2014年 J2 第3節 東京ヴェルディvsジェフユナイテッド市原・千葉の試合を味の素スタジアムまで観戦してきました。
ヴェルディの味スタ開催ゲームは、試合の1時間半前に一般入場という事で、試合までの時間が短く少し慌ただしい感じですね。
天候もよく、かなり暖かくてサッカー観戦日和でしたが、客入りの方はあまりよくありませんでした。両ゴール裏のほか、バックスタンドに少しという感じでしょうか。(最終的に5000人台止まりでした。)
味スタのキャパを考えると少しさみしい感じがしますね。
ヴェルディの方は、開幕2連敗という事で、この試合は勝ちたいゲームでしょう。ジェフの方は、前節山中の一発でなんとか勝ちましたが、まだまだという感じでした。連勝して、いいムードでアウェイ2連戦を乗り切りたいところです。
試合展開
それでは、試合です。ジェフの先発は、GKに岡本、CBに山口智と大岩、右SBに竹内、左SBに太亮、ボランチに山口慶と佐藤健太郎、右SHに佑昌、左SHに山中、トップ下に町田、トップに森本という布陣でした。
右SBには竹内を起用してきました。ベンチにケンペスが復帰していますが、森本がこの試合も先発起用サれています。
前半は、どちらかというとジェフがペースを握る展開となります。
ただ、ポゼッションで、ヴェルディを上回るものの中々効果的な攻撃が出来ません。
ヴェルディの方もなかなかボールを回せずに苦しんでいたものの、シュート自体は何本か打てていました。
中々、中央で起点が出来ず両サイドを使って攻め立てるもののシュートまで持ち込む事が出来ず、得点の気配がしません。
試合を優位にすすめていたジェフが、攻撃面が今ひとつ振るわず前半を0-0で折り返します。
後半、立ち上がりに積極的に攻めこむと、町田がミドルシュートを放つもののバーの上を超えてしまいます。
逆にヴェルディが、サイドからペナルティエリアすぐそばでのFKのチャンスとなります。このFKからヘディングで押し込まれて、ゴールを許してしまいます。ヴェルディが先制し1-0となります。
後半は、ヴェルディペースで試合がすすみ、得点の糸口が見えないジェフは、16分に森本に代えてケンペス、町田に代えて谷澤を投入します。
すると、後半17分左サイドからクロスに佑昌が狙うもののゴールならず。
さらに後半18分には、左サイドの太亮からのクロスにケンペスがヘディングで狙うものの枠を外してしまいます。
いい流れになりつつあったものの、ヴェルディに攻め込まれる事が多くなり、なかなかペースを掴めません。
後半24分、ジェフが左サイドからのFKのチャンス。竹内がゴール前でピタリと合わせますが、ボールはGKの正面をついてしまい得点には至らず。
ヴェルディのセットプレーのチャンスが続き、中々反撃に行けないまま時間が過ぎます。
後半34分、山口慶に代えて兵藤を投入します。
後半39分、ボールがつながって、最後はケンペスがシュートも、枠を外れてしまいます。
ジェフが必死の反撃をこころみるものの得点が奪えないまま時間が過ぎていきます。
後半45分、左サイドでボールをもった太亮が右足でクロスをあげると前線に上がっていた山口智にピタリと合い、頭で押し込んでゴールを奪います。
土壇場でジェフが同点に追いつきます。
AT4分、怒涛の攻めを見せるジェフでしたが、カウンターからチャンスを作られて危ない場面も岡本がセーブして失点は免れました。
結局、このままスコアは動かず1-1で試合終了となりました。
戦評
前半は悪くはなかったと思います。若いヴェルディ相手によく追い込んでボールを奪えてました。
ただ、攻撃面は躍動感がなかったですね。どうしても手詰まりになる事が多く、シュート自体も少なかったです。
前節は、積極的にミドルシュートを狙う場面が多かったですが、この試合ではそれもありませんでした。
ちばぎんカップから、開幕2戦もフクアリ開催で、久しぶりのアウェイでの試合で、しかも味スタという事で、距離感が若干違うというのはあったかもしれません。
ボールポゼッションでは上回ってたものの、前半のうちに得点をあげる事が出来なかったのが響きました。
後半、先に失点を許すと、いよいよ攻撃面で機能していなかった影響が出てきます。
さらに、ヴェルディの方は後半の方は得点して動きもよくなって、ジェフはなかなか攻めに行けない展開でした。
なんとか、最後は智のゴールで追いつきました。左を切られていてなかなかクロスをあげるのに苦労していた太亮が、意表をついて右足であげたのと、いるはずのない智が前線に上がっていた事が重なっての得点でした。
やはり、正攻法だけでは、なかなかこじ開ける事が難しいのかもしれません。
開幕3戦で、2得点というのは少しさびしいですね。昨年も得点数が減ってしまいましたが、今年はさらに酷い気がします。ケンペス、森本のどちらかにでも得点があれば勢いがでてくるのでしょうが。
なかなか、状況が目に見えて変わるというわけにもいきませんが、次節は昨年2敗を喫した長崎とのアウェイ戦です。昨年の借りを返したいですね。
ここで、負けてしまうと苦手意識が出てしまうので、チーム状態にかかわらず、球際のところで負けないようにして、勝利をもぎ取って帰ってきてもらいたいです。
選手評価
GK 岡本 6.5
DF 智 6.5
DF 大岩 6.0
DF 竹内 6.0
DF 中村 6.0
MF 慶 6.0
MF 健太郎 6.0
MF 兵藤 -
MF 田中 6.0
MF 山中 6.0
MF 町田 5.5
MF 谷澤 6.0
FW 森本 5.5
FW ケンペス 5.5