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アルガルベカップ2015 なでしこジャパンvsフランス女子 なすすべなく完敗

アルガルベカップ2015

アルガルベカップ2015 なでしこジャパンvsフランス女子代表の試合をフジテレビの中継を録画してテレビ観戦しました。

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試合展開

なでしこの先発は、GKに海堀、CBに熊谷と川村、右SBに近賀、左SBに有吉、ボランチに宮間と宇津木、右SHに大野、左SHに川澄、2トップに大儀見と菅澤という布陣でした。

なでしこジャパン
アルガルベカップ2015 vsフランス女子代表 先発フォーメーション
17.大儀見
24.菅澤
11.大野
8.宮間
13.宇津木
9.川澄
2.近賀
4.熊谷
20.川村
19.有吉
18.海堀
TextFormations

なでしこが積極的なプレーで主導権を握りながら試合をすすめていきます。
ただ、フランスのプレッシャーも速くなかなかチャンスが作れない展開が続きます。

前半10分、右からクロスを上げるもののGKがキャッチします。さらに、CKのチャンスもGKに直接キャッチされてしまいます。

その後は、フランスにチャンスを作られる展開が続くようになります。前半16分には完全に裏を取られてしまうが、海堀がシュートを防いで助かります。

決定機こそ作られていないもののフランスから主導権を奪えない展開が続きます。

なんとか、反撃を試みるものの、チャンスをつくるまでには至らず。
前半30分には、パスミスからシュートに持ち込まれるもののバーの上に外れて助かります。

前半36分、なでしこのFKのチャンス。相手GKが一旦はボールをこぼすものの、抑えられてしまいます。

その後の、フランスのミドルシュートはバーの上を越えます。

ここで、佐々木監督の指示がありボランチの宇津木とCBの川村のポジションを変更します。

前半43分、大儀見からのパスを受けた菅澤が崩れながらも戻して、川澄がシュート。これが決まって、なでしこが先制点を挙げます。

さらに、45分のFKのチャンス。宇津木が折り返すがシュートには持ち込めず。
前半はなでしこが1-0とリードして折り返します。

後半は、フランスがいきなりミドルシュートを打ってきたのを皮切りに、CK、FKと立て続けにチャンスを作られてしまいます。

後半5分のなでしこのCKはクリアボールをつながれてカウンターになるものの、海堀が飛び出してクリアします。

後半7分、近賀が相手を倒したとしてPKの判定となります。このPKを決められて同点に追いつかれてしまいます。

フランスの勢いはやまず。クロスを入れられるが、ここはシュートを打たせません。

後半15分、宇津木に代えて阪口、大野に代えて安藤を投入します。

後半22分から立て続けになでしこがCKのチャンスとなるものの得点を奪う事は出来ず。

後半23分のフランスのミドルシュートは枠を外れてくれてたすかったものお、後半25分大儀見がボールを奪われたところから持ち込まれてシュートを打たれてしまいます。これが決まって、フランスに逆転を許します。

パスが相手にカットされてしまい、なかなかリズムにのれないなでしこ。フランスが優位に試合をすすめます。

後半35分、菅澤に代えて高瀬、川村に代えて田中、近賀に代えて鮫島を投入します。有吉が右SBに回ります。

後半36分、宮間のクロスから川澄が抜け出すもののボールは相手に当たってはねかえりゴールキックの判定。

後半38分、田中のパスが相手にカットされて、そのまま持ち込まれてシュートを許し、これが決まってしまいます。1-3とフランスにリードを広げられます。

なでしこは、後半40分にCKのチャンス。ショートCKからのクロスは相手GKがかきだします。
さらに続けてCKのチャンスとなり、跳ね返されたボールを拾ってクロス。大儀見のヘディングが決まるが、これはオフサイドの判定となりノーゴール。

なんとか1点を返したいなでしこだったが、逆にフランスの方にCKのチャンス。これはしのぎ切るものの、反撃のチャンスは作れず。

このまま試合終了となり、1-3と完敗しました。

 

なでしこジャパン
アルガルベカップ2015 vsフランス女子代表 試合終了時フォーメーション
17.大儀見
15.高瀬
7.安藤
8.宮間
6.阪口
9.川澄
19.有吉
4.熊谷
14.田中
5.鮫島
18.海堀
TextFormations

 

戦評

デンマーク戦と同じスタジアムでしたが、パス回し自体はずいぶんとよくなった感じがしていました。

ただ、フランスの方も出足がするどく、前半からなかなかトップに高い位置でボールが入らずチャンスが作れていませんでした。

それでも、前半は大儀見から菅澤につながって、川澄がシュートを決めるという、いい流れでの得点があり先制点を奪えました。

ただ、フランスは後半からギアを上げてきて、防戦一方になってしまいました。

同点ゴールのPKは、ファウルではあったもののペナルティエリアの外のように見えたのですが・・・。判定はPKとなり、もったいなかったです。

フランスの2,3点目はボールを奪われたところからの攻撃でした。特に3点目は集中力を欠いたプレーに見えてしまいました。

しかも、後半はボールがなかなか回らず。裏を狙うパスもことごとくフランスの方が先にボールを処理する事となり、チャンスもほとんど作れませんでした。

わずかにセットプレーのチャンスは作れていたもののゴールにつなげられませんでした。

失点自体はPKやミス絡みでしたが、試合全体をみるとフランスに主導権があり、なでしこは思うような試合がまったく出来ませんでした。

W杯でも当たるかもしれない相手にまったく歯が立たず完敗というところで、連覇に向けて暗雲が立ち込めてきました。

国内組はなでしこリーグが始まっておらず、ゲーム体力や試合勘の問題もあったかもしれませんが、それを差し引いても心配になる出来でした。

なお、デンマークはポルトガルと引き分けて勝ち点4となり、なでしこはグループリーグ3位となりました。9位決定戦に回る事になりアイスランド女子代表との対戦となりました。

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