フクダ電子アリーナで行われたU-22日本代表vsU-22ミャンマー代表の試合をフジテレビの中継を録画してテレビ観戦しました。
今回の代表は海外遠征やアジア大会での試合はあったものの、国内での親善試合はこれが初めてとなります。
元ベガルタ仙台監督の手倉森監督が3.11に試合をという事でこの日になったという話もありますが、国内デビュー戦を飾る事になりました。
試合経過
日本の先発は、GKに櫛引、CBに岩波と植田、右SBに松原、左SBに山中、ボランチに遠藤と原川、右SHに浅野、左SHに荒野、2トップ気味に中島と鈴木武蔵というメンバーでした。
試合は、序盤から日本が圧倒する展開となります。
まずは前半8分、高い位置で中島がボールを奪ってそのまま上がり、原川のシュートのこぼれを鈴木が押し込んで先制点を奪います。
さらに、13分には左サイドでボールがつながり、鈴木の折り返しに中島がシュート。これが決まって2-0とします。
前半14分、左サイドでボールをまわして、こぼれたボールを遠藤がシュートも防がれます。
その後も日本がチャンスを作りつづけます。前半20分にはゴール正面でのFK。山中が狙うものの壁に当たってしまいます。
前半21分の日本のCK。岩波がヘディングで決めて3-0とリードを広げます。
さらに、前半25分には山中のクロスに鈴木がヘディングで合わせてゴールを奪います。
日本がペースを握る展開がつづいていたが、30分を回るとミャンマーがボールを持つ時間が長くなります。
それでも、ミャンマーには仕事をさせず。チャンスこそ少なくなったものの失点は許さず。
前半41分、鈴木から中島、荒野がスルーパス。鈴木が抜け出して角度のない位置からのシュートを決めて5-0とします。
続く前半42分、遠藤のスルーパスに中島が抜け出してシュート。相手に当たるもののそのままゴールに吸い込まれて6-0となります。
ATにはFKのチャンスに素早くリスタート。中島が抜け出してシュート。これが決まり7-0とします。
ハーフタイムには5人を交代。櫛引に代えて中村、山中に代えて亀川、遠藤に代えて安在、浅野に代えての津田、荒野に代えて矢島を投入します。
後半は、序盤から野津田が積極的にシュートを狙っていきます。
後半5分、日本は左サイドからのクロスを野津田が折り返して松原がシュートも枠を外れます。
後半7分、右サイドから松原のクロスに鈴木がダイレクトシュート。これがきまって8-0とします。
さらに、後半11分の日本のCK。最後は植田がヘディングも枠を外れます。
後半13分には左サイドから作って、最後は野津田のシュートも防がれてしまいます。
後半15分、左サイドから野津田がシュート気味のクロスに中島が頭ですらしてゴール。9-0となります。
徐々にペースダウンした日本は、なかなかチャンスが作れなくなります。
途中から、中島が右SH、野津田が左SHに回り、原川がアンカー、インサイドハーフに安在と矢島という布陣に変わります。
後半30分のFK。野津田が直接狙うが枠を外れます。さらに後半31分のFKは原川が上げるがシュートには持ち込めず。
後半32分、原川に代えて吉野を投入します。
後半34分、矢島が持ち込んで、こぼれたボールを野津田が狙うがシュートは打ちきれず。こぼれたボールに中島が狙うがオフサイドとなります。
後半37分、矢島のミドルシュートは相手GKが防ぎます。
その後も日本が何度もチャンスを作るものの追加点を挙げることは出来ず。
試合は9-0で日本が大勝しました。
選評
相手との力の差、そしてコンディション的にも寒くてミャンマー代表には酷な試合だった気がします。ミャンマーはU-22W杯に出場するメンバーに力をいれているようで、そのメンバーが加わればまた違ったのでしょうが。
相手に惹かれて攻めあぐねるかなとも思われましたが、前半からゴールラッシュとなりました。鈴木と、中島がハットトリックを飾っています。
9-0で圧倒してド派手な国内デビュー戦となりました。
強化試合という意味ではあまり参考にならない部分もありましたが、このメンバーでしっかりと結果を残してU-23選手権予選に行けるのは良かったと思います。
本番は東南アジアでの試合だけに、ここまで動けないとは思いますが、ベースとなる部分は出来てきているなという感じです。
この試合は、大島がもも裏の違和感で出場回避、秋野が離脱して急きょ安在が呼ばれました。さらに、豊川も一時離脱中でけが人が多いのが懸念材料です。
海外組の南野、久保が入ってきて、しっかりと融合できるかというところです。
この試合後もメンバーはトレーニングを続けて月末のU-23選手権予選に臨む事になっています。