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FCWC '12 5位決定戦 蔚山現代vsサンフレッチェ広島 アジア王者撃破

FCWC2012 5位決定戦 サンフレッチェ広島

FCWCの5位決定戦、ACL王者の蔚山現代と開催国枠Jリーグ王者のサンフレッチェ広島の対戦を日テレの中継を録画して観ました。

試合経過

広島は、メンバーをかなり代えて臨んできた。CBに千葉ではなく塩谷、怪我の森脇にかわってハン・ソッコ、右サイドに石川、左サイドに山岸を起用してきた。

広島がボールを繋いで組み立てようとするが、蔚山の激しいプレッシャーになかなかペースが握れない。

蔚山がミドルシュート、ロングボールからの攻撃で広島ゴールを脅かすが、よく守っている。

徐々に広島がリズムをつかみはじめてきていた前半16分、蔚山のロングボールを対応した水本のバックパスが西川と合わずにそのままゴールに吸い込まれる。オウンゴールで蔚山が先制する。

その後、広島がCKから森崎浩二がダイレクトミドルで狙うが枠を外す。さらに、右サイドの石川のクロスに寿人が狙うがわずかに合わず。

それでも、前半34分の広島のFK。森崎浩二のボールに、寿人がヘディングで合わせる。これはGKに防がれるが、こぼれ球に山岸がつめてゴール。広島が同点に追いつく。

その後、蔚山の攻撃が続くが得点は生まれず。前半は1-1で折り返す。

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後半、蔚山が積極的にしかける。再三、ロングボールを入れてくるが、広島DFがよく守っている。

西川のファインセーブもあり、ゴールを許さない。

すると、後半20分、ボールまわしから左サイドの山岸がボールを入れると寿人が走りこんでわずかにコースを変えてゴール。広島が逆転する。

その後、同点に追いつきたい蔚山が攻撃をしかけるが、全体が間延びして逆に広島がチャンスをつくれるようになる。

後半26分、森崎浩二からのスルーパスに高萩が反応するものの裏へは抜ける事が出来なかったが、ボールをうまく持ち替えて寿人へパス。オフサイドぎりぎりで飛び出してのシュートが決まって広島がリードを広げる。

この後は、広島がうまくボールを回しながら時間を使って蔚山の攻撃もうまく守っている。

後半ロスタイムにFKからヘディングでたたきこまれて1点を返されるが、このまま試合終了。サンフレッチェ広島が1-3で勝利し、5位となった。

戦評

5位決定戦ではあるが、広島にとっては来季のACLを見据えてアジアのライバルチーム相手にどれだけやれるかを測れる絶好のチャンス。

序盤こそ、蔚山のプレスに苦しんだが、広島のパスサッカーが十分に通用したゲームとなった。

オウンゴールで先制されたときは、どうなる事かと思ったがセットプレーから同点に追いついて、広島らしいパス回しが機能し始めた感じがする。

逆転弾となった、山岸から寿人へのパスは絶妙。あそこからニアサイドにボールを入れてワンタッチで入れるといのは、いかにも寿人らしいゴールだった。

広島がボールを回す時間が長くなって、寿人のハットトリックの期待も高まったが、それはならず。

5位という事で、過去のJリーグ勢の中では最低の結果だったが、2勝1敗で終えて最後は広島らしいサッカーでの勝利という事で面目は保たれた格好となった。

ACLい向けても弾みになったが、国内開催のゲームとアウェイでのゲームは別物なので広島といえども簡単にはいかないだろう。

来年のFCWCはモロッコ開催という事で、ACLで優勝しない限りJリーグ勢の参戦はない。広島を始めとして、仙台、浦和にもがんばってもらってACLで優勝してもらいたいところだ。

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