Top ＞サッカー話＞ 2013年総括 Jリーグ編

« 第92回高校選手権準決勝北陸勢が決勝へ | メイン | 第92回高校選手権決勝富山第一vs星稜国立最蹴章は大逆転で富山第一が初優勝 »

2013年総括 Jリーグ編

こーいち at 2014年1月13日 19:01 カテゴリー:サッカー話

J.LEAGUE 20thロゴ

2013年シーズンのJリーグを振り返ってみたいと思います。

J1/J2を含めて気になった部分をピックアップしていきます。なお、ジェフ千葉の振り返りは別エントリーであらためて振り返ってみたいと思います。

横浜Fマリノスの復活

なんといっても、ちょっとした驚きだったのが横浜Fマリノスの躍進だったと思います。シーズン序盤からリーグ戦を引っ張ったのが横浜でした。

当初は、選手の年齢層が高かった事から、夏場以降失速するのではという見方はされたりもしましたが、最終的には優勝まであと一歩のところまでいきました+。

スポンサードリンク

確かに、年齢層の高さはネックでもありましたが、それを上回る経験値がありました。時間の使い方もうまかったですね。

そして、MVPに中村俊輔、ベスト11に中澤佑二が選ばれた事からもわかるとおり、彼らが素晴らしい活躍をしてくれました。

試合自体をあまり観る機会はなかったですが、俊輔のキックの精度はまったく衰えてませんね。むしろ、状況に応じたキックの質なんかは昔よりも種類が増えている感じがします。

天皇杯の試合なんかをみても、優勝出来なかったのが不思議なくらいでした。来季も、優勝争いに絡んでくるでしょうね。

ACL出場チームの苦戦

これは、ここ数年毎年の事ですが、ACL出場チームが序盤戦は苦戦しました。ACLでの連敗した広島はJリーグに切り替えられた事もあり、優勝しましたが、仙台、柏はJリーグでは中位に沈みました。レッズは、上位争いに絡んでいましたが、ACLはグループリーグ敗退、Jリーグも3位以内にも入れずでしたから中途半端でした。

ACLも柏が決勝トーナメントに進出したもののベスト4どまりでした。広島、仙台、浦和はグループリーグ敗退でしたし、リーグ戦の日程などを改善していかないと、今後もこういった傾向は続きそうな気がします。

今の日程のまま、JリーグもACLも勝ち続けるほどスーパーなチームは今のJリーグにはいないですから。

大宮の躍進と凋落

序盤戦の首位争いで勝ち進んだのが大宮アルディージャでした。毎年、残留争いに巻き込まれている大宮が大躍進した訳ですが、どういう訳か中断明けから勝てなくなってしまいました。

おそらく、後半戦はほとんど勝ててないと思います。なんとか、前半戦の貯金で残留争いには巻き込まれませんでしたが、最終的には降格圏ぎりぎりの14位で終わる事になってしまいました。

少しの歯車の狂いで、ここまで勝てなくなるものかと思いますね。大宮の場合は、勝っている間は自信をつけていたのでしょうが、負け始めるとなかなか勝者のメンタリティというのが持てなくなってきたのでしょうね。毎年、優勝争いをしているようなチームならば、ここまで落ち込まなかったと思うのですが。

名門ジュビロ磐田のJ2陥落

2012年シーズンは、ガンバ大阪が降格の憂き目にあってしまいましあが、今年はジュビロ磐田が降格してしまいました。

前田や、駒野ら代表に入る選手もいるくらいで、選手層自体は悪くないはずです。ただ、今のJリーグは、少し立て直しが遅れると中々勝てなくなります。

監督交代という劇薬も、ほぼ効果がなかったような気がします。ガンバは選手の流出がほぼなかったのですが、磐田の場合は移籍してしまう選手も出てきているので、来季のJ2は思うように行かないかもしれません。

なお、J2陥落した湘南、大分は1年でJ2に戻る事になってしまいました。大分はプレーオフを勝ち上がってきましたが、J1での成績は散々でしたね。

サンフレッチェ広島 V2

そして、Jリーグチャンピオンにはサンフレッチェ広島が輝きました。2年連続のJリーグ王者となりました。

序盤戦は、ACLの影響もあって出遅れる結果となりましたが、中盤戦以降は優勝争いに絡むようになりました。ただ、最終節前に横浜に入れ替わられて、勝ち点差4がついた時は難しいかなという気もしましたが、最終的には連勝で逆転優勝しました。

ここ数年、浦和に選手を引き抜かれるという事が続いていますが、残った選手だけでも十分戦えました。若手の野津田や浅野らも出てきていますから、今後も優勝争いに絡んでくるでしょう。

優勝した広島以外では、逆転で川崎フロンターレが3位に入りました。序盤戦は下位に沈んでいて、優勝争いには絡めませんでしたが、中盤戦以降もりかえしてきました。

大久保嘉人の復活も大きかったですね。川崎に移籍して1年目ですが、何かに開眼したかのような大活躍でした。中村憲剛らパスの出し手が多い事も幸いしたでしょうし、神戸にいたときよりも落ち着いてシュートが打てている感じがします。

前評判通りガンバ大阪、ヴィッセル神戸がJ1復帰

J2の方は、今年も混戦傾向でした。ただ、最終的に1位ガンバ大阪、2位ヴィッセル神戸と前評判通りのチームがJ1に返り咲きました。

神戸は序盤戦から上位にいましたが、ガンバの方は苦戦していました。それでも、前半戦はレアンドロ、後半戦が宇佐美が大活躍して、上位に引き上げました。

ガンバは、取りこぼした試合もありましたが、なんだかんだで負け数5止まりだったのが大きかったように思います。それでも、引き分け12というところをみても、やはりJ2は簡単ではなかったという気がします。

神戸は序盤戦は首位を走っていたものの、途中からはガンバに入れ替わられてしまいました。一時、首位を奪い返したものの終盤戦では調子を落としてガンバに逆転されました。最終的には、勝ち点差が離れていた事もあり、危なげなくJ1昇格は勝ち取りました。

徳島ヴォルティスが四国勢初のJ1昇格

自動昇格を争いは、ガンバ、神戸が中盤戦以降抜けだしてしまったので、J1昇格プレーオフ圏内を狙う争いに絞られました。

ただ、7位以下のチームが中々勝ち続けられませんでしたね。実際、順位の変動こそあったものの、プレーオフに進出した4チームは終盤は1度もプレーオフ圏外に落ちていません。

最終節の松本山雅FCは、逆転でプレーオフ進出もあったのですが、ジェフが土壇場で引き分けた為に7位に終わってしまいました。

J1昇格プレーオフには、京都サンガF.C.、徳島ヴォルティス、ジェフユナイテッド市原・千葉、V・ファーレン長崎が勝ちあがりました。

プレーオフを制したのは徳島ヴォルティスでした。2年連続プレーオフに進出した、京都、千葉はまたもやJ1復帰ならず。徳島が四国勢として初のJ1昇格を果たしました。

ガイナーレ鳥取のJ3陥落とカマタマーレ讃岐のJ2昇格

J2も残留争いが熾烈でした。岐阜、鳥取に草津や熊本、富山がからんできましたが、最終的には鳥取が最下位となりました。

ガイナーレ鳥取は、序盤戦は好調だったのですが、大失速してしまいました。ただし、JFLの長野がJ2ライセンスを取得しなかった為、自動降格にはならず。カマタマーレ讃岐との入れ替え戦にのぞむ事になりました。

入れ替え戦は、讃岐が勝利し来季のJ2昇格を決めました。鳥取は、来季から新設されるJ3に降格となってしまいました。

まとめ

J1もJ2も、ちょっとした事で、チーム状態が変わってきますね。優勝争いも、残留争い、昇格争いも熾烈でした。

優勝争いをするようなチームが、最後の最後で2連敗するのはどうなんだろう!?という見方もあるでしょうが、当事者以外からすれば面白いリーグだと思います。

来シーズンも広島、横浜が軸となり優勝争いをする事になるでしょうが、圧倒的な強さを見せるチームはいないでしょうね。

そして、歯車が狂ったチームは、2013年シーズンの成績にかかわらず、残留争いに巻き込まれるかもしれません。

そして、やっぱりJリーグはあらためておもしろいなと思います。1シーズン制でも優勝争いは見応えがあるし、シンプルでわかりやすい。変える必要があるんでしょうかね!?

Jリーグシーズン総括

ブログ内検索

About

当ブログについて

Koichi's Soccer Station

PVランキング

2024-07-19～2024-07-25