
高校サッカー選手権2回戦 青森山田高校vs修徳高校の試合を観戦しに駒沢陸上競技場まで行って来ました。
試合開始前に到着。相手が東京都代表の修徳だったんで、もう少し多くの人が来てるかなと思っていたが、結構空いてました。
試合経過
前半、青森山田は長めのボールを使ってはいたが、修徳相手にペースは握れていた。
1回戦のときもそうだったが序盤はセーフティに長いボールを入れてくる事が多い。
前半10分を過ぎて徐々にボールを繋いで攻める展開をつくりだしてきた青森山田だったが、パスミスも多くなかなかリズムにのれないまま時間が過ぎていく。
だが、青森山田は前半17分ペナルティエリアの外右サイドで得たFKから山田がヘディングで合わせてゴール。先制点を奪う。
このゴールで落ち着きが出て来た青森山田だったが・・・。前半21分バックパスが短くなり、このボールを奪われてしまう。前に出てきていたGKも外されていて無人のゴールにシュートを決められて修徳が同点に追いつく。
ミスからの失点で青森山田も中々リズムが作れなくなる。中盤で中々落ち着かない展開となり、膠着状態となる。
前半は両チーム追加点が奪えず1-1で折り返す。
後半は、青森山田がペースを握る展開となる。両サイドを中心にチャンスを作れるようになる。
後半14分、左サイドからの仕掛けでDFを抜き去ると後ろから走りこんできた選手にパス。シュートと見せかけて右サイドの石井にパスをおくり、これを落ち着いてきめる。青森山田が勝ち越しに成功する。
その後も青森山田が優勢に試合をすすめるものの追加点が奪えない。
修徳はカウンターからチャンスになりかけてはいたが青森山田の守備が固くなかなか決定機をつくれていなかった。
だが、後半24分右サイドから左サイドに大きく展開。ここからのクロスに小野寺が合わせてゴール。修徳が同点に追いつく。
終盤、青森山田も怒涛の攻めをみせるが勝ち越し点が奪えない。ロスタイムのCKもビッグチャンスがあったがゴールならず。2試合連続のPK戦となる。
PK戦、両チーム3人づつを決めて、修徳の4人目を青森山田のGK田中がセーブ。さらに修徳の5人目も連続セーブ。PK戦を4-3で青森山田が3回戦に勝ち進んだ。
戦評
自力では青森山田が上だったと思うが、中々主導権を握る事が出来なかった。修徳の守備もよかったが、青森山田の攻撃も今ひとつ迫力に掛けた部分がある。
良いチームではあるが、優勝を狙うには少し物足りなさが残る内容だった。PK戦ではGKが2人を止め、キッカーも独特の間合いで全員決めた。PK戦では得意という感じがしたが、出来ればPK戦になる前に試合を決めたかった。
試合展開としても、パスを繋いで攻めた方がチャンスにはなっているが、どうしても中盤でボールを落ち着かせる事が出来ない時間帯が多かった。中盤でボールを落ち着かせる選手がいれば、もっと長い時間ペースを握れるとは思うのだが。このあたりはキャプテン椎名が頭から出れない事が影響しているのか!?
これで3回戦は星陵との対戦となった。鬼門の3回戦を勝ち上がれるかどうか、非常に大事な一戦となる事は間違いない。
▼公式記録
