2022年 J2 第15節 ジェフ千葉vsファジアーノ岡山の試合をフクアリまで観戦してきました。

アウェイ徳島戦に敗れて2連敗。これ以上の連敗は許されません。試合前には、故イビチャ・オシム監督への黙祷も捧げられました。

試合経過

ジェフの先発メンバーは、GKに新井、CBに鈴木とチャンと佐々木、右WBに米倉、左WBに末吉、ボランチに熊谷と小林、シャドーに見木と高木、1トップにチアゴという布陣でした。

序盤、岡山が立て続けにセットプレーのチャンスを得るが、ここはしのぎ切る。

ジェフは前半22分、サイドチェンジから米倉が持ち上がって、グラウンダーのクロスもクリアされてCKに。つづく、ジェフのCK。クリアボールをひろった末吉がカットインからのシュートもGKがセーブする。

前半28分、熊谷からのボールをレオンソが戻して、佐々木がミドルシュートも上に外れる。前半33分には、高木のクロスをGKが落としたところを米倉が狙うがCKとなる。ジェフのCK。レオンソが頭で合わせるがGKの正面となる。さらに、前半39分、ジェフは左でつないで、見木がミドルゆーとも上に外れる。

岡山は、前半42分、ロングボールからデュークが頭で落として、チアゴ・アウベスがシュートも新井が弾き出す。

前半は、0-0で折り返す。

後半4分、岡山のFK。チアゴ・アウベスが頭で合わせるが右に外れる。ジェフは、レオンソの落としから高木が右の米倉へ。米倉が運んでシュートもGKが弾き出す。

後半9分、見木が左から侵入して末吉へ。末吉から佐々木にわたって渡るがシュートは打てず。

後半21分、レオンソに代えてサウダーニャを投入する。

後半22分、見木からのパスを受けた佐々木がシュートもGKが抑える。後半24分、サウダーニャのシュートは上に外れる。

岡山は後半26分にFK。競り合ったこぼれをバイスがボレーシュートも上に外れる。

後半28分、ジェフのFK。GKのパンチングをひろった末吉がシュートもGKがキャッチする。後半33分、ジェフのCK。米倉がヘディングも枠を外れる。

後半36分、米倉に代えて福満を投入する。さらに、後半42分、佐々木に代えて新井一輝、小林に代えて壱晟を投入する。

後半49分、サウダーニャからのパスを受けた壱晟が、縦パスで福満に入れる。福満から大外の高木へわたり、折り返すと走り込んだ壱晟のシュートが決まり、ジェフが先制する。

試合は、このままジェフが1-0で勝利した。

選評

いやぁ、痺れるゴールでした。やっぱり、壱晟は持っているなぁ。

前半は、中盤でバチバチ当たる展開で、両チームともそれほどゴール前でのチャンスはあまり作れないような展開でした。それでも、シュートチャンスは作ったもののゴールならず。岡山は、終盤のチアゴ・アウベスのシュートが決定機でしたが、新井が止めてくれて助かりました。

後半に入っても同様の流れでしたが、ジェフが徐々に押し込む展開と鳴っていきます。そんななかで、米倉のシュートなどチャンスは作れていましたが、ゴールが遠い。0-0で迎えた後半のAT。壱晟からの縦パスから流れるような攻撃で、壱晟がよく見て決めきりました。こういう、シュートセンスは壱晟らしいですね。

この試合、今季初先発だった、米倉が躍動。いつもは、左偏重だった攻撃が右サイドでも活発になりました。ほぼ両サイドからの攻撃が出来ていました。左は、佐々木が非常によかった。糸をひくようなサイドチェンジはさすが。左利きのCBの強みが出ていました。

田口不在で小林でしたが、ここのところは田口の代役という感じのプレーでしたが、小林本来の良さが出ていたと思います。刈り取って、味方に預けるというテンポの良さが彼の売りですから。

そして、決勝弾の壱晟も。なかなか、今季は出場機会がありませんでしたが、やはり必要な選手ですよね。

次節は、ホームで秋田との対戦です。昨年は1勝も出来ず。どちらかというとジェフの苦手なタイプのチーム。GW中の対戦相手とは、やり方もちがうので、しっかりと対策を練って対応してもらいたいところです。劇的ゴールでの勝利だったものの、得点力不足が快勝されたとはいいがたいです。タイプの違う相手にも勝てるかどうかは、今後の試金石にもなりそうです。

選手評価
GK 新井 6.5
DF 鈴木 6.0
DF チャン 6.0
DF 佐々木 6.5
DF 新井一 -
MF 福満 -
MF 末吉 6.5
MF 米倉 6.5
MF 熊谷 6.0
MF 小林 6.0
MF 見木 6.0
MF 高木 5.5
MF 壱晟
FW サウダーニャ 6.0
FW チアゴ 6.0