W杯アジア3次予選日本vsタジキスタン圧勝劇

こーいち at 2011年10月11日 23:33 カテゴリー:TV観戦, 日本代表

2014W杯アジア3次予選の日本代表vsタジキスタン代表の試合を、NHK BS1の中継でテレビ観戦しました。

日本の先発メンバーは、GKに川島、CBに今野と吉田、右SBに駒野、左SBに長友、ボランチに長谷部と遠藤、右MFに岡崎、左MFに香川、トップ下に憲剛、トップにハーフナーという布陣でした。
いつもの、4-2-3-1に戻して、トップ下には中村憲剛、トップには李ではなくハーフナーを入れて来ました。

日本代表 (W杯アジア3次予選 vsタジキスタン代表先発フォーメーション)

	16.ハーフナー
10.香川		9.岡崎

	14.中村憲

7.遠藤		17.長谷部

5.長友		3.駒野
20.吉田		4.今野

	1.川島

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試合が始まってからすぐに、日本が圧倒する展開になった、
タジキスタンは確かに、1トップを残して引き気味に守ってきてはいたのだが、これまで苦戦していた中東勢や、先の北朝鮮のような厳しいチェックは皆無。スピードでも、ベトナムに比べれば落ちるというところで、日本がやりたいようなゲーム展開になった。

序盤、セットプレーを含めてハーフナーや、吉田が惜しいチャンスを作る。
そして、先制点は11分。ドリブルで持ち上がった駒野が、一旦右サイドに流れていた憲剛にはたく。そのボールを受けた憲剛が、もう一度駒野に戻して、そのボールをダイレクトで中央にクロス。ふわっとしたボールにハーフナーが高い打点で合わせてヘディングシュート。これが、あっさりと決まって日本が先制点をあげた。

この後、憲剛が連続シュートがあったがゴールならず。
それでも、すぐに追加点が入る。前半19分、岡崎がボールを奪って、駒野、憲剛と渡って、右サイドから入ってきた岡崎にパス。岡崎が打ったシュートは相手に当たっていたが、そのままゴールに吸い込まれて2点目となった。

このまま日本がペースを握り続けて、前半34分。
駒野がボールを上げて、ハーフナーが胸で落として、憲剛がシュート。これは相手に弾かれてクリアされるが、このボールを駒野がダイレクトで低いミドルシュート。これが、見事に決まって3点目。

こうなると、チームとしても香川に点を取らせたいという雰囲気になる。
何度も、香川にボールを集めて、チャンスもあったが、なかなかゴールが決まらない。
そして、やっとそれが実ったのが前半41分。
左サイドで、長友とのボール交換から、左サイドに出ていた憲剛が、その間にゴール前に走り込んでいた香川にパス。難しい角度だったが、右足アウトサイドで押し込んでゴール。香川にもゴールが生まれて4-0と圧倒する展開になった。

前半は、このまま4-0で終了する。

後半に入っても、早々にゴールが生まれる。
後半1分、遠藤が駒野にボールを預けて、その駒野からのクロス。これにハーフナーが合わせてゴール。あっさりと5点目を奪う。

これで、ハーフナーはお役御免。後半3分過ぎに、李が交代で投入される。

追加点は、後半10分。タジキスタンの選手がゴール前で倒れていたが、日本はそのまま攻撃を続ける。ボールを奪った日本は、長友がボールを受けて持ち上がる。その長友からのパスを受けた憲剛が一歩前進して左足でシュート。ゴール右に決まってチーム6点目。

日本は、長谷部を下げて細貝を投入。

次のゴールは再び香川。後半22分過ぎ、CKからのこぼれ球を拾った遠藤が、右サイドの香川にパス。香川が中央にいれたクロスがループシュート気味にそのままゴールに吸い込まれる。
試合後、香川は狙ったといってたけど、たぶんクロスだろうなとは思う。
これで7-0とした。

さらに後半28分、駒野のクロスに李が飛び込むが相手にはじかれるものの、これを中村憲剛がひろって、ワンクッションいれてクロスを上げる。これに、岡崎が合わせてヘディングシュート。これが決まって、8-0とした。
チーム最多のシュートを放っていた、岡崎だったが、これでようやく2点目となった。

この後、岡崎に代えて藤本淳吾を投入する。

結局、この後ゴールは生まれなかったものの、最後までタジキスタンを圧倒して、大量8得点を奪っての圧勝劇となった。

日本代表 (W杯アジア3次予選 vsタジキスタン代表終了時フォーメーション)

	19.李
10.香川		11.藤本

	14.中村憲

7.遠藤		13.細貝

5.長友		3.駒野
20.吉田		4.今野

	1.川島

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この試合、ハーフナーが2得点、そして中村憲剛も大活躍で、選手起用が当たった。
ハーフナーの高さはホントに大きな武器だ。

そして、憲剛は、おそらく代表の試合の中では一番の出来だったかもしれない。
本田圭佑が怪我で戦列を離れてから、なかなか埋まらなかったトップ下のポジションがようやく埋まった事になる。本田とはタイプは違うけど、いいパスが配給出来て、自分でもゴールを狙えるし、この試合では香川を活かそうというプレーが多く見られた。
トップ下のスペースを空けて、香川に使わせる事で、香川ものびのびプレーしていたように思う。

それにしても、タジキスタンは思いのほか弱かった。まぁ、あのハーフナーの先制点が大きかったかなとは思うけど、日本のペースについてこれてなかったし。プレッシャーをかけると簡単にミスしてくれるんで、日本としてはかなり助かった。
結構、クリーンなサッカーをしてるなという感じではあるけど、厳しさが足りないかなという感じ。引いて守るんなら、もっとガツガツきて潰しにくる感じじゃないとね。
中途半端なプレッシャーだと、逆に日本のパスワークが生きてしまう。

ベトナム戦での反省もあって、序盤から積極的にいっていたし、選手間の距離感もよかった。まぁ、慣れ親しんだ、フォーメーションってのはあるが、日本の方も出来がよかった事は確か。それでも、かなりハイペースで入ってたんで、先制点がなかなか入らなかったら、違った試合展開になってたかもとは思うけど。

気になるのは、後半選手が代わってから、ちょっとペースが落ちたかなというところ。
李はまだしも、細貝もあまり目立たなかったし、藤本はベトナム戦では積極的にしかけていたのに、ちょっと物足りないプレーだった。

それにしても、ハーフナーは昨年までJ2でプレーしていた訳だよ。香川も、そういう意味では数年前はJ2でプレーしていた訳でだが。J2で結果を出して、J1レベルを体感して、さらに成長するという流れはいい。
しかし、ハーフナーは、マリノス時代はここまでの選手じゃなかったんだがなぁ(まぁ、ジェフはそのハーフナーに点入れられて負けた試合もあったっけ)。そういえば、乾もマリノスではブレイクしなかったっけ。

ワールドカップ予選では久々に大量点で勝った試合となった。
次回はアウェイで、再びタジキスタン戦。ホームでは、もう少しやると思うが、この実力差をどこまで払拭できるか。ピッチコンディションは心配だが、欧州組は時差は少なくて済むので、その分のコンディションは日本に来るよりはいいだろう。
むしろ、アウェイの北朝鮮戦の方が心配だが。確か、金日成スタジアムって人工芝だし、勝手が違うと思うし、やりずらそうだ。

この大勝で一気に、3次予選突破に王手をかけた感じ。次のアウェイタジキスタン戦に勝って決めたいところ。

選手評価
GK 川島 6.0
DF 吉田 6.5
DF 今野 6.5
DF 駒野 6.5
DF 長友 6.0
MF 遠藤 6.5
MF 長谷部 6.5
MF 中村 7.5
MF 細貝 5.5
FW 香川 7.0
FW 岡崎 7.0
FW 藤本 5.0
FW 李 6.0
FW ハーフナー 7.0