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ちばぎんカップ2013 柏レイソルvsジェフユナイテッド市原・千葉【J特】

ちばぎんカップ2013

第19回ちばぎんカップ 柏レイソルvsジェフユナイテッド市原・千葉の試合を千葉テレビの中継でテレビ観戦しました。

今年も、この時期がやってきたなぁという感じ。レイソルの方は、まだチームが始動してから2週間というところで、どの程度試合出来る状態なのかはわからなかったが、ジェフはキャンプも終えて開幕に向けてカテゴリーが上のチームと対戦という事で現時点での仕上がりがきになるところ。

試合経過

ジェフの先発は、GKに岡本、CBに智と竹内、右SBにキム、左SBに渡邊、ボランチに勇人と兵働、右SHに米倉、左SHにジャイール、2トップ気味に谷澤とナムという布陣。

ジェフユナイテッド市原・千葉 2013年 ちばぎんカップ vs柏レイソル 先発フォーメーション
23.ナム 39.谷澤
22.ジャイール 11.米倉
15.兵藤 7.佐藤勇
19.渡邊 20.キム
5.山口 3.竹内
1.岡本
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ジェフは序盤、ジャイールからのボールからチャンスになりかかるが、反応できず。

レイソルは、CKから連続してチャンスを作るが、こちらも得点には至らない。

前半10分、カウンターからレイソルがビッグチャンス。右サイドからのクロスにクレオが合わせるがDF当たって事なきをえる。

ジェフは左サイドからジャイールが、さらに谷澤がドリブルで持ち上がってチャンスを作るケースが多いものの、ボランチやサイドバックがからんでの攻撃は少ない。

前半17分、左サイドでボールをもったジャイールが突破をしかけると思わせて中へクロス。これに米倉がヘディングで合わせ、ゴール右隅に決め、ジェフが先制する。

レイソルは、今シーズン試みている3バックがはまらず、攻撃陣も流動的な動きが影を潜めてジェフに守られている。
逆にジェフは、人数は割けないまでも、ジャイール、谷澤、米倉、ナムの4人でチャンスを作っていけている。

前半28分には、谷澤がドリブルで持ち上がって兵働とワンツー。シュートには持ち込めなかったが、右に流して米倉のシュート。相手DFにあたった浮き球を兵働がヘディングシュートを放つもののゴールは奪えず。
さらに、CKから連続してチャンスを作るものの追加点は奪えず。

前半の終盤はレイソルがCK、FKを連続してとってチャンスとなるが、ジェフの守備陣が守りきり、0-1でジェフがリードして前半を終える。

後半頭、レイソルは増島を下げて山中を投入し、4バックに変更する。

1点を追うレイソルが後半は攻勢に出る。FKから鈴木が合わせるものの枠に飛ばず。ポゼッションでもレイソルが上回ってきた。

ただ、ジェフもジャイールを中心に攻め込む。ジャイールがドリブルで切れ込んで直接シュートを放つ場面もあったがゴールならず。

後半15分、ジェフのCK。兵働がショートコーナーからクロスをいれ、米倉が中央でボレーで合わせる。これが決まってジェフが2点目を上げる。

レイソルは後半16分、工藤に代えて田中順也、谷口に代えて栗澤を投入する。さらに、後半22分にはクレオに代えて狩野が投入される。

リズムが出て来たレイソルだったが、逆に得点を奪ったのはジェフ。
後半25分、兵働から左サイドに大きく展開。渡邊が置いていてクロスをあげると、走りこんできたナムがヘディングで合わせてゴール。3点目をあげリードを広げる。

ジェフは、兵働に代えて健太郎を投入する。

レイソルの攻撃が続くがジェフのDF陣が固い。よく、レイソルの攻撃を防いでいる。

後半34分、ナムに代えて深井を投入。さらに後半40分には、渡邊に代えて山口慶を投入する。

終盤、レイソルの直接FKなどチャンスがあったものの得点を奪えず。

ロスタイムには、谷澤に代えて大岩を入れて逃げ切りをはかる。
結局、このままジェフが0-3で勝利を飾った。


ジェフユナイテッド市原・千葉 2013年 ちばぎんカップ vs柏レイソル 後半45分のフォーメーション
9.深井 39.谷澤
22.ジャイール 11.米倉
16.佐藤健 8.伊藤
13.山口慶 20.キム
5.山口 3.竹内
1.岡本

戦評

レイソルは始動してから2週間という事と、慣れない3バックという事もあり前半はまったくといっていい程機能しなかった。

ジェフは、昨年J2最少失点の守備力は健在で、本調子とはいえないレイソルであれば守りきれるという事がわかった。

ジャイール、谷澤、米倉がドリブルで持ち上がって時間をつくる場面が多く、サイドバックが持ち上がったり、ボランチがからんでの攻撃はあまり多くなかった。

試合後の鈴木監督のインタビューからすると、もう少しポゼッションを高めたいという事らしい。この試合では、得点こそ奪えたが、いずれもクロスからピンポイントで合わせた得点で、人数をかけて攻め込んだ得点はなかった。

レイソルとすれば、ACLそしてJリーグ開幕になんとか状態よく入れるようになればというところで、まだまだ試合をこなせるだけの状態ではないようだ。

ジェフは、新戦力のジャイール、ナムが使える目処がたったという感じで、右SBのキムも攻め上がりこそなかったが、戦力としては使えそうという感じだった。
サポフェスのときに、勇人が今年は"助っ人"が活躍して欲しいと言っていたが、期待出来そうな気がする。

コンディション的にまだ試合に出せる状態ではないケンペスが開幕には間に合うだろうから、トップ下に谷澤なりナムが入る感じになるのだろうか!?
サブに入っていた戸島くんや、ベンチ外だった佑昌、大塚、町田らもいて選手層はかなり厚い。このメンバーをどう使っていくのか、もう少しみてみたいところ。

山口智のいるDF陣の安定感が今年も健在だったのは良かったが、逆に智が不在の時にどうなるのか!?良過ぎる守備陣が逆に不安要素でもある。

ジェフは、開幕までの期間に3試合ほどTMの予定が入っており、ここでさらにコンビネーションを深めていきたいところ。

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