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第92回天皇杯 準決勝 ガンバ大阪vs鹿島アントラーズ

第92回 天皇杯

天皇杯準決勝のガンバ大阪vs鹿島アントラーズの試合をNHK総合の中継でテレビ観戦しました。

試合経過

ガンバは、レアンドロが出場停止、明神を怪我で欠くという事で家長がトップに入る布陣。

ガンバがボールを回して組み立てようとするが、鹿島がうまく対処してなかなかペースが握れない。

鹿島が何度かチャンスを作ったが、ガンバもよく守っている。

均衡が崩れたのは前半23分、ショートコーナーから遠藤が上げたボールがそのままゴールに吸い込まれる。遠藤らしい得点でガンバが先制する。

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この得点でガンバがボールを回せるようになってくる。ただ、流れの中からはなかなか鹿島の守備を崩すことが出来ず追加点が奪えない。

鹿島もパスミスもありなかなかリズムが取り戻せず、前半は1-0でガンバがリードして終える。

後半頭に鹿島はレナトを投入する。

鹿島がボールポゼッションでも圧倒してガンバゴールに迫る。

それでも、ガンバの守備陣が踏ん張ってゴールを許さない。鹿島はさらに興梠を投入して攻勢に出る。

鹿島が攻めてガンバが守るという構図が続くが、ゴールは生まれない。

ボランチに本田を投入し、柴崎を右SHに押し出して4-4-2に切り替える。

鹿島の猛攻に防戦一方だったガンバだが最後まで集中力が切れず。

ガンバが天皇杯3回戦以来の完封勝利を飾り、決勝進出を決めた。

戦評

ちょっと予想外の展開というか、1-0でガンバ勝利というのは驚きだった。

今季のガンバは攻撃力はあるが、失点も多くて、その結果J2降格になっていて、相手が鹿島という事もあって得点は出来るかもしれないが、どこまで守りきれるのかという感じだったので。

ガンバは、今野をボランチに移したのがかなり効果的だったようで、ここで今野が潰してくれる事でかなり後ろが楽になっているようだ。

ピンチのときには今野が下がってカバーに入るのでかなり守れるようになってきたなという感じがした。

鹿島の方は、ガンバにボールを回されても慌てずに守れていたが、遠藤のゴールは予想外だったろう。

しかも、ガンバ相手なら1点は返せれると踏んでいたのでは?!それが得点できない時間が続いて鹿島の方も少しづつ焦りが出て来たなという攻めになってしまった。

ガンバが決勝進出を決めて、来季のACL出場の可能性が出てきた。ただ、試合数の多いJ2の中でACL出場はそれだけで過密日程にもなるし、当然リーグ戦にも影響してくる事もあり、J2勢の面々からすればありがたいくらいだろう。

ガンバがどの程度の戦力を維持できるかはわからないが、今年と同じような攻撃力を続けられるなら、ACLに出てもらうくらいでもいいハンデになるかどうかって気もするが。さらに、守備の安定感も出てきて戦々恐々といったところだろう。

準決勝のもう1試合はレイソルがマリノスに相手にこれも1-0で勝利。決勝は、ガンバ大阪vs柏レイソルの組み合わせとなった。

第88回大会と同一カードになり、このときはガンバが延長戦で競り勝っている。

天皇杯決勝で2012年シーズンもいよいよ終了。面白い試合になればいいのだが。

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