森重 6.0
MF 細貝 6.0
MF 柴崎 6.5
MF 田中 -
FW 本田 6.0
FW 岡崎 6.5
FW 武藤 6.5
FW 柿谷 5.5
FW 大迫 5.5
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