AFC女子アジアカップ2014 ベトナム女子代表vsなでしこジャパンの試合をNHK BS1の生中継で録画してテレビ観戦しました。
なでしこジャパンは、オーストラリアと引き分け、ベトナムはヨルダンに勝利しています。
オーストラリアはヨルダンに勝って、なでしこは現在3位ですが、ベトナムに勝てば2位以内に浮上できます。
試合展開
なでしこの先発は、GKに福元、CBに岩清水と川村、右SBに有吉、左SBに上尾野辺、ボランチに澤と宮間、右SHに木龍、左SHに川澄、2トップに大儀見と菅澤という布陣でした。
オーストラリア戦から6人を入れ替えてきました。
序盤、宮間がいきなりミドルシュートを狙うもののゴールならず。
ベトナムがアグレッシブにきたものの、次第になでしこがボールを回す時間が長くなります。
前半9分、菅澤から大儀見に渡りワンタッチで落とすと走りこんできた宮間が狙うものの、ここは先にGKが先に処理します。
前半、なでしこはCKのチャンスがあったもののゴールを奪えません。
単発でベトナムにシュートを許すものの、試合はなでしこが圧倒的にボールを保持する展開が続きます。
前半24分、右サイドからのクロスは誰にも合わなかったが、こぼれ球を宮間が狙うが、これはGKがキャッチします。
前半33分、澤から菅澤へボールが通ると大儀見を経由して宮間がサイドからシュートを放つがゴールならず。
前半38分、左サイドから川澄のクロスに大儀見がヘッドで合わせたものの、ボールはGKの正面に飛んでしまいます。
前半44分、なでしこのCKのチャンス。上尾野辺に渡ったボールは処理しそこねてシュートは打てなかったが、なんとか保持して落とすと、川澄がミドルシュートを放ちます。これが、良いコースに飛び、GKも反応できず。
ようやく、なでしこが先制点をあげます。
ATにはベトナムに攻め込まれるもののゴールは許さず、1点をリードして前半を終えます。
後半、なでしこは川澄が右SHに、木龍が左SHに回ります。
後半もなでしこが攻め続ける展開が続きます。
後半9分、右サイドからの川澄のクロスに大儀見が合わせるが、ボールは枠を外れてしまいます。
後半19分、なでしこのCKのチャンス。澤が狙うものの、クリアされてしまいます。
このこぼれ球をひろった上尾野辺がクロス大儀見が触って、岩清水がヘディングで狙うものの、ボールはバーにあたってしまいます。それでも、このボールを木龍が頭で押し込み追加点をあげます。
後半22分、木龍に代えて丸山桂里奈を投入します。
後半24分には、川澄のクロスに大儀見が頭で合わせてゴールを奪い、勝利を決定づけます。なかなかゴールが奪えなかった、川澄・大儀見ラインからゴールが生まれました。
後半28分、大儀見に代えて高瀬を投入します。
後半32分、高瀬が積極的にシュートを狙うものの、これはGKがキャッチします。
後半35分、宮間に代えて宇津木を投入します。宇津木はこのままボランチに入ります。
後半42分、右サイドから高瀬がしかけていき折り返すと、菅澤が潰れながらも落として、最後は川澄がシュート。これが決まって、4得点目をあげます。
この後もなでしこが最後まで攻め続けて、試合終了となります。
大量4得点をあげて、グループリーグ首位に浮上しました。
戦評
試合自体は危なげがないものだったと思います。
圧倒していたものの、1点目をあげるのに時間がかかってしまったのは反省材料でしょう。
相手が引いて守っていた事もありますが、最後のボールの精度だったり、ちょっとした判断の遅れだったりがあり、ゴールに直結出来なかったシーンも多くありました。
1点目、2点目はCKからの流れだったものの、直接狙った形ではまだゴールが奪えていません。セットプレーから直接狙う形が決まれば、もう少し試合が楽に進められるのですが。
この試合では、宮間が直接狙える位置でのFKもなかったので、もっともっとしかけて行っていいと思います。
この試合に勝利し、勝ち点でオーストラリアと並び、直接対決でも引き分けですが、得失点差でなでしこが首位に浮上しました。
次のヨルダンに引き分け以上で、来年のW杯出場が決まります。
ヨルダンは日本人監督が指揮していて、なでしこリーグのチームと練習試合を組んだりしているので、なかなかやりにくい相手かもしれません。
実力では、なでしこジャパンの方が上回るでしょうが、今後の事を考えれば中東勢にもしっかりと勝利しておきたいところです。