2008年 J1 第34節 vsFC東京 滅多に観れない試合を観た
2008年J1最終節、やはりフクアリまで足を運んだ。ジェフユナイテッド市原・千葉vsFC東京の試合を観戦。
朝、寝過ぎたので、会場に付いたのは一般入場開始直前であった。
今回もアウェイ方面のSA自由席。席を確保してから、昼食にテキサスのタコスを買いに出かけた。
なんか、久しぶりだったかも、テキサスのタコス。
今日も、ゴール裏はあっという間にうまってしまった。
アウェイ方面のSA自由席は、FC東京サポがやたらと多い。浦和戦のときは、SA自由席がホーム側のみだったんで、感じなかったが、結構やな感じ。
こういう状況が状況だけにいろいろとつばぜり合いが・・・。
選手紹介の時に、通常は相手チームの紹介のときはコールをやめるんだが、今日はずっと続けていた。状況が状況だけにってのはあるけれど、感じのよいものではない。
さらに、選手入場直前には、しきりにFC東京サポがウェーブをおこそうとしていた。当然のごとく、ジェフサポは反応しないのだが。そんなのが何回か続いたり。
さて、試合。
ジェフは、GKに櫛野、ボランチに戸田を起用。さらに、谷澤を外して、深井とミシェウ、レイナウドの中盤。
立ち上がりから、ジェフが厳しくいく。さすがに、気合が入っている。ちょっと、やりすぎなくらいのプレーで、ファウルも多くなるが、まずまずの立ち上がり。
だが、チャンスの数では東京。危険な位置からのシュートはほとんどなかったものの、かなりシュートを打たれてしまった。それでも、得点は許さず。
ジェフの方は、クロスがなかなか合わずチャンスにならない。巻に2度ほど、いいボールが入るものの強シュートは打てず、相手GKに収まる。
このまま無得点で前半が終わるかに思えたが、ジェフはCKから失点。カボレにヘッドで合わされて、0-1で前半を終える。
後半、気合の入っているジェフの選手達。
だが、無情にも先に点が入ったのは、東京。長友が中央に切れ込んで、グラウンダーの速いシュート。これが決まって、0-2。
後半始まったばかりとはいえ、残り時間で3点取らなきゃいけない絶望的な状況。
この時間帯、前線とDFラインの距離が間延びし、疲れが見え始めてきていた。まだ、選手は諦めてないと思いたかったが、得点が遠い。
ここで、ミシェウに代えて、新居を投入。さらに、深井に代えて、谷澤を投入。
新居が入って、前線が活発になる。谷澤が左サイドを突破したり、ミドルを狙ったりと、少しずつではあるがチャンスがつくれるようになってきた。それでも、得点の臭いはしていなかったのだが。
後半30分に指しかかろうとしていたとき、谷澤のロングボールから新居がうまく抜け出す。新居のシュートはGKに弾かれながらも吸い込まれる。これで1点差。だが、まだ1点返しただけ。喜んだけど、まだ何も状況は変わらない。
が、さらに3分後。またもやロングボールから巻が落としたボールを谷澤がシュート。これが、決まって、ついに同点。でも、まだ同点。
これで、完全にジェフが勢いを取り戻す。レイナウドがPKを貰う。決めれば、逆転。この緊張する場面でキッカーは誰かなと思ったら、レイナウドが蹴る事に。ちょっと、危なっかしかったが、きっちりと決めてついに逆転。この試合、ここまで、簡単に倒れては、ファウルももらえず、ガッカリ感のあったレイナウドがここで大きな仕事をしてくれた。
すでに、涙がちょちょ切れそうだったが、まだ試合は10分も残ってるし、まだ喜ぶわけにはいかない。
その後、連続してCKがつづいて、自陣に押し込められる展開が続いたが、なんとか凌ぐ。前がかりになっていた、東京。新居からのパスで、うまく相手DFラインの裏に抜け出した谷澤が独走。最後も冷静に決めて4-2。残り5分を切って、これで勝利をグッとたぐりよせる。
ピンチもあったが、最後はうまくゲームをコントロールできた。奇跡の大逆転でジェフが勝利。もちろん、喜んだが、まだJ1残留が決まった訳ではない。
他会場はジュビロ、ヴェルディが共にリードを許してロスタイム。
少しして、フクアリのモニターに、ヴェルディvsフロンターレの試合が移しだされる。丁度、0-2になった直後のようだった。まもなくして、試合終了。これで、自動降格が消滅。
さらに、少ししてから、ジュビロの敗戦が決まり、ジェフのJ1残留が決まった。
超がけっぷちからの生還。ってか、もう崖の下からの生還と言ってもいいくらいだった。
こんな試合を生で観るなんて、一生に一度あるかどうかの試合だったと思う。0-2を逆転するゲームはあれど、このシュチュエーションで、この状況での逆転劇はそうそうあるもんじゃない。
最終節という事もあって、試合終了後にセレモニー。
三木社長の冒頭のコメントがよかった。
「ほっぺ抓んでみてください」
こんなシナリオがあるとは思いもよらなかった。そして、"残留"の弾幕は来シーズンは使う事がないようにと。三木さんはいい人だなぁ。昨年までは社長の挨拶とくればブーイングだったからなぁ。
次に、ガマさんの粋なはからいで、台本にはなかった、今日のゲームキャプテン 巻の挨拶。すでに、泣いてる巻。出だし、完全に涙声だった。これは、粋じゃなくて、酷だったかとおもったが、最後はしっかりと挨拶をした。
最後に、下村キャプテンからの挨拶。しっかりと、最後まとめてくれました。
この後、選手・スタッフが場内一周。その間に、ホーム側のSA自由席まで移動して、待ち構える事にした。

最後は、みんなでデングリ。谷澤がなぜか胴上げされたあげく放置されてたり。
谷澤の「俺たち!!JEF」が観れた。良太バンザイも。
この試合、谷澤がヒーロー扱いっぽい感じになってるけど、すべては1点目を入れた新居のゴールあってこそ。新居にももう少しスポットあててもよかったのにね。
選手評価
GK 櫛野 6.0
DF 池田 6.0
DF 早川 6.0
DF 青木 6.0
DF 坂本 6.5
MF 戸田 5.5
MF 下村 -
MF 工藤 6.0
MF 深井 5.5
MF ミシェウ 6.0
MF 谷澤 7.5
FW レイナウド 6.0
FW 新居 7.0
FW 巻 6.5
[追記]
Youtubeにも動画アップしてみた。
-
2013年11月11日
天皇杯 ジェフ千葉vsFC東京 番外編
天皇杯 ジェフ千葉vsFC東京の試合をInstagramの写真で振り返ってみる。 -
2013年10月13日
第93回 天皇杯 3回戦 ジェフ千葉vsFC東京 静寂からのハイテンションなゲーム
第93回天皇杯 3回戦 ジェフ千葉vsFC東京の試合を観戦してきた。試合は、両チームともアグレッシブに動き白熱した展開に。前半にルーカスのPKで先制されるものの、試合終了間際に深井のゴールで同点に。延長でも決着着かず。PK戦は8人が蹴り合う展開になり5-6でFC東京が4回戦に進出した。 -
2011年11月27日 デジャヴのような敗戦『2011年 J2 第37節 FC東京vsジェフ千葉』【J特】
味の素スタジアムで行われた、FC東京vsジェフユナイテッド市原・千葉の試合の感想・レビューです。 -
2011年04月24日 2011年 J2 第8節 vsFC東京 オーロイで勝利【J特】
フクアリまでジェフユナイテッド市原・千葉vsFC東京を観戦してきたレビューです。 -
2010年05月16日 TG vsFC東京,vs早稲田大学
ユナイテッドパークまで、ジェフユナイテッド市原・千葉の練習試合を観に行って来ました。


2025年 J2 第37節 大分トリニータvsジェフ千葉 ウノゼロ勝利で最終節に繋ぐ
2025年 J2 第36節 ジェフ千葉vs藤枝MYFC 痛すぎる引き分けで1歩後退
2025年 J2 第31節 ジェフ千葉vsロアッソ熊本 2度追いつくも引き分けに終わる
2025年 J2 第28節 ジェフ千葉vsヴァンフォーレ甲府 逆転勝ちでフクアリ連勝
2025年 J2 第26節 ジェフ千葉vs徳島ヴォルティス 接戦を制して連勝
2025年 J2 第24節 ジェフ千葉vsいわきFC 椿、日高で逆転も守り切れずドロー決着
2025年 J2 第22節 ジェフ千葉vsサガン鳥栖 悪夢の3連敗
2025年 J2 第21節 カターレ富山vsジェフ千葉 覇気なく連敗で3位転落
2025年 J2 第20節 ジェフ千葉vsジュビロ磐田 後半戦 痛恨の敗戦スタート
2025年 J2 第18節 ジェフ千葉vsレノファ山口FC 優勢に試合を進めるもスコアレスドローに終わる


2008年 J1 第34節 vsFC東京 滅多に観れない試合を観た