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アルガルベカップ2015 なでしこジャパンvsアイスランド女子 物足りない試合も後半に突き放す

アルガルベカップ2015

アルガルベカップ2015 なでしこジャパンvsアイスランド女子の試合をフジテレビの中継を録画してテレビ観戦しました。

グループリーグの結果で日本は3位に終わりました。3位グループ中最下位となり、グループリーグ4位の最上位チームのアイスランド女子と9位決定戦に回りました。

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試合展開

なでしこの先発は、GKに福元、CBに岩清水と田中、右SBに有吉、左SBに上尾野辺、ボランチに阪口と上辻、右SHに永里、左SHに鮫島、2トップに安藤と高瀬という布陣でした。

なでしこジャパン
アルガルベカップ2015 vsアイスランド女子代表 先発フォーメーション
7.安藤
15.高瀬
23.永里
6.阪口
16.上辻
5.鮫島
19.有吉
3.岩清水
14.田中
12.上尾野辺
1.福元
TextFormations

なでしこがボールポゼッションでは上回るものの、なかなかペースがつかめず。

アイスランドにも攻撃を許す展開に。

なでしこはFKやCKのチャンスがあったものの、ゴールを奪う事が出来ません。

何度かチャンスになりかかるものの、決定機とはならず。逆にパスミスから相手にカウンターを許す事もありました。

アイスランドは、遠目からのFKながらも何度もゴール前に放り込まれます。失点自体はしなかったものの、試合のペースは握れないままとなります。

前半40分、安藤からのクロスが流れて上尾野辺が拾ってシュート。ポストに当たり跳ね返ったボールを拾ってシュート。さらに、こぼれたボールを永里が狙うものの左に外れてしまいます。前半、最大のチャンスをものにできず。

前半は、このまま0-0で折り返します。

なでしこジャパン
アルガルベカップ2015 vsアイスランド女子代表 後半開始フォーメーション
17.大儀見
8.宮間
7.安藤
6.阪口
13.宇津木
5.鮫島
19.有吉
3.岩清水
14.田中
12.上尾野辺
1.福元
TextFormations

ハーフタイム、上辻に代えて宇津木、永里に代えて宮間、高瀬に代えて大儀見を投入します。宮間がトップ下に入って、大儀見の1トップとなります。

後半開始早々の2分、左サイド宇津木からのボールを受けた宮間が角度のないところからシュート。これが決まってなでしこが先制します。

アイスランドは、相変わらず遠目からのFKでゴールを狙ってくるものの、ここはしっかりと抑え切ります。

後半13分、なでしこのCK。こぼれたボールをひろって安藤が左へボールを運びながら左サイドの宮間へパス。宮間からのボールを大儀見が狙うものの防がれてしまいます。

後半14分、左サイドから上尾野辺がクロス。宮間が飛び込んでシュート。これを大儀見が押し込んでゴールを奪い2-0とします。

この後も、なでしこがボールを保持する時間が長くなるものの、チャンス自体は作れなくなります。
また、途中から鮫島がSBに下がって、上尾野辺がSHに回っています。

後半30分、上尾野辺に代えて菅澤、安藤に代えて大野が投入されます。
大儀見と菅沢の2トップとなり、宮間が左SH、大野が右SHとなります。

その後、アイスランドのセットプレーのチャンスが続くもの、ここはなんとかしのぎ切ります。

後半37分、鮫島のクロスが抜けて大儀見がフリーとなるものの、シュートは浮いてしまいます。

後半40分、宮間から戻したボールを鮫島がクロス。これは跳ね返されるものの、こぼれ球を拾って有吉がシュート。弾いたところを菅澤がシュートも防がれてしまいます。

ATには大野から、坂口が受けて戻したボールを宮間がシュートも相手GKに防がれます。

試合は、このままなでしこが2-0で勝利しました。

なでしこジャパン
アルガルベカップ2015 vsアイスランド女子代表 試合終了時フォーメーション
17.大儀見
24.菅澤
11.大野
6.阪口
13.宇津木
8.宮間
19.有吉
3.岩清水
14.田中
5.鮫島
1.福元
TextFormations

 

戦評

前半は、なかなかボールがつながらず。特に、これから攻撃へというところでボールが相手にひっかかってしまいチャンスが作れませんでした。

パスミスが多かった事で、結果的にファウルも多くなり、アイスランドのFKの場面が多くなってしまいました。

なでしこでは珍しくSHで先発だった鮫島だったが、いつもの突破はなかなか見られず。中に切れ込むもののシュートを狙わなかった事もあり手詰まりになる事が多かった気がします。

また、上辻もラストパスがことごとく相手に引っかかってしまいました。全体的に、ボールを奪われた後の切り替えが遅く、うがい返して速攻という場面もありませんでした。

そこにきての後半。宮間、大儀見、宇津木が投入された途端に先制点が生まれました。ここは宮間の正確なキックがものをいいました。

最近は大儀見もマークが厳しくなってきた事もあり、宮間がサポートに入る事で、攻撃のリズムがよくなりました。
また、宇津木がボランチに入って攻守の切り替えも速くなりました。

2-0としたところまではよかったものの、その後は追加点が奪えず。

菅澤、大野を投入して、宮間をSHで起用しました。澤が戻ってくれば、このポジションをやる可能性が大きいだけに、久しぶりでしたがよかったと思います。

今大会は、初戦のデンマーク戦で敗れた事があり、過去最低の成績となりました。パスミスが多く、なでしこらしいサッカーができない事が多かったように思います。

まずは、国内組はなでしこリーグでしっかりと試合勘を戻してもらいたいところですね。

今大会、2011年W杯組以外でいうと宇津木がなかなかよかったですね。川村は第3のCBとして、もしかしたら田中明日菜より順位が上になっているかもしれません。

菅澤は、なかなかチャンスに絡めなかくて1得点どまり。ただ、菅澤のような高さとポストプレーが出来る選手は貴重なので、まだまだチャンスはありそうな気がします。

心配なのは、山根でしょうか。最終戦では福元が出場しました。GKの枠は3枚と思われるので、W杯メンバーには選ばれそうですが、試合に使われるのは今の状態だと難しいかもしれません。とにかく、ジェフレディースに戻って結果を出していきたいですね。

W杯に向かっては不安がつのる大会となりましたが、今回の結果をなんとかいい方に持って行ってもらいたいところですね。

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