皇后杯の準決勝 ジェフユナイテッド市原・千葉レディースvs伊賀くノ一FCの試合をNHK BS1の中継を録画してテレビ観戦しました。

試合経過

試合は、ジェフレディースが序盤から積極的にプレッシャーをかけて攻撃をしかける展開となる。

伊賀は、このプレッシャーをなかなか抜けきれずにチャンスが作れず。ジェフレディースもボールを奪ってからの攻撃が機能せず、決定機がうまれない。

伊賀が、ジェフレディースのプレッシャーをかわしてなんどかチャンスを作り始めたものの、ゴールが奪えず。ジェフレディースの戻りの速さもあって、厚みのある攻撃にならない。

ジェフレディースは深澤が積極的にゴールを狙うものの枠を捉えきれず。プレッシャーをかけ続けている分、ペースは握れているが得点が奪えず。

伊賀が何度かサイドを突破してチャンスを作るが失点を許さない。CKからの攻撃もジェフレディースが集中力を切らさずに無失点で切り抜ける。

ジェフレディースは終盤に、何度かチャンスを作り出したもののゴールが奪えず。前半は0-0で終える。

後半も、ジェフが積極的にプレッシャーをかけてペースを握る展開となる。

CKもあり、何度もチャンスを作るものの中々ゴールが生まれない。

だが、後半15分CKから小川が決めて、ジェフレディースが先制する。

ジェフレディースの勢いに守勢だった伊賀だったが、選手交代からリズムを変え始める。

後半24分、ジェフレディースは左サイドを突破されて、最後は宮本がフリーでシュート。これが決まって伊賀が同点に追いつく。

ジェフレディースはプレッシャーがなかなか掛からなくなって伊賀がボールを回せるようになる。

伊賀のペースになるが、ジェフレディースも最後のところでは踏ん張ってゴールを許さない。

伊賀のミスから、ジェフレディースもチャンスがあったが、後ろからの押し上げが足りず、ボールを失う事が多い。

両チームとも疲れも出始めて、決めきる事が出来ず。後半終わって1-1で延長戦に突入する。

延長戦、疲れの見えるジェフレディースはほとんどチャンスを作れない展開で、伊賀も攻めてはいるもののこちらもボールを失う事が多い。

消耗戦となった延長戦は、両チームとも勝ち越し点をあげる事が出来ず、PK戦に突入する。

PK戦、ジェフレディースの先行でジェフは2人目の山本が外したものの3～5人目までを決める。伊賀は、4人目の宮迫が枠の外に外してしまい4-3で迎えた5人目の櫨のキックはゴールポストに当たり外れる。

ジェフレディースが、PK戦を4-3で競り勝ち、皇后杯初の決勝進出を決めた。

戦評

ジェフレディースとしては走れるところまで走り切ろうというサッカーだったと思う。前線で、個で突破して決めきれる選手がいたら、90分で試合を決める事が出来たかもしれないが、延長戦をしのぎきった事でPK戦で勝ち上がる事が出来た。

リーグ戦でも2引き分け。この試合でも90分で1-1と、拮抗したチーム同士の戦いとなったが、勢いにのるジェフレディースが勝ち上がる事となった。

決勝戦は、同じスタイルでのぞむ事になるだろう。リーグ戦では上位チーム相手に怖がってなかなかボールを回すような展開は作れないのだが、高い位置でボールを奪えればチャンス自体は作れるだろう。そこで決めきる選手が出てくるかどうかという事になるだろう。

決勝戦は、明らかに挑戦者という立場になる。まさしく、失うものは何もないという相手だろうから、目一杯今の力を出し切って欲しい。