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なでしこリーグ2013 ジェフレディースvsベガルタレディース 勝ちきれず引き分け

試合前の整列をするジェフレディースの選手たち

2013年シーズン なでしこリーグ第4節のジェフユナイテッド市原・千葉レディースvsベガルタ仙台レディースの試合を観戦しにゼットエーオリプリスタジアムまで行って来ました。

市原臨海競技場の命名権をゼットエーが取得して、4月からゼットエーオリプリスタジアムとなっています。

ベガルタ仙台レディースは、昨年立ち上げて、チャレンジリーグで優勝。今シーズンからなでしこリーグで戦っています。なでしこリーグのレギューらでもある鮫ちゃんが所属してますが、この試合は怪我のためか、欠場していました。
ジェフのトップチームとベガルタは、ちょうど入れ替わる形でJ2とJ1になってしまった為、対戦が実現しておらず、先にレディースでの対戦が実現しました。

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試合前の整列をする両チームの選手たち

試合経過

まず主導権を握ったのはジェフ。ボールを繋ぎながら、ベガルタゴールに迫る。
チャンスはあったものの、ゴールには繋がらず。

ベガルタはチャンスこそ作れなかったが、徐々にジェフのパスを奪えるようになり、なかなかジェフもチャンスを作れなくなる。
だが、先制点を奪ったのはジェフ。新加入の川村真里がミドルシュート。バーに当たりながらもゴールに吸い込まれる。

これで勢いに乗りたかったジェフだったが、直後にゴールを許し同点に追いつかれる。

ジェフレディースのCKのチャンス

ジェフがペースを握りつつも、ベガルタが再三裏を狙ってきて、危ない場面も作られた。

前半、攻めあぐねた形となったジェフは、ゴールを奪えず1-1で前半を終える。

後半も、ジェフがやや優勢な状況でゲームが進む。

ベガルタが裏を狙ってくると、簡単に裏を取られる場面もあったが、櫻本が懸命に戻り、GKの山根もボールによく反応してピンチを凌いだ。

ジェフレディースの後半のCKのチャンス

チャンスはあったものの、シュートがなかなか枠に飛ばず、ゴールが奪えないジェフ。

膠着状態のままゲームは進む。終盤、北川、安齋と若い選手を投入して打開を計るものの最後までゴールを奪うことが出来す。

試合は1-1で引き分けに終わった。

選評

試合終了後の握手をする両チームの選手たち

試合を優位に進められたという点では悪くはなかった。ただ、試合が拮抗する中で、勝ちきるという事が出来なかったのが残念だった。

チャンス自体は数多く作れていたものの、決定機というところではあまりなかったようにも思う。

ベガルタは今年チャレンジリーグから昇格したというものの、マリーゼにいた選手が母体であり今シーズン好調な滑り出しをみせていて、なでしこリーグで戦う力のあるチームだった。
鮫島が欠場という事もあり、やや攻撃面での迫力には欠いたが、ジェフにボールポゼッションを許してもしっかりと守れていたし、簡単に勝てるちーむではなかった。

ジェフは、新加入のSB上野紗稀に注目してみたが、浦和レッズレディースのユースから加入していきなりレギュラーを掴んでいるだけあって、いい選手だった。ヤングなでしこの候補にも選ばれており、将来のなでしこジャパン入りも期待できる。
かわいらしい顔とは似合わず、足腰がしっかりしている印象で、年齢が上の選手相手にも当たり負けしない強さがあった。攻撃面では、あまり思い切って上がる場面は少なかったが、ペナルティエリアで仕掛ける果敢さもあって、もう少し慣れてくればサイドからチャンスを作れるようになるかもしれない。

今週、急遽移籍してきた、アルガルベがップでなでしこジャパンにも呼ばれていた川村真里だが、いきなりゴールという結果を残した。これは、本人に聞かないとわからないが、チャレンジリーグに降格した福岡ではなく、トップリーグにいるジェフレディースに移籍してきたのは決意の表れなのかなと思う。なでしこジャパンでもみせた果敢な攻めがジェフレディースにとっても力になるだろう。

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