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第91回高校選手権 1回戦 青森山田vs野洲 粘り強い守備でセクシーフットボールを撃破

第91回高校サッカー選手権

高校サッカー選手権1回戦 青森山田高校vs野洲高校の一戦を観戦しに駒沢陸上競技場まで行って来ました。

第1試合の修徳高校vs鳴門高校のハーフタイムに到着。まだ、0-0の状況だったが、後半に2得点した修徳高校が快勝した。

試合経過

いよいよ第2試合は、大会屈指の好カード、高円宮杯U-18プレミアリーグイースト4位の青森山田高校と、高円宮杯U-18プリンスリーグ関西7位の野洲高校の対戦。

セクシーフットボールの再来とも言われる今季の野洲に対して青森山田がどうくるのかという構図だろう。

試合前の記念撮影をする青森山田の選手たち

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青森山田は椎名くんがベンチスタート。青森山田のキックオフでゲームスタート。

青森山田の円陣野洲の円陣

試合は野洲がボールを回しながらゲームを組み立てる展開。青森山田は積極的にボールホルダーにプレッシャーをかけていく。

青森山田は奪ってから早く裏にボールを通すような展開が多い。
野洲のボール回しに中々主導権が握れない展開だったが、青森山田も次第にボールを回せるようになりチャンスが作れるようになる。
青森山田はボールを回してからの展開の方がチャンスになっているようだ。しかし、得点は生まれず。
さらに、青森山田はGKが接触プレーで負傷。サブのGKも用意をし始めるがプレー続行。

野洲のボール回しに次第についていけなくなり押し込まれる展開が続くようになる。
ただ、最後のところでは辛抱強くファウルしないように守ってゴールは許さない。

青森山田のGKが倒れ治療し時計が止まる時間が長くなる。
野洲にペースを握られながらも得点を許さず、ロスタイムは9分の表示。

前半ロスタイム8分に、野洲のボールを前でカットした青森山田が速攻から最後は池上がミドルシュート。これが決まって青森山田が先制する。

青森山田の先制点の直後

前半は青森山田がリードして終える。

前半負傷していた青森山田のGKはハーフタイムで交代となった。

後半、攻勢をかけてきた野洲だが、青森山田がよく守っている。
だが、野洲の攻めが実ったのは後半9分。ゴール前での混戦から最後は大本が押し込み野洲が同点に追いつく。
その後も、野洲のボール回しに劣勢にたたされるがしぶとく食らいついてゴールを許さない。

青森山田はセットプレーから惜しいチャンスを作ったが勝ち越し点は奪えず。

青森山田のCKのチャンス

終盤は、両チームとも単調な攻めが多くなりゴールが遠い。結局、追加点は生まれず1-1でPK戦となった。

先行は青森山田。1人目の椎名が止められてしまうが、野洲の2人目も失敗。3人目を成功させた青森山田に対して、野洲は連続で外してしまう。4人目、5人目を連続で成功させた青森山田が2回戦進出を決めた。

試合終了後の整列をする選手たち

戦評

攻める野洲、守る青森山田という構図になったが、青森山田がしぶとく守りぬいた形になった。

プレミアリーグで戦っている青森山田からすれば、ボールを回してくるチームとはやりなれているはずだったが、野洲のボール回しにはかなり苦労していたようだ。
積極的にプレスはかけているが、どんどんボールを運ばれて後ろに下げさせられてしまったという状況。それでも、最後のところはファウルしないで冷静に対処してゴールを守り続けたのが大きかった。

前半は、ボールをつないでチャンスを作れていたが、後半は守備に裂く時間が長くなってセットプレーから何度かチャンスを作ったくらいだった。
それでもGKが途中で交代になるアクシデントの中守りぬいたと思う。その交代で出場したGK田中がPK戦で1本防いだのだから勝負はわからない。

それにしても野洲が1回戦で姿を消すのはもったいない。プレミアやプリンスリーグにいるチームがシードされてもいい気もするのだが・・・。

青森山田 1-1 (PK 4-2) 野洲

公式記録

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