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コンフェデレーションズカップ2013 ブラジルvs日本 痛恨過ぎる3失点

コンフェデレーションズカップ日本vsブラジル

コンフェデレーションズカップ ブラジル2013 ブラジル代表vs日本代表の試合をNHK BS1の試合を録画してテレビ観戦しました。

W杯予選が終了し、ドーハからそのままブラジル入りした日本代表はコンディション的には不安が残るが、ブラジル相手にどれだけ出来るか現時点での力を計る試合となる。

試合経過

日本の先発は、GKに川島、CBに今野と吉田、右SBに内田、左SBに長友、ボランチに遠藤と長谷部、右SHに清武、左SHに香川、トップ下に本田、トップに岡崎という布陣でスタートとなった。岡崎と本田は2トップに近い位置関係だった。

日本代表
コンフェデレーションズカップ vsブラジル代表 先発フォーメーション
9.岡崎
4.本田
8.清武
17.長谷部
7.遠藤
10.香川
6.内田
22.吉田
15.今野
5.長友
1.川島
TextFormations
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試合は、開始早々の前半3分、フレッジが胸で落としたボールをネイマールがダイレクトボレー。強烈なシュートがゴールに突き刺さりブラジルが先制する。

日本もその直後にFK、さらには本田がミドルシュートを狙いチャンスを作る。

だが、先制したブラジルは落ち着いていた。日本にボールを繋がれても慌てず、少しのミスをついてカウンターを狙ってくる。

右からフッキ、左サイドにネイマールが流れて再三日本の守備を突破しにかかるが、なんとか追加点は許さず。

その後、日本、ブラジル共にシュートチャンスがあったがゴールは生まれず。
前半終了間際にはブラジルが連続してチャンスを作り、フッキの強烈なシュートなど日本を追い詰めたがゴールは死守。

前半を1-0で終える。

後半の頭、またもや痛すぎる失点。右サイドからダニエル・アウベスが送ったクロスをパウリーニョがシュートに持ち込む。川島が伸ばした手に当てるものの、ボールはそのままゴールに吸い込まれる。ブラジルが2-0とリードを広げる。

後半5分、日本は清武に代えて前田を投入。前田がトップに入って、岡崎が右サイドに回る。

前田がいきなりシュートを放ちGKがこぼすものの、岡崎が詰める前にキャッチされる。

この後、日本はなかなかチャンスを作れなくなり、逆にブラジルがセットプレーからチャンスを作り出す。

後半26分、日本がFKのチャンス。本田のFKは壁に当たったもののゴール前で混戦になり、最後は前田がシュートを放つもGKがセーブする。

この後、ブラジルはネイマールとフッキを下げる余裕の采配。
逆に日本は、遠藤、本田に疲労の色がみえて後退で細貝、乾が投入される。

乾が投入直後にミドルシュートのチャンスがあったものの、その後はチャンスが作れず。
逆にアディショナルタイムに香川が相手陣内でボールをカットされてカウンターを許す。最後は途中投入のジョーにゴールを決められて3-0とされてしまう。

試合はこのまま3-0で終了。日本は完敗スタートとなった。

日本代表
コンフェデレーションズカップ vsブラジル代表 試合終了時フォーメーション
18.前田
10.香川
9.岡崎
17.長谷部
13.細貝
19.乾
6.内田
22.吉田
15.今野
5.長友
1.川島
TextFormations

戦評

3失点それぞれが痛すぎる失点となってしまった。
ネイマールの先制点で、ブラジルが落ち着いて試合を運べる状態を作ってしまった。
パウリーニョの2点目で反撃ムードをかき消すゴールとなった。
ジョーの3点目でグループリーグ突破する上で得失点差でも厳しい状況に追い込まれてしまった。

ネイマールの先制点は止めなければならなかった。シュート自体はすばらしいもので、GKはノーチャンスだったろう。ただ、フレッジが胸で落してネイマールが反応した時点で、ディフェンスに入らなければならないが、誰も守備にいけていなかった。遅れて吉田が反応するが既にネイマールが振りぬいた後。

日本もチャンスは作れていたが、GKがもっと前で弾くようなボールになっていればおもしろかったが、全て処理されてしまった。
ブラジルは、日本の出方を見ながら守って、ボールを奪ったら攻撃に切り替えればいいという状況だったのでスタミナのロスもすくなかったし余裕があった。

後半早々の失点。これも集中力が欠けていたかなと思うような場面。クロスもシュートも見事だったが対処できない事はなかったと思う。

3失点目はカウンターだったが、香川がボールを失ったのは相手のペナルティエリアだったことを考えれば、途中で遅らせるなり出来たとは思うのだが。簡単にボールを繋がれてゴール前まで持っていかれてしまった。

試合全体をみると、やはりドーハからの移動というコンディションに問題があったかなとも思う。特に後半途中からは全体の運動量が落ちた。
フィジカルの強い本田でさえボールを奪われたり、パスミスする事が多くなった。

ブルガリア戦から出ずっぱりだった遠藤はガス切れ。負けている試合なのに細貝を投入しなければならないという事態というのは問題がある。

悪いタイミングでの失点や、コンディションの問題があったが、ともかくブラジル相手に何も出来ずに完敗となってしまった。昨年のヨーロッパ遠征ではチャレンジ出来ていた事も出来ず。

決勝トーナメント進出のためには、残り2試合負けが許されない状況となった。しかも、得失点差のことを考えれば2連勝したいくらいだが・・・。

まずは、コンディションを少しでも上げないと話にならない。イタリア、メキシコ相手をするには、最低限今まで出来ていた事が出来ないとちょっと厳しい。

選手としては悔しさ一杯だろうが、ザックが残り2試合をどういう判断をしてくるか。これまでどおりのメンバーで来るのか、コンディションを考えて変えてくるのか。
出番のなかった両酒井や、ハーフナー、出場時間の少なかった乾をどう使ってくるのか。

ザッケローニ監督にとっても正念場となる残り2戦になるかもしれない。

選手評価
GK 川島 5.5
DF 今野 6.0
DF 吉田 5.0
DF 内田 6.0
DF 長友 5.5
MF 遠藤 5.5
MF 長谷部 6.0
MF 本田 6.0
FW 香川 5.5
FW 岡崎 5.5
FW 清武 5.0
FW 前田 5.5
FW 乾 -

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