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東京オリンピック U-24日本代表 振り返り

東京オリンピック2020 サッカー

東京オリンピックの振り返り。今回は男子のU-24日本代表の試合を振り返ってみたいと思います。

結果的にはベスト4というロンドン五輪と同じところまでいけましたが、メダル獲得には至りませんでした。

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GL vs南アフリカ

南アフリカは、チーム内で新型コロナ感染者が出て、練習などにも影響が出ていたと思います。そういった事情もあって、かなり引き気味で臨んできました。

守る南アフリカに、攻める日本という構図でした。初戦の固さも多少あったのでしょうが、先制点が遠かったですね。それでも久保の得点でなんとか先制。この得点が決勝点となり白星スタートとなりました。

まずは、勝つことが大事ではあったので、これはこれで良かったと思います。

GL vsメキシコ

メキシコ戦は、日本が序盤から畳み掛けました。久保の得点で幸先よく先制。さらに、PKで堂安が得点です。この序盤の2得点が効きました。

おそらく、メキシコは出鼻をくじかれる形となり、後手を回る結果となりました。日本は、リードをまもりながら、チャンスがあれば攻めるという流れで良かったですから。まあ、メキシコに1点は返されましたが、結果的には完勝でした。

グループ最大の敵である、メキシコに勝って2連勝。グループリーグ突破に王手がかかりました。

GL vsフランス

日本は引き分け以上で決勝トーナメント進出。負けても可能性がある状況でした。

フランスは、勝たないといけないので、かなりアグレッシブにきていたと思います。攻め込まれる場面もありましたが、日本もかなりチャンスを作っていました。

先制は、またもや久保。上田のシュートのこぼれでした。狙っていたという感じではありますが、見事な得点です。2点目は、またもや上田のシュートから。今度は、酒井が決めました。ただ、酒井は、累積警告で次の試合が出場停止となります。

2点を追うフランスが、攻勢に出ますが、日本のまもりも固く。逆に、三好のシュート、ATには前田も決めて、終わってみれば4-0の大勝でした。ちょっと出来すぎのグループリーグとなりましたかね。

準々決勝 vsニュージーランド

相手のニュージーランドは史上初の決勝トーナメント。日本相手には、リスペクトしてきましたが、策も万全でした。

ニュージーランドは、3バックが基本でしたが、いつもの1トップではなく2トップで来ました。前のところで制限をかけるのが目的だったんでしょう。日本の生命線である、ボランチのところにも厳しくきました。

それでも、日本の方がペースを握る時間帯が多かったのですけれど。最後のところでシュートが決まりませんでした。かなりシュートは打ってましたが得点出来ず。結局、延長戦でも決着つかず。PK戦での決着となりました。谷が見事がセーブで止めれば、キッカーは全員成功。PK戦だけなら完勝でした。

この試合で、冨安が累積警告で準決勝に出れず。これが、地味に後々響いていく事になりました。

準決勝 vsスペイン

この試合は、さすがにスペインにボールを持たれる時間が多くなりましたね。ただ、日本も攻めるところではせめてましたし、勝つチャンスがなかった訳ではないと思います。ただ、やはりGLで見せていた決定力がなかったですね。久保、堂安のところで点が取れないと厳しいという状況は変わらず。

決勝トーナメント2試合目でまたもや延長戦。とにかく、日本としては最後まで失点せずに終えたいところだったと思います。できれば1点取って勝てればという感じでしょう。でも、スペインの方が、最後の最後で決定力が上だったかなぁ。アセンシオがあの場面にいるのがスペインの強み。

おそらく疲労を考慮して、久保、堂安を下げざるを得なかった日本との差があったかなというところです。ただ、日本も存分に持てる力は出していました。

3位決定戦 vsメキシコ

この試合、録画をミスって30分くらいから観たのですが、すでに2失点。PKとCKからでしたが、どちらの場面も疲労からくる出足の遅れが招いたものではあったのでしょうね。

ただ、そこから日本もチャンスは作っていました。なんとか、1点を返してと思っていた矢先に、3失点目です。実質、ここで勝負あったというところでしょう。

三苫のゴールで1点を返して、その後も入ってもおかしくないシュートは尽く枠を外れました。全部入っていたら、勝負はわからかったんですがね。残念ながら、そこまでの力はなかった。

ロンドン五輪に引き続き、3位決定戦でも敗れて4位で終戦となりました。久保の号泣する姿が印象的な最後でした。

総括

史上最強の呼び名にふさわしいチームではあったと思います。ただ、夏場の過密日程で6試合を戦ったときに、最後の最後でパフォーマンスが落ちてしまった。これは、チームマネージメントの問題もあるけれど、層の薄さが露呈した形でもありますね。

ボランチの遠藤と田中のコンビは秀逸でしたが、最後のメキシコ戦では、ここがむしろ穴になりました。中盤で、がっつり潰せる強みがなくなってしまうと、こうも脆いのか。森保監督の判断もあるんでしょうけれども、なかなか代えが効かない2人でしたから。冨安が怪我と出場停止で、板倉がCBで出ずっぱりだった事で、ボランチに入れる機会が減っていた事も要因としてはありますね。

いいメンバーは、揃っていたし、実際強かったと思いますが、オリンピックでメダルを手にするには総合力で欠けていたというところでしょう。サブのメンバー含めて、史上最強となれるメンバーが集まらないと5,6試合目で力を発揮できないんですよね。ここは、これからの日本サッカー界の課題と

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