2014年 J1 第4節 FC東京vs川崎フロンターレ ゴールラッシュで川崎完勝

2014年 第4節 FC東京vs川崎フロンターレをNHK BS1でテレビ観戦した感想です。
東京は、2試合連続で引き分けた後に、神戸に敗れて2分1敗です。前節の神戸戦の中継をみる限り、それほど悪いというわけではないけど、まだ新監督の戦術がハマってないなぁという感じでした。
ただ、週中のナビスコカップではベストメンバーの鹿島に完勝していて、状態は悪くなさそうです。
川崎は、後半ATでの失点で、勝ち星を逃し続けて、1分1敗と苦しいスタートとなっています。
前節の大宮戦で、大久保に今シーズン初ゴールが生まれたのは高材料です。
試合経過
前半の途中から観始めましたが、両チームとも激しい攻防となりました。
東京は、積極的に米本から両サイドの裏へパスを供給して攻め立てます。
川崎もボールを回しながらペースをつかもうとしますが、なかなかペースを掴みきれない展開です。
東京は、エドゥの力強い突破からチャンスをつくるもののゴールには至らず。
川崎は、大久保が裏へ抜けだしてチャンスとなるもののオフサイドの判定。前節で得点をあげた大久保の動きがいいです。
両チーム、得点がないまま迎えた前半31分。米本がサイドチェンジのパスをだすものの、これを大久保にカットされてカウンターとなります。大久保からのパスを左サイドで受けた小林悠がワンフェイクをいれてタイミングを外して逆サイドに流し込むシュート。これが決まって川崎が先制点をあげます。
この得点で、川崎のパス回しに落ち着きが出てきます。東京はなかなかボールを奪えない展開となっていきます。
前半のATには、東京のセットプレーからの自陣で大久保がボールを奪ってカウンターにつなげると、最後は左サイドの谷口の折り返しに、大久保が頭で押し込んで追加点をあげます。大久保は、自陣からゴール前まで素晴らしいランニングでした。
流れを変えたい東京は、後半頭から平山と河野を投入します。
後半の序盤こそ、平山にボールを合わせてチャンスを作っていた東京ですが、徐々に川崎のペースになります。
川崎のボール回しが実に落ち着いていて、ボールをなかなか失わないため、東京もなかなか攻めにいけない状況となります。
すると後半14分、またもボールを奪ってからのカウンター。小林悠のスルーパスを受けた大久保がGKとの1対1をきっちりと決めて0-3とリードを広げます。
なかなか状況を打開出来ない東京は羽生を投入するものの、流れは変わらず。
後半34分、川崎のセットプレーからの流れでクリアしきれなかった東京は、ジェシにボールを奪われてクロスをあげられると小林悠が頭で決めて4得点目となります。
結局、試合はこのまま川崎が押し気味に試合をすすめて0-4の大勝となりました。
戦評
前半は東京も悪くはなかったのですが、ミスから失点を許してしまい完全にリズムを崩してしまいました。
ただ、川崎の方はパス回しが非常にうまかったですね。見ていて惚れ惚れするくらいボールを失いません。
基本は足元へのパスが多いですが、ほとんどずれないので次への判断が速いです。ワンタッチ、ツータッチでボールを回していけるので、相手はなかなか的を絞れない状況です。
そして、それが高い位置でも出来ているところがすごいです。もちろん、東京のプレッシャーでボールを下げる事はあるんですが、それすら縦にボールを入れるための布石となっている感じすらあります。
連続してATでの失点で勝ち点を逃していた川崎ですが、さすがに大量リードで最後まで落ち着いていました。この試合に限れば、川崎の方がかなり出来がよかったと思います。
東京の方からすれば悪い失点の仕方でリズムを壊してしまいました。こういう流れでは、川崎のボール回しのうまさが際立つ展開になります。うまく、ハマった形になりました。0-0のままいったら、どうなったかわからなかったかもしれません。
ここまで勝ち星のないチーム同士の対戦ですが、やはりJ1のレベルは違うなぁと感じました。
ジェフはJ2ですが、このレベルのサッカーが出来ないとJ1では通用しないと思って、質を高めないといけないですね。
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