2019年 J2 第20節 ジェフユナイテッド市原・千葉vsFC町田ゼルビアの試合を観戦しにフクダ電子アリーナまで行ってきました。

前節はアウェイ柏で完敗。ホームで立て直しを果たしたい一戦です。

試合経過

ジェフの先発メンバーは、GKに鈴木、CBに増嶋と鳥海と乾、右WBにゲリア、左WBに安田、ボランチに勇人と熊谷、右WGに寿人、左WGに船山、トップにクレーベとなりました。寿人と勇人がリーグ戦初の同時出場。安田が初先発となっています。

序盤は、お互いに厳しくボールを奪い合い、ボールが落ち着かない展開となります。ジェフは、前半12分、クレーベが左サイドでヒールから安田、船山とつないで、最後は勇人がシュートもブロックされる。

町田は前半13分にCK。ファーで合わせてゴールを奪い、町田が先制する。その後は、町田が厳しいプレッシャからペースを掴んでいく。それでも、町田のセットプレーはなんとかしのいでいく。

前半31分、久とのパスからクレーベがサイドを突破してシュートも枠を外れる。

町田がセットプレーのチャンスをつくるが、ゴールは許さず。前半40分、町田のミドルシュートは鈴木が防ぐ。

ジェフは、終盤セットプレーのチャンスは生かせず。前半43分のCK。安田が拾ってクレーベにパスもシュートは打てず。前半44分には、勇人がミドルシュートも左に外れる。

前半は、このまま0-1で折り返す。

後半11分、ジェフは下痢が右サイドで受けて折り返すもシュートは防がれる。ジェフが少しずつ盛り返すが、落ち着かない展開となる。

後半21分、船山が左サイドから突破してシュートもGKがキャッチする。

ジェフは後半22分、寿人に代えてアラン・ピニェイロを投入する。

後半25分、クレーベから右に展開しゲリアが追いつくと折返しを船山が押し込んでゴール。ジェフが同点に追いつく。

後半、31分、町田がシュートに持ち込むが鈴木が防ぐ。さらに。後半36分、町田のCKは、なんとかクリアする。

ジェフは後半36分、安田に代えて為田を投入する。

後半42分が右サイドを起点に攻撃を仕掛ける。懸命に守るジェフだったが、右からのボールをダイレクトでロメロ・フランクがループシュートで決める。

その後の反撃もシュートには結び付けられず。試合は、1-2で町田が勝利した。

戦評

ジェフは、両アウトサイドが完全に抑えられてしまって、サイドを起点にした攻撃が出来ず。ただ、前半は裏へのボールをチームとしては狙っていたようですが、そこまで裏狙いという感じでもなく中途半端になってしまいました。

ゲリアと安田のところでボールを奪われるケースが多く、なかなか攻撃の糸口がつかめませんでした。結果的に、前半はシュート2本で終わってしまいましたから、前節ほどではないにしろ、よくない前半でした。

後半、なんとか打開しはじめてはいたのですが、大きくは流れを変えられず。それでも、船山のゴールで追いつい事で、ジェフに流れがやってきます。後半30分以降はジェフペースとなったのものの、最終盤で痛恨の失点。

町田のボール回しについていけず。最後のループシュートは技ありではありますが、ロメロ・フランクをフリーにしてしまいました。あの時間でゴールを奪われると今のジェフはなかなか追いつくのが難しいですね。

柏戦に続いての連敗。しかも、あまりいいところなく負けてしまいました。柏相手にまったく通用しなかったとはいえ、堀米、為田を下げてしまうと前にボールを運ぶ選手がいないんですよね。安田はほとんど仕事出来なかったですし、ゲリアもアシストこそあったものの前半は完全に抑えられていました。裏狙いだったはずの前半も寿人にいいボールが入る事はなく、寿人起用の意図がわからない状況でした。

次節で前半戦が終了。この時期に2連敗は厳しいですが、アウェイ徳島戦は割り切って攻めてほしい気がしますね。エスナイデルがやっていたサッカーは、まるで今は出せていません。今のままでは、どっちつかずのつまらないサッカーになってしまいますね。後半戦での反撃の狼煙をあげるためにも勝って前半戦を終わりたいところです。

選手評価
GK 鈴木 6.5
DF 増嶋 6.0
DF 鳥海 5.5
DF 乾 5.5
DF ゲリア 5.5 
MF 熊谷 6.0 

MF 勇人 6.0
MF 安田 4.5
MF 為田 

FW 船山 6.5
FW クレーベ 5.5
FW 寿人 5.0
FW アラン 5.0