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第92回天皇杯 準々決勝 ジェフユナイテッド市原・千葉vs鹿島アントラーズ 楽しいサッカーの時間の終わり

ジェフゴール裏のビッグジャージ

天皇杯準々決勝のジェフユナイテッド市原・千葉vs鹿島アントラーズの試合を観戦しに味の素スタジアムまで行って来ました。

雲が多い天気だったが、試合が始まる頃には晴れてきて、眩しいくらいだった。全体としては鹿島サポが多めだったが、ジェフのゴール裏にも沢山のジェフサポが訪れてました。

通常のリーグ戦ではありえない味スタのホーム側自由席での観戦。バックスタンド寄りの方に着席。いつもと違う角度からの観戦でした。

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試合経過

ジェフの先発は、GKに岡本、CBに山口智と大岩、右SBに峻希、左SBに山口慶、ボランチに健太郎と大介、右SHに米倉、左SHに谷澤、トップ下に兵働、トップに藤田という布陣でした。

キックオフ直前

ジェフユナイテッド市原・千葉 天皇杯準々決勝 vs鹿島アントラーズ 先発フォーメーション
18.藤田
15.兵藤
39.谷澤 11.米倉
16.佐藤健 20.伊藤
13.山口慶 33.高橋
5.山口智 29.大岩
1.岡本

立ち上がりからジェフがボールを繋ぎながらチャンスを伺う展開になる。

ただ、開始早々のFKから大迫にヘディングをフリーで打たせてしまい、かろうじて岡本が反応して事なきを得た。

この後は、ジェフがボールを回すものの、鹿島のDF陣も守備が固くてなかなかペナルティエリアで仕事をさせてもらえず。

ジェフの守備陣も、鹿島のカウンターになんとか対処していて、鹿島のチャンスもほとんどない展開。

前半25分、ジェフは兵働が粘って、米倉に繋ぎ最後は藤田がシュートも、曽ヶ端の正面。米倉の位置がオフサイドではと鹿島のDF陣の足が一瞬止まり、藤田がフリーになったがゴールならず。

ジェフのFKのチャンス

さらに、セットプレー崩れから健太郎がミドルシュートを狙うが枠を右に外れる。曽ヶ端が味方と交錯して戻るのが遅れていたチャンスだったので枠にもっていきたかった。

この後、鹿島のカウンターもあり、なかなかジェフも流れの中から攻め込めないまま時間が過ぎる。

ロスタイムに、大迫のヘディング、ドゥトラのシュートとフリーで打たせてしまったが岡本の好セーブで失点を許さず。0-0で前半を終える。

後半の頭、攻勢に出たのは鹿島。何度かチャンスを作られたがゴールは割らせない。逆にジェフも前半は中々入らなかった藤田へのボールが入ってチャンスを作るがゴールまでが遠い。

その後は、ジェフがボールを回すが相手の守備に跳ね返される展開が続く。

後半17分、なかなか攻撃に絡めなかった谷澤に代えて深井を投入する。

深井の投入で流れがきたかに思えたが、逆に鹿島の速攻から大迫のポストからドゥトラ、さらに大迫とわたってシュート。これがニアを抜いてゴール。鹿島が先制する。

反撃を狙うジェフだったが、ゴールが遠い。なかなか、ペナルティエリアに侵入が出来ずにチャンスとならない。

逆にアントラーズに決定機を作られるものの、岡本のビッグセーブで追加点は許さず。

後半29分、山口慶に代えて佑昌を投入。右SBに佑昌が入って、左SBに峻希が回る。

佑昌が高い位置をとって攻勢に出るが、それでも鹿島が攻撃を跳ね返し続ける展開は続く。

ジェフは、後半37分大介に代えて荒田を投入。兵働がボランチに下がる。

峻希が左サイドを突破して最後は兵働が右足でシュートを放つもののふかしてしまう。

藤田が粘って、戻したボールにまたも兵働が狙うが体勢が不十分で枠を捉えられず。

攻勢に出るジェフだったが、鹿島の固い守備に何度もチャンスを作る事が出来ない。

ロスタイム、峻希がボールを拾って兵働へ。兵働のボールは鹿島DFラインの裏に抜けて米倉がヘディングで狙ったが、曽ヶ端が片手一本で防ぎきりゴールならず。

結局、このまま試合終了。鹿島が準決勝進出を決めた。

ジェフユナイテッド市原・千葉 天皇杯準々決勝 vs鹿島アントラーズ 試合終了時フォーメーション
14.荒田 18.藤田
9.深井 11.米倉
16.佐藤健 15.兵藤
33.高橋 14.田中
5.山口智 29.大岩
1.岡本

試合後の握手をする選手たち

戦評

鹿島相手にもボールを回して組み立てるところまでは出来ていたが、ゴールを奪うというところでのアイデアが足りなかった。

単純にドリブルで仕掛けても止められてしまうし、クロスも簡単にはチャンスにつながらない。

前半は、藤田のポストプレーもはまらず、後半は何度か藤田のポストプレーからチャンスが作れたのは収穫だったが、決定的チャンスにはならなかった。

ゴールシーンの他にも何度も危ない場面があったが、全て岡本のビッグセーブで防いでくれていたので、なんとか追いつきたいところだった。

ロスタイムの米倉のシュートは入ったかと思ったが、曽ヶ端さすがだった。もう少したたきつけるようなヘディングだったら、あるいはという気もしたが致し方ない。あの場面、DF陣は米倉に反応できておらず、おそらく、このゲームで一番ゴール近づいた瞬間だったと思う。

鹿島も前半はあまりチャンスを作らせてもらえず苦しんだが、後半ギアをあげてきてからはさすがにチャンスを多く作られてしまった。ただ、それでも1失点でなんとか食い止めたのはよかった。

鹿島の固い守備陣を崩すところまではいかなかったが、鹿島のプレッシャーの前にもある程度はボールを回す事もできたので、今シーズンの成果は出ていたと思う。

福島戦では慶のサイドからも攻撃が出来ていたが、この試合では右サイド偏重なってしまったのも攻撃を単調にしてしまった感がある。渡邉が怪我で離脱してしまった関係でサイド攻撃が十分に機能しなかった。

この試合で出来た事、出来なかった事は、リーグ戦でも変わったわけではない。それでも、今シーズン1年やってきた積み重ねは出来ていて、それだけに木山監督が1年で退任はもったいないかなと思うところだ。

これで、今シーズンの試合は全て終了となった。最後、J1の鹿島相手にもしっかりとしたゲームが出来たし、終盤はあと1歩のチャンスもあり楽しませてもらった。

リーグ戦終盤からのサッカーはすごく観ていて楽しかったし、出来れば1試合でも多く見たかった。ジェフの楽しいサッカーの時間はこれにて一旦終わりだ。

ゴール裏で挨拶をするジェフの選手たち

選手評価
GK 岡本 6.5
DF 大岩 6.0
DF 山口智 6.0
DF 山口慶 6.0
DF 高橋 6.5
MF 大介 5.5
MF 健太郎 6.0
MF 谷澤 5.5
MF 深井 5.0
MF 田中 5.5
MF 米倉 6.0
MF 兵働 6.0
FW 荒田 5.5
FW 藤田 6.0

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