ジェフユナイテッド千葉の木山隆之監督が、契約満了に伴い、今シーズン限りで退任することとなりましたので、お知らせいたします。
本日、ジェフ千葉オフィシャルサイトより、木山隆之監督の退任が発表された。
1年契約だった事もあり、カタチ上は契約満了という事になっている。実際には、木山さん自身からの申し出があったのか、ジェフサイドから契約延長しないとしたのかは定かではない。
木山監督で続けるべきだった
個人的には、先日ブログでも書いたとおり、来季も木山監督でいくべきだと思っていました。
やはり一番は継続性という点。木山監督のサッカーが形になりつつあるというところで、来季はそれを成熟させていった方がいいだろうと思っていた。
成績に関して、J2で5位という結果をどうとらえるかというところだが、これに関してもまったく問題ないと思っている。プレーオフ進出の時点で続けさせるだけに値すると思っていた。何しろ、2位の湘南とも勝ち点差3しかないのだから順位だけで考えてはいけない。
あれだけの選手がいてとは言われるが、J2でこそ見栄えのする顔ぶれだが、J1レベルでは物足りなさも残る陣容だと思う。J2で圧倒出来るだけの戦力とも言いがたい。もちろん、J2ではもったいないと思う選手もいる訳だが。
木山監督でどれだけ上積み出来るかという点でも、十分に可能だと思っている。今年出た反省点はある程度把握しているだろうから、その点を修正しつつ成熟度をあげていけば自動昇格も可能だろう。
采配面で不安視?!それは、確かに不安要素であるが、現時点でのジェフの立ち位置を考えたときに、試合中の采配でゲームを決めるよりも、練習で自力をあげるのがまずは先決という気がしている。試合中での采配も監督の大事な仕事だが、それいがいのウエイトの方が大きい。
そもそも木山監督は試合中の采配で白星をつかんでいくタイプでもないと思う。そういう監督もいいが、今のジェフはもっと自力をつけるべきだ。
今シーズンの集大成としての天皇杯
木山監督の退任は決まったが、天皇杯までは木山監督が指揮をとる。ジェフは4回戦に進出しており、地域リーグの福島ユナイテッドFCと対戦する。
こういう形で、監督の退任が発表されたチームがどういうモチベーションで臨めるのかは、難しいところがある。
やはり一番は木山監督に1試合でも多く指揮をとってもらおうというのがモチベーションにはなるだろう。
ただ、複数年契約の選手をのぞけば、レンタル組を含めて木山監督をしたってジェフにきた選手もいるだろうし、このまま去ってしまう可能性もある。
リーグ戦終了という事で、契約満了となる選手も出てくるだろうし、どこまでチーム一丸となれるか!?
うまくいけばすごい推進力にあるし、悪い方に転がればあっさり負ける危険性もある。
おそらく、今年はまだ木山さんのやりたいサッカーが十分に成熟したとはいえないだろうが、木山サッカーの集大成をぜひ見せてもらい。
継続性を破棄した果てに
今年もまた1年で監督が変わる事態となってしまった。次期監督の趣向にもよるが、1からチームを作り直すことになる、ヘタをすれば0からの作り直しになるやもしれない。
一番いいのは、木山さんのサッカーをうまく引き継げる人材だろう。正直、いますぐこれだという人は思いつかない。
関塚さんの名前も上がっているが、フロンターレやロンドン五輪代表のサッカーをみるかぎり恐ろしくかけ離れてはいないが、少し趣向が違うかなという感じがする。
神戸を解任された西野さん!?こちらの方が近い気はするが、ネックとなるのは金銭面だろうか!?西野さん自身がJ2で指揮をとってくれるのかというのもある。
誰が監督になるにしろ、昨年のドワイト監督のようにガラッとやり方が変わってしまうのだけは勘弁願いたい。そして、監督のタイプにもよるだろうが時間を与えて欲しい。1年でのJ1昇格を絶対のノルマとせずに、2,3年時間をかけられる人材を選んで欲しい。
最後に
木山監督には、この1年間お疲れ様でしたと言いたい。自身も初だろうというJ1昇格を絶対とするチームでの監督業。結果的には自動昇格もプレーオフでの昇格もならなかったが、年々下がっていた順位を押し上げてくれたというのは確かな足跡として残った。
終わりに、今回の退団を受けて、Twitter上での反応をTogetterでまとめてみた。