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U-17W杯 UAE2013 日本代表vsスウェーデン代表 圧倒的ポゼッションも高速カウンターに沈む



U-17WC 日本vsスウェーデン

U-17W杯 UAE2013 日本代表vsスウェーデン代表の試合をフジテレビの録画中継を録画してテレビ観戦しました。

試合経過

序盤から日本がよくボールを回す展開になる。三好が惜しいミドルシュートをはなつなど、日本がペースを握る。

だが、スウェーデンはカウンターが非常に速い。
さらに、セットプレーでも高さを活かしてきて押し込まれる場面もあった。

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そんな中、日本が攻めていた前半11分、スウェーデンは日本のパスをカットするとロングボールで日本の右サイドに展開。中央に折り返すと、あっさりとシュートを決められてしまい、早々に先制点を許してしまった。

時間帯が早いという事で、日本も慌てずにボールをつないでチャンスをうかがう展開。
ただ、スウェーデンのチェックが厳しく、守備が非常に固い。

さらに、スウェーデンはトップの1人を残して、残り全員がブロックを作って守る展開で、なかなか日本もチャンスが作りづらい状況となっていた。

それでも、日本がボールを持ってしかける事でチャンスが生まれる。

瓜生が倒されて、左サイドでのFK。ファーサイドを狙って折り返してという展開だったが、ボールを処理しきれず。

さらにパス回しからの中央突破で杉森がシュートに持ち込むが枠に飛ばせない。

スウェーデンは遠目のFKから放り込んできてチャンスにつなげる。さらに、ロングスローで立て続けにゴール前にボールを入れられる苦しい展開となる。
ただ、ここは日本も懸命にしのいで追加点をゆるさず

すると、ドリブル突破からゴール正面でのFKのチャンスとなる。だが、これはボールを壁に当ててしまう。

日本がボールを保持する時間が長くなる。
右サイドから石田が突破して、三好がシュート。これがゴールに突き刺さるが、ボールを受けた場所がオフサイドとなってノーゴール。

すると、ゴール前での縦パスをスウェーデンにカットされ、素早いカウンター。日本の右サイドから強烈なシュート。これはGKが防いだものの、こぼれたボールを押し込まれてしまう。前半のうちに2失点となる。

前半は2点のリードを許して終了となる。
ハーフタイム、日本は、小川と杉本が投入される。

後半早々、スウェーデンに攻めこまれシュートを許したものの、その後は日本がボールを回す展開が続く。

ゴール前を固めるスウェーデンになかなかチャンスが作れない。クロスやシュートの精度が今ひとつでゴールに繋がらない。

それでも、右サイドへのスルーパスから小川が折り返すと、このボールをスウェーデンの選手がクリアしきれずゴールに突き刺さる。ようやく日本が1点を返す。

ここから先は、日本が圧倒的にボールを支配するが、得点が奪えない。

スウェーデンは、日本のパス回しに大分体力が落ちてきて、カウンターのスピードも前半ほどではなく、日本の守備陣が対処できている。

白岡の強烈なミドルシュートや、杉本のシュートも止められてしまう。

ゴール正面でのFKのチャンスは、小川が蹴るがバーの上に抜ける。

スウェーデンはゴール前に釘付けの状態となるが、最後の最後で守りきっている。

結局、最後まで日本がスウェーデンの守りを突破できずにこのまま1-2で試合は終了する。

日本はベスト16で大会を去る事になった。

戦評

サッカーの試合ではよくある事だが、圧倒的にポゼッションしていたチームがカウンターで敗れるという事になった。

日本に取っては前半の2失点が痛すぎた。スウェーデンのカウンターが速くて、守備陣形が整う前にゴール前にボールを入れられてしまい簡単に失点してしまったのはもったいなかった。

前半はスウェーデンの選手もフレッシュだった事もあり、ボールを回していてもプレッシャーがかかっている状態でチャンスになりづらかった。

逆に、後半はスウェーデンの体力が落ちて、ボールポゼッションでそれこそ圧倒数展開となったが、自陣に引きこもる相手を攻略する事が出来なかった。

パスだけで崩しかける場面もあったが、シュートだけは相手も止めてきた。もう一工夫すれば裏に抜け出せそうな場面もあったのだが・・・。

正直言えば、もう少し彼らのサッカーを見たかったなというのはある。もっと上のレベルでどれだけやれるのかを見たかった。

とはいえ、これも経験という事になるんだろうか!?もっともっといろんなタイプのチームと戦って経験を詰めばさらに強さというところが出てくるんだろうが。

U-17日本代表での戦いはこれで終わりで、吉武監督流ポゼッションサッカーもひとまず終了。彼らのうちの相当数が再来年のU-20W杯を目指す事になるだろうが、どういうサッカーをするかは監督次第になるだろう。

吉武監督でこのまま引き継ぐというやりかたもあるだろうし、引き続き下の年代で監督をしてもらうという選択肢もあるだろうが、いずれにしろここまで完成度を上げたサッカーをどう次につなげていくかは課題になりそうだ。

97年生まれ以降は2020年東京オリンピックに出れる年代だし、この中から何人が残るのかは楽しみだ。

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