2012年 J2 第21節 ジェフユナイテッド市原・千葉vs湘南ベルマーレ 白熱の攻防は痛み分け【J特】

フクアリまで、ジェフユナイテッド市原・千葉vs湘南ベルマーレの試合を観戦して来ました。
試合前
フクアリに着いたのは一般入場が始まっていた17時過ぎ。
アウェイゲームや、平日のゲームが続いたせいで、フクアリに来るのは岐阜戦以来。
これといったイベント事もなかったので、屋台村で横手焼きそばを買いに出かけていたくらいで、ずっと席にいました。
加入したばかりのリカルド・ロボが挨拶を行いました。日本で数年やっているだけあって、冒頭と終わりの日本の発音がやけによかったです。</>
さらに、選手がピッチに登場する時間に合わせて、ジェフの20周年記念誌用の記念撮影をゴール裏でおこないました。
逆サイドにいたので、参加はしませんでしたが、メイン、バックスタンド側からも人が入って、かなりの密度になりました。
試合経過
それでは、試合です。ヴェルディ戦からメンバーを入れ替えて来ました。健太郎に代えて大介、ヨネに代えて深井、大岩に代えてミリガンを入れてきました。
GK岡本、CBに智と竹内、右SBにミリガン、左SBに武田、ボランチに勇人と大介、右SHに佑昌、左SHに兵働、2トップに藤田と深井という布陣でした。
| 9.深井 | 18.藤田 | ||
| 15.兵藤 | 19.田中 | ||
| 20.伊藤 | 7.佐藤勇 | ||
| 23.武田 | 6.ミリガン | ||
| 5.山口智 | 3.竹内 | ||
| 1.岡本 | |||
ゲームは立ち上がりから、お互いにアグレッシブにしかける展開。
ジェフは、パスも回してはいたが、ロングボールで裏を狙う事が多かった。ベルマーレの出足がよかっただけに、裏を狙う攻撃は結構有効だった。
ジェフは立ち上がりにFKのチャンスはあったが、決定的チャンスがなかなか出来ない。ベルマーレの方も、ジェフの守備ブロックを崩しきれずにチャンスが作れず。膠着状態になる。
それでも、19分には深井が裏に抜け出して決定的チャンスを作り出す。
その直後の21分には、左サイドでフリーでボールを受けた武田から中央にクロス。これが藤田の頭にピタリと合う。ヘディングでゴールに突き刺し、ジェフが先制する。
先制点を奪ったジェフがリズムを作るが、徐々にベルマーレが攻勢にでる。
やや押し込まれる展開となったが、39分には深井が相手DFからボールを奪いそのままドリブルでしかける。GKと1対1になるが、シュートは枠を外れる。
42分、一瞬の隙を突かれる。アーリークロスから高山に飛び込まれて、一度は岡本が防ぐが、押し込まれて失点。ベルマーレが同点に追いつく。
前半は、このまま1-1で終了する。
後半の立ち上がり、ジェフがいきなりピンチをむかえる。これをしのいで、逆にジェフがカウンター。佑昌がシュートを狙うが防がれた。
ここからは、お互いのゴール前でチャンスを作り合う展開になる。
ジェフはFKのチャンスもあったが、決められず。試合は、膠着状態になる。
ジェフの運動量が落ちてきた事もあり、ベルマーレが主導権を握るようになる。ジェフは、ビルドアップのところでパスミスを連発。DFラインのところでもパスミスが出て、危ない場面が多くなる。
後半30分、ジェフは佑昌に代えて米倉を投入する。米倉が2トップに入り、深井が左、兵働が右に入った。
米倉のところでリズムが出て来たジェフだったが、全体の運動量は増えず。勝ち越し点が奪えない。
後半40分のFKのチャンスのタイミングで、オーロイを投入。
このFKを大介が狙うが、惜しくも枠を捉えきれず。
ロスタイム直前に、武田に代えて大岩を投入。そのまま左SBに入る。
ベルマーレの選手が傷んでいた時間もあった関係でATは5分。
ロスタイムもお互いに攻め合う展開になるが、最後までゴールは奪えず。結局、試合は1-1のドローに終わった。
| 11.米倉 | 8.オーロイ | ||
| 9.深井 | 15.兵藤 | ||
| 20.伊藤 | 7.佐藤勇 | ||
| 29.大岩 | 6.ミリガン | ||
| 5.山口智 | 3.竹内 | ||
| 1.岡本 | |||
戦評
お互いに攻め合う見応えのあるゲームだった。第3者から見れば面白い試合だったというのは、確かにその通りだろう。
勿論、両チームとも勝ち点1ではなく、勝ち点3が欲しいゲームでもあった。
立ち上がりに裏を狙うボールが多かったのは少し驚いた。ベルマーレのプレッシャーを見越しての作戦だったのだろうが、思いのほか効いた。
最も、ゴールになった場面はサイドから入れたクロスだったが、目先を変えるという意味でもよかったと思う。
それ以外でも、縦に入れるパスのスピードを意識的にあげていたように思う。かなり、速い縦パスを入れる場面が多かった。
ただ、疲れが見え始めてからは、逆にパスミスが多くなって、パススピードも上がらず。ペースを掴み切れないままになってしまった。
この試合は、DFラインが珍しく不安定で、パスミスもあり、何度も危ない場面を作られてしまった。もちろん、ベルマーレの攻撃がよかったのもあるのだが、なんでもないところでのパスミスもあり、余計に不安定に感じた。
最後はオーロイを投入して攻勢に出たかったのだが、あまり効果的な攻撃が出来なかった。セットプレーはともかく、運動量が落ちて、オーロイが競ったこぼれ球をまったく拾えず。サイドから直接オーロイが狙えるようなボールもなくて、逆に手詰まり感が出てしまった。
終盤の大介のFKは絶好の場所だっただけに、あれが決まっていればかなり劇的だったのだが・・・。
こういう競った試合では、飛び道具がある方がある方が有利。大介にしろ兵働にしろ、ここぞというときに決めてくれると助かるのだが。
ヴェルディ戦に続き、終盤で得点が取りたいという場面で得点が奪えず。やっぱり、昇格を狙うには、ラスト5分で得点を奪って、引き分けたり勝ち越したりってのが出来ないと勝ち点を伸ばせない。
これで、J2は21試合を終わって折り返し。ヴェルディが負けてジェフは2位をキープ。上位は大混戦状態で後半戦に突入する事になる。
前半戦に勝てなかった相手とは、ぜひとも勝利を。アウェイで負けた、京都、栃木、松本、東京Vとはホームでやれるので、勝っておかないと。同じ相手に2度負けていては厳しい。
選手評価
GK 岡本 6.5
DF 竹内 5.5
DF 山口智 5.5
DF 武田 5.5
DF ミリガン 5.5
DF 大岩 -
MF 勇人 5.0
MF 大介 5.5
MF 兵働 5.5
MF 田中 5.5
FW 深井 6.0
FW 米倉 6.0
FW 藤田 6.5
FW オーロイ 5.5
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