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東アジアカップ2013 韓国vs日本 柿谷の決定力で大会初制覇



東アジアカップ2013 日本代表vs韓国代表

東アジアカップ2013 韓国代表vs日本代表の試合をフジテレビの生中継でテレビ観戦した。

中国が、オーストラリアに勝利したが、日本は引き分け以上でも優勝出来る状況。逆に、韓国は2点差以上で日本に勝たねばならない中での一戦となった。

試合経過

日本の先発は、中国戦と同じメンバー。GKに西川、CBに栗原と森重、右SBに駒野、左SBに槙野、ボランチに青山と山口、右SHに工藤、左SHに原口、トップ下に高萩、トップに柿谷という布陣だった。

日本代表
東アジアカップ vs韓国代表 先発フォーメーション
30.柿谷
29.高萩
9.工藤
17.山口
28.青山
11.原口
3.駒野
16.栗原
36.森重
5.槙野
12.西川
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試合は立ち上がりから韓国が押し気味に試合をすすめる展開となる。

日本は中々ボールをつなぐ事が出来ずに苦しい展開。日本は、何度かあったFKが少ないチャンスで、それ以外は韓国が一方的に攻撃を続ける事になる。

韓国の攻撃をなんとか跳ね返し続ける日本。韓国のセットプレーのチャンスも凌ぎきる。

すると前半26分、青山のロングボールに柿谷が抜け出す。このまま独走してGKとの1対1もきっちりと決める。日本が、起死回生のゴールで先制する。

ただ、その後も韓国の攻めが続く。再三CKのチャンスを作られる。

前半33分、日本の右サイドからの攻めに最後は、ユン・ミルロクにミドルシュートを決められて追いつかれてしまう。

その後も、韓国の攻撃が続くものの、前半40分を回って日本もボールを回せるようになるがチャンスを着くまでには至らず。前半を1-1で折り返す。

後半も、韓国が押し込む展開が続く。

後半6分、槙野に代えて徳永を投入。徳永が右SBに入って、駒野が左に回る。

日本がセットプレーからチャンスをつくるが韓国DFに跳ね返される。

両チームにセットプレーのチャンスもゴールは生まれず。

後半24分には工藤に代えて山田を投入する。

韓国が優位に試合をすすめるが、徐々に運動量が落ちてきた事もあり、日本も攻撃をしかける回数が増えてきた。
ただ、攻めたあとの韓国のカウンターもあり、主導権を握ることは出来ない。

後半43分、高萩に代えて豊田を投入。柿谷がトップ下に入る。

後半45分、韓国のカウンターに抜け出されるが西川が先にキャッチ。
すると、ここから日本の攻撃。左サイドの駒野に渡ったボールからスルーパス。原口が左サイドを抜け出し、ドリブル突破。このまま切れ込んでシュートに持ち込む。
これはGKが弾いたものの、豊田、山田が走りこむが、こぼれたボールは柿谷の元へ。柿谷がきっちりとゴールに流しこみ土壇場で日本が勝ち越しに成功する。

AT5分と長かったが、韓国の攻撃を最後まで跳ね返し続け、このまま日本が逃げ切る。

日本がこの大会初優勝を飾る。

日本代表
東アジアカップ vs韓国代表 試合終了時フォーメーション
33.豊田
30.柿谷
14.山田
17.山口
28.青山
11.原口
6.徳永
16.栗原
36.森重
3.駒野
12.西川

戦評

兎にも角にも、初優勝はめでたい。そして、シュート2本で2得点の柿谷の決定力が素晴らしかった。

試合内容としては、ずっと韓国に攻められていたという印象しかなかったが、粘り強く守っていた。中国戦、オーストラリア戦と失点が多く、この試合はDF陣が奮起してくれたというところもある。

攻撃の場面では、高萩と柿谷のところで今ひとつ呼吸が合わない場面があって、うまくパスが通ればチャンスが広がった場面もあったが、逆にカウンターをくらう結果となってしまった。

工藤や原口もこの試合は守備に追われる事が多く、なかなか見せ場がなかった。
原口は、前半早々にイエローをもらってしまい少し心配だったが、結局最後の最後で柿谷のゴールに繋がるシュートもあり残しておいて良かったという事だろう。

後半の残り少ない時間で豊田を投入したが、もう少し早い時間に入れてもよかったかなという感じがした。高萩と柿谷のコンビが合わないというところもあり、豊田を入れてポイントを作ったほうが実際よかったと思う。

今大会、結果を残した攻撃陣と、失点の多かった守備陣というのはあまり変わらなかったが、急増メンバーでまさかの優勝はいい意味での驚きだった。

中国戦、韓国戦でゴールを決めた柿谷は、これからも代表に呼ばれる可能性は高い気がする。タイプ的には前田と争う事になるかもしれないが、決定力では柿谷の方が上かもしれない。

得点という結果は出せなかったが、豊田ももう少し試してみたいところ。ハーフナーが今ひとつなだけにチャンスはあると思う。

工藤は得点もしてるし、原口も韓国戦の決勝点にからむ働きをしている。ただ、ポジション的にはライバルが多く難しいところもある。サイドは香川、岡崎、清武、乾といるだけに、ここにサブでもいいから食い込めるかというとなかなか厳しい。
スーパーサブ的な働きだったら、齋藤の方がチャンスはありそうだ。

ボランチ、山口は大会MVPになるなど、まずまずの働き。高橋との争いに勝てる可能性も出て来た。

守備陣は、森重は合格点かなというところだが、もう少しチャンスを与えてみないとわからないだろう。吉田辺りと組ませてみて真価を見てみたい。全体的には、CB陣は底上げにつながるメンバーはいなかったという気がした。

Jリーグ選抜でもある今大会のメンバーが優勝という結果を残した事で、8月のウルグアイ戦が楽しみになってきた。

海外組に、この大会のメンバーがどれだけ入れるか。久しぶりの代表戦観戦という事もあり、今から楽しみだ。

選手評価
GK 西川 6.5
DF 栗原 6.0
DF 森重 6.6
DF 駒野 6.0
DF 槙野 5.5
DF 徳永 6.0 
MF 青山 6.5
MF 山口 6.5
MF 高萩 5.5
FW 工藤 5.5
FW 原口 6.5
FW 山田 6.0
FW 柿谷 7.5
FW 豊田 -

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