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Jリーグ スタジアム観戦者調査2013とジェフ千葉 その1

Jリーグ観戦者調査2013

Jリーグより、「Jリーグ観戦者調査2013 サマリーレポート」という調査結果が出ていました。

この中からジェフ千葉の調査結果を中心にみていきたいと思います。

クラブの貢献度は平均的

Jクラブが地域に貢献しているかという調査に対する結果ですが、Jリーグ平均とジェフを比べてみるとほとんど変わらない数値となっています。

平均的ということは、上もいれば下もいるという事にはなりますが、まだまだ伸びしろがあると言えます。

ホームタウンへの貢献度では、松本、札幌、岡山のポイントが4.4以上であるのに対して、ジェフは4.1止まりという事ですから、少し物足りない数字のような気がしますね。

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年齢層は40代が最多

スタジアムへの観戦者の年齢では、Jリーグ平均が39.5歳ですが、ジェフ千葉は40オーバー。最多が、40代で40代以上だと56.2%と過半数を越えます。

実際、スタジアムで若い人が少ないという印象はないのですが、 20代以下の観戦者が20%にも満たないといいのは気になるところです。

40代以上の観戦者が多い事は決して悪い事ではないですが、若い世代が少なすぎる気がしますね。

ただ、ジェフの2012年調査時の平均が37.8歳という事で、さすがに平均年齢上がり過ぎという感じはしなくはないです。たまたま、調査を実施した試合が多かったのでしょうか!?

活動区域からの観戦者80%越え

ジェフ千葉の試合観戦者の移住地は、千葉市、市原市、船橋市がトップ3なのは今回も変わらずです。活動区域内からの観戦者が84.5%という事で8割を越えました。

2012年の調査では、8割を割ってましたから、少し増えた事になります。これに関しては首都圏のクラブの中では多い方のようです。J2で地方のクラブでは9割以上という事も多いようですが、これは交通の便の都合もあるので単純ではないでしょうね。

観戦歴の2分化

Jリーグ平均では観戦歴の長い人の割合が徐々に増えていっているという傾向がありますが、ジェフ千葉の場合は1996~2002年から観戦し始めたという人が少なくなっていて、それ以前とそれ以降が多いという結果になっています。

これは、Jリーグが始まった頃からの観戦者といわゆるオシムさんが監督をしていた時期以降に見始めた人という事になのでしょうね。

2000年頃までは下位に沈んでいた事が長かったといのもあり、それも影響しているのでしょう。ただ、2007年以降に観戦し始めた人も20%以上いるという事ですからそこまで単純ではないかもしれません。フクダ電子アリーナがホームスタジアムとなった事で、観戦しやすい状況になったというのはあるかもしれません。

観戦のきっかけで地元のクラブ感はなし

これは、最初のホームタウンへの貢献度にも関連しているのでしょうが、観戦のきっかけとして地元のクラブだからであるとか、クラブが地域貢献しているからという回答でジェフはやや低めの数字となっています。

居住地域からすれば、地域の住民が多いという傾向ではあるという事からすると、不思議な感じもしますが、居住地である事と地元のクラブであるというのはまた別の感覚なのでしょうかね。

もっとも、個人的にはも決して千葉県が地元という感覚はないので、外から移住してきた人も多くいるのが要因にあるのかもしれません。

スタジアムへは誘わず誘われず

スタジアムへの勧誘動向という調査では、ジェフの場合あまり誘わない、まったく誘わないという人が5割を越えています。また、スタジアムに誘われるかというちょうさでは、あまり誘われない、全く誘われないが合わせて7割近くにのぼっています。

結果としては、ジェフの試合を観に来ている人たちは、誘わないし、誘われないという事になっています。

これが、必ずしも観客動員と関係あるかという事になると、浦和や札幌も同様の傾向にある事から、それはまた少し違う問題なのかなという感じもします。

よく誘い、よく誘われるというのが多いクラブは比較的地方のクラブが多く、どちらかというと地域性というのがあるのかもしれません。

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