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夢の対決!!なでしこジャパンvsヤングなでしこ "SAWA and Friends, X'mas Night 2012"

Cheer!NIPPON

澤穂希が発起人となって開催されたチャリティマッチ"SAWA and Friends, X’mas Night 2012"をBS朝日の中継を録画してテレビ観戦しました。

「チャリティマッチ開催概要決定」のお知らせ | Cheer! NIPPON

この試合、前半はなでしこジャパンのメンバーを中心とした、「2012 Memories」とヤングなでしこのメンバーを中心とした「2020 Future Dream」の対戦。後半は、女子オールスターチームの「SAWA and Friends」と男子OBチームの「Legend Players」の対戦という変則的な試合。

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なでしこジャパンvsヤングなでしこ

現役のなでしこvsヤンなでのメンバーの対戦だったが、ヤングなでしこの方が押し気味に試合をすすめる。なでしこのメンバーは前日に皇后杯を戦ったメンバーもいて運動量ではヤングなでしこが優勢。しかも、テクニックのある選手が多く守勢に回る時間が長かった。

ただ、そこはお姉さん方は守り慣れている。個人で突破を許しても最後のところはなかなか決定的な仕事をさせなかった。

ヤングなでしこは、田中美南の強烈なシュートもあったがゴールならず。

逆になでしこは、川澄がボールを受けて突破。ゴールライン付近で切り返して宮間にパス。宮間がワンタッチでクロスをだして、こぼれ球を澤が素早く反応。トゥキック気味のシュートだったが、見事にGKの頭上を超えてゴール。

決めるべき人が決めたという感じ。その後、両チームとに大幅にメンバーを変えたが、終了間際にCKから熊谷がヘディングで決めて突き放し、ロスタイムには鮫島の突破から、こぼれ球をダイレクトボレーで押し込んで3点目。

なでしこジャパンのメンバーが3-0で勝利した。

女子オールスターvs男子OB

女子はなでしこのメンバーが多く先発した、男子OBチームはラモスに木村和司、都並に北澤というそうそうたるメンバー。

運動量は多くないもののテクニックと体の強さでパスを回す男子チームに対して、女子チームもスピードとパスワークで攻めこむ展開。

男子チームが何度もチャンスを作りながらも決められず。女子チームは、CBに入った福西に手を焼いていたが、宮間のクロスから大儀見が合わせて先制する。

この後、ヤングなでしこのメンバーが多く投入されて、男子チームがペースを握る。ラモスがしかけてヒールで流して最後は北澤が豪快に決めると、さらにラモスの倒れ込みながらのパスから前園がドリブル突破。切り返しで置き去りにしてのシュートを決めて逆転。

女子チームは、ヤングなでしこのメンバーが中心だと、フィジカル面での差がさらに如実に出た事もあり、なかなか良さが出なかった。

男子OBチームは武田がGKで登場するも、女子チームも武田を脅かすようなシュートを打てず。男子OBチームが2-1で勝利した。

3.11を忘れない

この日、すべてのチームのユニフォームに刻まれていたのは「3.11を忘れない」という言葉。

Jリーグ主催や、男子の選手会主催のチャリティマッチはあったが、女子の方はなかなか機会が少なくて。昨年の「なでしこジャパンvsなでしこリーグ選抜」というのはあったが、こうした形のチャリティマッチを組めたのはおもしろい。

変則的な試合形式だったが、前半と後半で別な試合を楽しめるのは悪くない試み。最も、皇后杯直後という日程もあったのかもしれないが、澤もかなり長い間試合に出場していたし、よく動けたなぁという感じです。

男子OBチームも、現役組がチャリティマッチを開催していたが、自分たちが試合に出る機会がなかっただけに、妙に張り切りすぎていたようだ。

この日の試合をなでしこ目当てに来ていた人たちからすれば、大人気ないなという感じもしただろうが、テレビで見る限りベンチから観ていたなでしこの選手からも笑顔が見れていたので、そこら辺は彼女たちも楽しんでいたようなので問題ないかなと思う。

観客も3万人以上集まったとか。冬の平日ナイター開催でこれだけの人が集まったのは素直にスゴイと思う。なでしこ&ヤングなでしこの人気は定着してきたかなという気がしました。

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