2014年シーズン なでしこリーグ第13節のジェフユナイテッド市原・千葉レディースvsINAC神戸レオネッサの試合を観戦しにゼットエーオリプリスタジアムまで行って来ました。
夏場という事で、さすがにナイトゲームです。会場入りしたのは17時前でしたが、まだ客入りはそれほどでもなかったです。
INAC戦とはいえ、以前ほどの客入りは見込めないようです。
試合経過
試合は、ジェフレディースが積極的にプレッシャーをかけていく展開となりました。
INACの方は、なかなかボールを繋ぐ事が出来ません。
ジェフレディースは、ボールをカットして攻勢に出れてはいるものの、なかなか決定機が作れません。
それでも、思うようにボールを回せないINACに対して、ジェフレディースがペースを掴んでいるといっていい状況でした。
ジェフレディースは、サイドから良いボールがはいったものの、わずかに中でタイミングが合わず。惜しい場面を作っている。
前半20分過ぎ、高瀬に抜けだされて山根が釣り出されてかわされてしまうものの、上野がいいタックルでボールをカットして事なくを得る。
ジェフレディースが押し気味に試合を進めるものの、あと一歩決定機がつくれず。前半を0-0で折り返す。
後半、INACはHTに田中陽子を下げて、京川を起用する。
ジェフレディースは、安齋結花を起用する。
そのINACが後半は攻勢に出る。ミドルシュートがポストを直撃するなど、ジェフレディースが押される展開となる。
押され気味の中、安齋が右サイドを抜けてチャンスを作る場面が出てき始める。
そんな中、後半11分右サイドを突破した安齋の折り返しに菅澤がシュート。一度は止められるものの、戻ってきたボールを押し込んでゴールを奪う。ジェフレディースが先制に成功する。
このゴールで勢いにのったジェフレディースが流れを引き戻す。
INACは、昨年までのボール回しが出来ず苦しい展開となる。
ジェフレディースは、チャンスの数こそ多くなかったものの、積極的な守備からリズムをつくり続けます。
試合は、このままジェフレディースがリードを守りきり、1-0で勝利しました。
選評
なかなか勝てなかったINACに勝利した事で、試合後は選手たちも喜びを爆発させていました。
ただ、見ている方からすると、やはり昨年までのINACから比べると力が落ちているなという感じがいなめません。
高瀬、澤などは残っているものの、大野、近賀、川澄、チ・ソヨンらが抜けた穴は大きいなという風に見えました。
パスのリズムが悪い事で、ジェフレディースのプレッシャーに簡単にボールを奪われてしまっているのは驚きました。もちろん、ジェフの選手のアプローチがいいという事はありますが、昨年までだとパスのテンポがもっと上げられたというふうに思います。
INACが悪いという事もありましたが、ジェフの選手たちの動きもよかった事は確かです。
この試合では、なかなか今シーズンいい動きが見られなかった上野が抜群の動きを見せていました。守備では、前半の決定機を素晴らしいタックルで防ぎましたし、攻めの場面では積極的な上がりがありました。
そして、ゴールシーンでは、今シーズン、ジェフの攻撃でいいアクセントとなっていた安齋の突破からゴールが生まれました。最後は、エースの菅澤がゴールと最高でした。
今シーズンはレギュラーシーズンの後に、上位6チームでのリーグ戦があります。ジェフレディースとしては上位6チームの中にぜひ入りたいところです。
残りの試合、ベレーザや浦和レッズレディースなど上位チームとの対戦が残っていますが、一つでも上に上がれるように頑張って欲しいですね。
- [公式記録]