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2013年 総括 日本代表編

サムライブルー

2013年の日本代表を振り返ってみたいと思います。

5大会連続のW杯出場決定

3月のヨルダン戦で、痛い1敗を喫して、W杯出場を決める事は出来なかったが、6月のホームオーストラリア戦では先制を許すものの本田のPKで引き分けに持ち込み、見事にW杯出場を決定させた。

ヨルダン戦のときは、本田や長友が怪我で離脱中という事もあり、なかなかチームとして機能しなかった部分があった。本田や長友がいなくても、勝てる相手と ふんでいたが、思いのほかチーム全体の調子があがらなかった気がします。

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ただ、W杯出場決定が先延ばしになった事で、5大会目にして初めてホームでW杯出場を決めるチャンスがきました。オーストラリアの方も勝ち点が伸び悩んでいたので、2位通過の為にも負けられない状態でしたし、先に1点を先制されて苦しい展開でした。相手のハンドでのPK獲得はラッキーでしたが、ホームの大観衆の中でどまん中にPKを打ち込むというのは、やはり本田のハートの強さを感じました。

ただ、最終戦のイラク戦で主力を多く使ったのはもったいなかったかなと思います。チームはこのままコンフェデレーションズカップでブラジルに向かう事になっていたので、もう少し選手を休ませても良かった気がしますね。

W杯最終予選

世界モードに切り替えられず コンフェデレーションズカップ惨敗

イラク戦での疲労がどの程度残っているか心配された、コンフェデ初戦。いきなりネイマールに1発を食らって完全にペースを崩されてしまいました。

後半頭、終了間際と与えてはならない時間に失点してしまい、0-3の完敗となってしまいました。

要所要所では出来た事もあったものの立ち上がりの失点がひびきましたね。コンディション的にもまだ多少疲労が見え隠れするところもあって、日本のサッカーをさせてもらえませんでした。

続くイタリア戦は、内容的にはよかったと思います。相手のイタリアが休養日が1日少なくしかも暑さにかなり参った様子だった事もあり、運動量が少なかった事も影響しましたが、日本らしいサッカーが出来たと思います。

ただ、試合運び自体は非常にまずかったですね。イタリア相手に3得点しながらも逆転負けというのは、とてももったいなかったと思います。勝てば、グループステージ突破の可能性もあったし、何しろ世界に与えるインパクトは強かったと思いますから。

3戦目のメキシコ戦は勝って終わりたかったところですが、相手のほうが試合運びという点では上でした。結局、コンフェデレーションズカップでは3戦全敗で、3試合で9失点と散々なありさまに終わりました。

コンフェデで浮き彫りになった、失点の多さはこの後もなかなか改善せず。チームとしての課題として残る事になりました。

コンフェデレーションズカップ2013/p>

国内組の台頭とどん底からの復活

7月に行われた東アジアカップでは、国内組だけでの編成となりました。この大会で活躍した選手たちがのちに海外組も含む代表と融合していく事になります。

なんといっても、Jリーグ組だけで優勝できた事は大きかったと思います。あまりJリーグで活躍をしらない、日本代表の試合しかみない人たちにもインパクトを与えられたと思います。

柿谷や、大迫、工藤、斎藤学、山口螢といったところが出て来たところで、競争が激しくなってきました。

その東アジアカップ組と初の融合を果たしたウルグアイ戦は、コンフェデから続く課題を払拭できず2-4で完敗となってしまいました。

9月のガーナ、グアテマラ戦では勝利したものの、10月の欧州遠征では従来の主力組で臨んだものの連敗で終わってしまいました。

これがきっかけで11月の、オランダ、ベルギー戦では先発メンバーの入れ替えが行われました。オランダ戦では、大迫。ベルギー戦では柿谷がゴールをあげて、強豪相手に1勝1分と結果を出すことが出来ました。

あらためて、日本代表がもつポテンシャルを見せる事が出来たと思います。新しく入った選手が活躍した事で、W杯メンバー入りを目指す争いも激しくなってきそうな感じがしてきました。

終わりよければすべてよしとはいきませんが、気分的にはすっきりして2013年の試合を終えられたと思います。それでも、2014年のW杯を考えればいいイメージで終われた事で、観る側にとっても一つの目安が出来たと思います。

寒いヨーロッパと違いブラジルでは酷暑となる場所もあり、コンディショニングが一番の気がかりとなってきました。ベストの状態ならば、強豪国相手にも十分にやれるだけに大事になってきそうです。

東アジアカップ2031

欧州遠征

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