2010年 J2 第34節 アウェイvs東京ヴェルディ 紙一重の勝利【J特】
味の素スタジアムまで、東京ヴェルディvsジェフユナイテッド市原・千葉の試合を観に行ってきました。
味スタに行ったのは、久しぶり。なんと、2008年の同じく東京ヴェルディ戦以来でした。
あの時は、0-3で負けちゃったけどね。
この日は、ヴェルディレジェントと芸能人チームで、エキシビションマッチが行われていました。まぁ、途中から観たので、ほとんど内容は観れませんでしたが。
久々の味スタはピッチが遠かったです。
この日の味スタは、バックスタンド側を中心にかなりの客入り。ジェフサポもかなり来ていたんですが、久しぶりに人数的にはアウェイ感がありました。
でも、メインスタンド側は結構ガラガラだったんですよね。ホームゴール裏は最終的に、アッパースタンドも開放したんですけどね。
さて、試合です。ジェフの先発は、GKに岡本、CBに茶野と良太、右SBに坂本、左SBにアレックス、ボランチに山口と勇人、右WGに工藤、左WGに大介、トップ下に谷澤、トップに孝太という布陣でした。
| 29.青木(孝) | |||
| 28.伊藤 | 10.工藤 | ||
| 16.谷澤 | |||
| 7.佐藤勇 | 6.山口 | ||
| 3.アレックス | 2.坂本 | ||
| 33.茶野 | 31.青木(良) | ||
| 1.岡本 | |||
立ち上がり、なんとなくふわっと入ってしまった感じで、序盤に失点を喫してしまう。
人はいたんだけれど、最後平本のところまではついていけなくて、フリーでシュートを打たせてしまった。直前にブロックにまで入ってはいたんだが、勿体無い点だった。
だが、前半はむしろこの後が問題だった。いいところを探すのが難しいようなゲーム展開。
ボールはある程度持ててはいたのだが、シュートまで持って行けずに相手に逆襲を許してしまう展開。
守備への切り替えも遅いし、ボールの取り所に関する統一感がない。そのせいもあって、高い位置でボールを取ることが出来ずに、なんとか取れても自陣の深いところか、相手のシュートミスやパスミスでゴールキックになって、ようやくマイボールになるという感じだった。
ゴールキックからだと、どうしても攻撃を組み立てるのが難しくなってしまう。この日の前半は、セカンドボールもほとんど拾えなくて、非常に苦しい展開の前半だった。
この展開に手を打つべく、精彩を欠いていた大介に代えて、米倉を前半のうちに投入。前半はまだ効果が現れなかったが、これが後半効いてくる。
後半、状況としては前半と変わらないなという感じだった。
ただ、前半より少しアグレッシブにボールを取りに行けるようになった事、そしてセカンドボールへの反応も少しだけマシになってきた事もあり、徐々にジェフのリズムが出来てくる。
後半の5分過ぎ辺りからいいリズムとなってきていたところだった。この時間帯は、シュートまで持って行くケースもあり、なんとか同点に追いつきたい時間帯でもあった。
そうした中、後半15分のCK。本来ならアレックスが蹴るところだったが、坂本と勇人が機転を効かせて、素早いリスタート。坂本がシュートコーナーで、勇人へ繋ぐ。勇人がラインいっぱいからボールをあげる。逆サイドに残っていたアレックスがこれをボレーでたたく。このボールが相手GKの土肥の手を弾き飛ばす形になりゴール。
ジェフが同点に追いつく。
ジェフのリズムになってきた辺りから、ヴェルディの方はミスが増えだし、バタバタしてきた印象がある。
さらに、同点に追いついた後、ジェフが押し気味に試合をすすめるようになる。
後半26分、こぼれたボールに勇人が反応。フリーでシュートを狙える位置。思いっきり打ちたい場面だったが、コンパクトに振り抜いてゴール右隅にシュートが決まって逆転に成功する。
後半31分には、谷澤に代えて、深井を投入。深井の切れ味あるドリブルは、この時間厄介だったと思う。
ジェフペースで試合はすすんでいたものの、安心してみていられないのが今のジェフ。ピンチもあったが、なのとか切り抜けていた。
ロスタイム直前には、孝太に代えてネットを投入。この後5分という長いロスタイムで、この交代が生きてくる。ネットが前線でボールを持てるので、同点に追いつきたいヴェルディにとっては非常に嫌な存在だったと思う。
長いロスタイム。耐える時間帯も、カウンターからチャンスもあったが、なんとか無失点で切り抜けて、見事に逆転勝利となった。
| 20.ネット | |||
| 9.深井 | 10.工藤 | ||
| 22.米倉 | |||
| 7.佐藤勇 | 6.山口 | ||
| 3.アレックス | 2.坂本 | ||
| 33.茶野 | 31.青木(良) | ||
| 1.岡本 | |||
本当に、前半のジェフの出来を考えると、考えられないくらいの逆転劇だった。
実際、それほど、ジェフの出来が後半良くなったわけでもない。
ホントに、些細なところで、ちょっとづつ個々の選手が頑張った結果だった。ヴェルディは若い選手も多く、ジェフのリズムになってきたところでバタついてしまっというところもあり、その点では助かった部分もある。
同点弾のアシストとなった、坂本と勇人のプレー、そして逆転だった勇人のシュートは素晴らしいプレーでした。勇人の得点シーンは、"ここでシュートだ!!"というのと、"入れ!!"っていう思いが重なって、しかも見事に得点になったという事で久しぶりに感動した。
この後の試合で、アビスパが大分にスコアレスドローになった為、勝ち点2縮める事となった。
甲府が昇格を決めて、残るJ1への椅子は一つ。ヴェルディを追い落とし、横浜FCも自滅。これで、アビスパとジェフのマッチレースの様相となってきた。
残り4節、ジェフは勝ち続けてアビスパにプレッシャーをかけるしかない。
次節は、再開北九州戦。ここで大勝することになれば、残りの試合に弾みがつく事は間違いない。
それでも、残り試合からすれば、可能性は低い状況だが、残り4節のところでまだJ1への可能性が残した状況でいられる事はよかった。まだ、もう少しだけかもしれないが、この状況を楽しめる。
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