ブラジルW杯 3位決定戦 ブラジルvsオランダの試合を録画してテレビ観戦しました。
ブラジルは、衝撃的な大惨敗から立て直せるのかっていうところがまずポイントでした。あそこから、這い上がれるのかブラジルは?!
オランダは、120分PK負けではあったけど、決勝出てもやれるぞっていう感じだったとは思います。あとは、3位決定戦は、もう1回勝って3位をとるぞというところのモチベーションくらいが問題でしょう。
ブラジル vs オランダ
ブラジルは、チアゴ・シルバが復帰して、メンバーも入れ替えてきました。
オランダの方は、試合前の練習中に怪我で、スナイデルが急遽欠場となりました。
オランダが、開始2分ロッペンが抜けだしたところを、チアゴ・シルバが手をかけて止めてPKの判定となります。
これを、ファン・ペルシーがきっちりと決めて、オランダがいきなり先制します。
この試合、なんとか仕切りなおして3位を狙いたかったブラジルですが、いきなり出鼻をくじかれた格好となりました。
今大会のオランダは、5バックでかなり穴がない守備をしてきています。それに対して、今のブラジルは、ネイマールがいない事もありますが、なかなかボールを回して崩すという事が出来なくなっていました。
ブラジルで孤軍奮闘していたのがオスカルでしたが、やはり一人ではいかんともしがたいという状況でした。
ボールの出しどころがなくて、長いボールを蹴ってしまうというのは、どう見てもブラジルらしくはないでしょう。
オランダは、前半17分クロスをブラジルDFがクリアしたところ、ゴール前にいたブリントの前にこぼれてきます。これを、ゴール右上に突き刺し、オランダが2得点目をあげます。
2得点をあげたオランダは無理な攻めはしないで、ブラジルの攻撃をきっちりと封じ込めます。
前半を終わってオランダが2点のリードは変わらず。
ブラジルは、後半頭にフッキを投入します。出だしこそ、フッキのフィジカルを活かした突破が出ていましたが、その後はあまり目立たなくなってしまいました。
前半よりは、ブラジルの動きもよくなり、チャンスになりかかる場面も増えましたが、なかなかゴールが奪えません。
オランダは押し込まれる展開となっても、最後までゴールを割らせませんでした。
アディショナルタイムには、ロッペンからのスルーパスの折り返しをワイナルドゥムが決めてダメを押します。
このまま、オランダが3-0で勝利し、3位となりました。
やはり、ブラジルとはいえ、ドイツ戦での1-7敗戦のショックは簡単にはぬぐいきれなかったという事でしょう。
ボールがまわりませんでした。一人ひとりの持っている時間が長くなって・・・という、どこかのチームでもありがちな場面が多かったです。
逆にオランダは、今大会の集大成という感じでした。アルゼンチン戦では、ロッペンが封じられてなかなか攻めてがなかったですが、ロッペンが躍動するとやはり強いです。
スナイデルが急遽欠場になったという影響はほとんど感じられませんでした。
今大会のオランダは、従来のスタイルとは違ったやり方でしたが、それがうまくハマりました。ファン・ハール監督が今大会限りで退任という事で、今後どうなるのかは読めないところもありますが、W杯で3位を取ったというのは大きかったと思います。