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女子アジアカップ2014 オーストラリア女子vsなでしこジャパン 2点差を追いつきドロースタート

女子アジアカップ

AFC女子アジアカップ2014 オーストラリア女子代表vsなでしこジャパンの試合をNHK BS1の生中継でテレビ観戦しました。

なでしこは、オーストラリア、ベトナム、ヨルダンと同組となっています。
各組の2位以内ならば自動的に、来年の女子W杯出場が決まります。
(最終的には、5位までが女子W杯出場権を得る事が出来ます。)

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試合展開

なでしこの先発は、GKに山根、CBに岩清水と川村、右SBに有吉、左SBに宇津木、ボランチに宮間と坂口、右SHに中島、左SHに川澄、2トップに高瀬と吉良という布陣でした。

ニュージーランド戦と同じメンバーとなりました。澤、大儀見はベンチスタートとなりました。

なでしこジャパン
女子アジアカップ vsオーストラリア女子代表 先発フォーメーション
13.高瀬
11.吉良
12.中島
8.宮間
6.坂口
9.川澄
2.有吉
3.岩清水
20.川村
13.宇津木
21.山根
TextFormations

序盤は、オーストラリアの圧力に押される展開となります。

前半2分のオーストラリアのシュートはポストに当って助かります。

反撃したいなでしこですが、オーストラリアにチャンスを作られる事が多くなります。

なでしこは、宮間が遠目からシュートを打って反撃するものの、単発で終わってしまいます。

オーストラリアは18分、ミスパスを狙って裏に抜けかかるものの、山根が飛び出してきてクリアし事なきを得ます。このプレーで相手選手と接触した山根が痛むものの試合続行可能でした。

それでも、21分オーストラリアは自陣でボールを奪うとそのままドリブルで突破、そのままシュートに持ち込まれて失点してしまいます。

オーストラリアの圧力が弱まってきたものの、なでしこも中々チャンスを作れず苦しい展開となります。

前半34分、吉良に代えて大儀見を投入します。

大儀見が起点となり、徐々になでしこもパスが回るようになってきました。
序盤からプレスをかけていたオーストラリアの出足が悪くなった事もあります。

前半37分のCKのチャンスはファーサイドを狙ったボールを折り返せず。
さらに38分には、右サイドから有吉がクロスをあげるもののGKにキャッチされます。

前半41分、大儀見のパスは奪われるものの、これを宇津木が奪い返して遠目からシュートもバーの上を越えます。

前半43分、宮間のスルーパスに大儀見が抜け出すもののGKがブロックしゴールならず。
このCKから、宇津木がヘディングで狙うものの枠を捉えきれず。

なでしこが押しこむ展開となるものの得点は奪えず、前半を1点のビハインドで折り返します。

後半そうそう、大儀見を狙ったボールからゴール前で混戦となるもののファウルの判定となってしまいます。

後半2分の宮間のミドルシュートはクロスバーを直撃してゴールを捉えきれまえん。

後半17分、高瀬のポストから大儀見へスルーパス。これを受けた大儀見が倒されるもののファウルの判定はなし。それでも、このこぼれ球をひろって川澄がクロスをあげるもののクリアされてしまいます。

後半18分、なでしこのCKはクリアされるものの、セカンドボールを拾ってクロスをあげると、高瀬がヘディングで狙うものの枠を捉えきれず、ゴールが奪えません。

すると、後半19分、オーストラリアに攻めこまれサイドからのぼーるが最後は逆サイドに抜けてシュートを許すとこれが決まってしまいます。
押し込んでいたなでしこが2失点目となってしまいます。

後半22分、中島に代えて木龍を投入します。

後半24分、左サイドでボールを受けた川澄が折り返すと、相手DFのクリアがそのままゴールに吸い込まれます。オウンゴールで1点を返します。

木龍が2トップの一角に、高瀬が右SHに回ります。

後半26分、木龍がドリブルからするどいシュートもGKの守備範囲となってしまいます。

後半33分、右サイドからの高瀬のクロスは、混戦となり逆サイドに抜け、これを川澄が狙うものの抑えきれずバーの上となってしまいます。

オーストラリアはカウンターとセットプレーでチャンスを作るものの、なでしこがこれを凌ぎ切ります。

後半38分、左サイドからの川澄のクロスに大儀見がダイレクトで合わせてゴールを奪います。なでしこが同点に追い付きました。

後半43分、宮間のボールから大儀見が抜けだすとGKと交錯、こぼれたボールを大儀見がオーバーヘッドで狙ったものの、その前のプレーでファウルを取られます。

終盤、オーストラリアにチャンスを作られるものの、凌ぎ切ります。

結局、試合はこのまま決着がつかず引き分けに終わりました。

なでしこジャパン
女子アジアカップ vsオーストラリア女子代表 試合終了時フォーメーション
14.木龍
17.大儀見
25.後藤
8.宮間
6.坂口
9.川澄
2.有吉
3.岩清水
20.川村
13.宇津木
21.山根
TextFormations

戦評

序盤で後手に回った事が後々まで響きました。

途中からは、オーストラリアも動きが重くなってはきていたのですが、なでしこのチャンスにゴールがなかなか奪えず、苦しい展開でした。

同点に追いつくどころか、先に追加点を奪われてしまったのは痛かったです。

川澄のボールからオウンゴールではありますが、1点を返して反撃の狼煙をあげました。時間も残っていた事から、同点、逆転といきたいところでした。

大儀見の同点ゴールは見事でしたね。クロスの質も良かったですが、力みなく流し込んだようなゴールでした。

終盤、疲れていた相手に、木龍、後藤のドリブルは効果的ではありましたが、ゴールには繋がりませんでした。

大儀見が入ってから、ボールをキープできるようになった事と、相手の足が止まり始めた事で、うまくペースに持ち込む事が出来ました。

前回大会は準決勝で当って敗れているだけに、ここで勝ち切っていいイメージを残したいところでした。ただ、オーストラリア相手にドロースタートは悪くない展開だと思います。

グループリーグは、ベトナム、ヨルダンとの対戦ですが、油断せずに戦えば勝てる相手だと思います。

まずは、グループリーグを突破してW杯出場権を得たいところですね。

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