FCWCの開幕戦、J1王者のサンフレッチェ広島とオセアニア代表のオークランド・シティの対戦を日テレの中継を録画してテレビ観戦しました。

試合経過

試合は、序盤から広島がペースを握る展開に。

開始早々に、寿人が裏に抜け出すが先にGKが反応。さらにFKからのチャンスはオークランドがかきだす。

前半は、右サイドのミキッチが積極的にしかけて、どんどんクロスを入れる展開になった。

寿人とのタイミングは、わずかに合わずにゴールが生まれなかったが、右サイドからのチャンスは作れている。

オークランドは、ときおりみせるカウンターとセットプレーからのチャンスはあったが、広島がしっかりと守っている。

広島は、何回かあったCKのチャンスも生かせず、ボールは回すもののゴールに迫る事が出来ない。

結局、前半は0-0で折り返す。

後半も広島がペースを握る展開になる。前半なかなかなかったミドルシュートがいきなり飛び出す。後半5分の高萩のミドルは、惜しくもポストに当たる。

広島は、ミキッチのサイドからのクロスやCKでチャンスを作っていたが、オークランドも必死に守って得点を与えない。

森脇や、高萩がミドルで狙うものの、ゴールを割れない。

後半15分、広島は清水に代えて山岸を投入する。

左サイドから山岸がしかける事によって、両サイドから攻撃ができるようになってきた。

後半21分、寿人がワンツーでつないで、右サイドのミキッチへ。ミキッチのクロスに青山が飛び込むがブロックされる。こぼれ球を山岸がシュートも、これもGKがブロックされる。こぼれ球をひろった広島が、ボールを展開して、最後は青山が遠目からのミドルシュート。
これが、ブレ球となり、見事に突き刺さる。広島が、ようやく1点を先制する。

この後も広島は、バランスをとりながらも攻撃をしかけて、チャンスをつくりだす。

オークランドも、終盤に再三広島を押し込む展開を作り出したが、必死の守りにゴールを割れず。

試合は、このまま広島が1-0で逃げ切った。

戦評

硬くなっていたという訳ではないが、オークランドもよく研究してなかなか広島らしさが出せなかった。

ただ、ある意味ワンパターンともいうべき、右サイドからのミキッチのクロスは脅威だったし、隙があれば寿人がどんどん裏を狙ってくるので相手も嫌だったろう。

前半こそ、シュート5本しか打てなかったが、後半はミドルシュートも増えた事でシュート数も増えた。その結果、前半以上に相手を押し込む事が出来た。

決勝点となった青山のシュートは見事だった。直前のビッグチャンスを逃した後だったが、相手も少し一息ついた感じで前を向くスペースが出来た事もあり思い切って狙って行った。結果、ブレ球となったボールは落ちるような形の軌道となりゴールに吸い込まれた。

今シーズン、守備もよかっただけに、押し込んでいてもしっかりとカウンターもケアして守りきった。もう少し点を取って勝ちたいところだったろうが、初戦の固さが残る中ではまずまずの出来だろう。

次の相手は、アフリカCLチャンピオンのアルアハリとの対戦となる。どちらかというと中東勢に近いのかなという感じだが、どういう試合になるか楽しみだ。

9日に豊田に移動してのゲームだが、勝ち上がればそのまま豊田で準決勝に臨める。