Topサッカー話 > Number 839 ドーハの悲劇から20年 今想うこと
« 2013年 J2 第38節 横浜FCvsジェフ千葉 佑昌、ケンペスアベック弾で3連勝 | メイン | U-17W杯 UAE2013 日本代表vsスウェーデン代表 圧倒的ポゼッションも高速カウンターに沈む »
このエントリーをはてなブックマークに追加

Number 839 ドーハの悲劇から20年 今想うこと



ドーハの悲劇

久しぶりにNumberネタです。Number 839は「ドーハの悲劇 20年目の真実」と題して、当時の日本代表メンバー、監督、スタッフ達へのインタビュー記事となっています。

ドーハの悲劇から20年

ドーハの悲劇があったのが1993年10月28日。あれから丁度20年経った事になります。

一口に20年と言っても、かなり反応が違っています。当時の事を鮮明に覚えている人もいれば、ほとんど覚えていない人もいますが、年月が経ってあらためて感じる事も多いようです。

スポンサードリンク

正直、当時のメンバーは覚えているようで覚えていなかったりするのですが、あらためて記載しておきます。

1994年 FIFAワールドカップ アジア最終予選日本代表メンバー

GK
松永成立、前川和也

DF
柱谷哲二、井原正巳、勝矢寿延、都並敏史、三浦泰年、大嶽直人、大野俊三

MF
ラモス瑠偉、北澤豪、福田正博、堀池巧、澤登正朗、森保一、吉田光範

FW 三浦知良、武田修宏、中山雅史、高木琢也、長谷川健太、黒崎比差支

こうやってみても、そうそうたるメンバーです。

ただ、このドーハを戦ったメンバーのうち半数近くがフランスW杯のあった1998年までに現役引退しています。さらに、日韓W杯のときには大多数のメンバーが引退していました。

おそらくドーハの悲劇がなく翌年のW杯へ行けたとしたら、ほとんどのメンバーが選出されていたでしょう。そう考えると、ドーハの悲劇からフランスW杯でメンバーに残ったのが井原と中山しかいないというのは、日本のサッカー界事自体がものすごい変革期だったということでしょう。

詳しい内容は誌面をみてもらうとして、インタビューの際に色紙に一言、ドーハの悲劇とはなんだったのかという思いを残しています。
これを見ると、20年経った今どう思っているのかが端的にわかるかもしれません。

三浦知良 「ひとつの思い出」
中山雅史 「劇薬」
井原正巳 「自分のサッカーへのモチベーション。」
ラモス瑠偉 「Começo!!(始まり)」
森保一 「強い心を与えてくれた」
高木琢也 「出発点」
福田正博 「教え」
堀池巧 「日本サッカーの通過点」
長谷川健太 「経験」
北澤豪 「ワールドカップまであと数cm!」
勝矢寿延 「透明な壁」
柱谷哲也 「前進」
大野俊三 「終わりない夢!」
吉田光範 「Kick OFF」
前川和也 「財産」
武田修宏 「人生」
黒崎久志 「維新」
澤登正朗 「サッカー人生のスタート」
三浦泰年 (インタビューなし)
都並敏史 「お国の為に行きました」
松永成立 「オフトファミリー」
大嶽直人 「お守り・魂」

なお、抜粋版ですが一部記事がNumber Webに記事が載っているようです。

<ドーハの背番号10、秘めた思い> ラモス瑠偉 「俺はオフトを男にしたかった」(1/3) - Number Web : ナンバーはてなブックマーク - <ドーハの背番号10、秘めた思い> ラモス瑠偉 「俺はオフトを男にしたかった」(1/3) - Number Web : ナンバー
<悲劇から20年、指揮官として> 森保一×高木琢也 「監督に必要なことは、オフトとドーハが教えてくれた」(1/4) - Number Web : ナンバーはてなブックマーク - <悲劇から20年、指揮官として> 森保一×高木琢也 「監督に必要なことは、オフトとドーハが教えてくれた」(1/4) - Number Web : ナンバー

ドーハの悲劇の夜に

Number ドーハの悲劇

「ドーハの悲劇」のときの自分の事を少し書いておこうと思います。当時は、インターネットもなかったので特に記録も残してなかったので。

アメリカW杯予選はほとんどリアルタイムで見たような記憶があります。最終イラク戦もテレビで観てました。

今となっては試合内容自体もあまり覚えていません。なんとなく、このままW杯に行けるんじゃないかと思ってました。

もちろん、ロスタイムに追いつかれたシーンは覚えていますが、当時の記憶というよりは繰り返し流されるVTRで刷り込まれている感じがします。

はっきりとは覚えてませんが、しばらく呆然としていた記憶があります。
しばらく経って思ったのは、次のW杯まで長いなぁと思ったくらいでしょうか。

今になって考えると、フランスW杯予選のときのなんとも言えない熱狂は、ドーハの悲劇があったからこそかもしれませんね。W杯への渇望というものが溢れていました。
今でも代表の試合は人が入ってますが、当時の会場の雰囲気は今とは随分違っていたように思います。

Jリーグを本格的に、スタジアムで観戦するようになったのは1998年以降ですが、ロスタイムで同点やら逆転なんて案外よくある事です。

日本代表の試合でも追いつかれたり、ロスタイムに得点を入れて勝ったりという事がありました。

ドーハの悲劇の当時は、そういう事はよくわかっていなかったなぁと今にしてみれば思います。後々になって、これもサッカーだって事に気づいた気がします。

今の若い世代はドーハの悲劇以降に生まれてきた子たちもいるし、テレビで観る事はあっても、感覚としてはわからないかもしれません。

自分にとっては、ドーハの悲劇をリアルタイムで観れたのはある意味幸せだったなと思えます。4年後のジョホールバルの歓喜も含めていい思い出ですね。

関連エントリー
  • 2011年03月28日 Number 775 新・黄金世代 努力の天才達
    Number 775の感想など。北京五輪世代の今と震災に寄せるオシムさんのメッセージ。
  • 2010年03月21日 Number 750 オシムの嘆き
    今回のNumberは、創刊30周年記念の日本サッカーマイ・ベストゲームという企画。
  • 2008年05月23日 Number 704 今、日本代表を思う
    今回のNumber 704は、日本サッカー特集。 中田英寿が拍子を飾っております...
  • 2010年12月19日 Number 768 外国人監督が見た日本サッカー
    Number 768を読んだ感想など。ザッケローニ、ストイコビッチ、オシム、ミラー、彼らの語る日本サッカーとは!?
  • 2009年03月25日 Number 725 見て損はない
    Number 725を読み終わりました。今回はJリーグ特集。「世界から見たJリーグ」というサブタイトルです。とにかく、読みどころ満載でした。一読しておいて間違いはないと思います。
スポンサードリンク
follow us in feedly

ブログ内検索

PVランキング

2024-04-11~2024-04-17

    最近のエントリー

    1. 2024年 J2 第5節 ジェフ千葉vs大分トリニータ 2点目が奪えず引き分け
    2. 2024年 J2 第9節 徳島ヴォルティスvsジェフ千葉 先制点を守りきり連勝
    3. 2024年 J2 第8節 ジェフ千葉vs栃木SC 歴史的大勝で未勝利ストップ
    4. 2024年 J2 第7節 ロアッソ熊本vsジェフ千葉 終盤でのPK献上で早くも4敗目
    5. 2024年 J2 第6節 水戸ホーリーホックvsジェフ千葉 見せ場少なくスコアレスドロー
    6. 2024年 J2 第5節 ジェフ千葉vs清水エスパルス 終盤に勝ち越されて完敗
    7. 2023年 J2 第4節 鹿児島ユナイテッドFCvsジェフ千葉 魔の10分間で痛恨の逆転負け
    8. 2023年 J2 第3節 ザスパ群馬vsジェフ千葉 風を攻略して連勝
    9. 2024年 J2 第2節 ジェフ千葉vs藤枝MYFC 4発快勝で今シーズン初勝利
    10. 2024年 J2 第1節 ジェフ千葉vsモンテディオ山形 痛恨の黒星スタート
    11. ちばぎんカップ2024 柏レイソルvsジェフ千葉 快勝で連覇
    12. 2023年 J1昇格プレーオフ 準決勝 東京ヴェルディvsジェフ千葉 前半の2失点が重く敗退
    13. 2023年 J2 第42節 ジェフ千葉vsV・ファーレン長崎 ミスが続き逆転負けで最終戦を終える
    14. 2023年 J2 第41節 ザスパクサツ群馬vsジェフ千葉 土壇場での逆転PKでPO進出を決める
    15. 2023年 J2 第40節 ジェフ千葉vsいわきFC 小森の終了間際の得点で劇勝
    16. 2023年 J2 第39節 東京ヴェルディvsジェフ千葉 2点差から痛恨の逆転負け
    17. 2023年 J2 第38節 ジェフ千葉vs水戸ホーリーホック 後半猛攻も引き分けで連勝ストップ
    18. 2023年 J2 第37節 ファジアーノ岡山vsジェフ千葉 圧巻の5得点で破竹の7連勝
    19. 2023年 J2 第36節 ジェフ千葉vsベガルタ仙台 至極のゲームで6連勝を飾る
    20. 2023年 J2 第35節 栃木SCvsジェフ千葉 後半AT劇的ゴールで5連勝

    アーカイブ

    J2予定表

    Jリーグ 順位表

    おすすめ

    • Powered by Movable Type 6.3.6