ブラジルW杯アジア最終予選 オマーン代表vs日本代表の試合をNHK BS1の生中継をテレビ観戦しました。

試合経過

日本の先発は、GKに川島、CBに今野と吉田、右SBに酒井宏樹、左SBに長友、ボランチに遠藤と長谷部、右SHに清武、左SHに岡崎、トップ下に本田、トップに本田という布陣。

日本は、ボールを回しながらも慎重な立ち上がり。序盤、オマーンにCKのチャンスがあったものの、その後は日本がボールを保持する展開となる。

オマーンは長いボールをしつこく入れてきて、一発を狙う展開。

岡崎や、前田が積極的に裏を狙っていく。決定機にはならなかったものの動き自体はいい。

前半20分、中盤に上がっていた今野からのロングボールを長友が受けてそのままサイドをえぐって折り返す。オマーンの選手がクリアしきれず、流れてきたボールを清武が蹴りこんでゴール。日本が先制点を上げる。

1点を狙うオマーンが攻勢にでる。日本は押し込まれる時間が長くなる。

CKやFKでのチャンスはあったものの、流れの中からのチャンスが作れず。

それでも、オマーンの攻撃を凌ぎ切って、1点をリードして前半を終える。

後半も、オマーンが積極的に出てきて日本を押し込む展開に。

日本は、本田、清武を中心にチャンスをつくるものの、シュートがヒットせず、ゴールにつながらない。

後半18分、前田に代えて酒井高徳を投入する。本田がトップに、清武がトップ下、右に岡崎、左に長友が入って、酒井高徳は左SBに入った。

この後、疲れの見えてきたオマーンに対して、日本がリズムをつくる時間となるが、追加点が奪えない。

後半30分近くになると、オマーンがペースを握り出す。

そんなか、後半31分、ゴール前でオマーンのFK。グラウンダーのシュートは、川島が防ぎきれずにゴールに吸い込まれる。オマーンの選手がブラインドになって川島の反応が遅れたかっこうになった。

このゴールで勢いにのるオマーンが再三チャンスを作り出す展開となる。日本は、なかなか攻め手が見いだせずに苦しい展開となる。

後半39分、清武に代えて細貝を投入。細貝がボランチに、遠藤がトップ下に入る。

後半43分、酒井高徳が左サイドを強引に突破。ニアにクロスを上げると、遠藤がワンタッチで中にいれて、これに岡崎が飛び込んでゴール。終了間際に、日本が勝ち越しに成功する。

この後、日本はうまく時間を使いながら、試合をすすめる。最後は、遠藤に代えて高橋を投入し3ボランチにして守り切る。

日本がこのまま逃げ切って勝利を上げた。

戦評

自力の差では日本がやはり上だった。ただ、やはり気温が高い事と、アウェイの雰囲気。その分、少し日本の動きが重かったというところはある。

選手に寄っては多少コンディションに差があるかなというところもあった。

オマーンのロングボール攻勢には苦しめられたが、なんとか対処していたと思う。どの年代も、このロングボールには手を焼いているが、さすがにA代表は簡単にはやられない。

ホームで強い、オマーン相手に、清武が代表初ゴールで先制。このゴールの起点は、今野の裏へのボールから始まっている。長友のしかけもよかった。清武がうまくファーから入ってきて落ち着いて決めた。

オマーンの攻撃に手は焼いていたものの、なんとなくこのまま逃げきれるかなという雰囲気ではあった。ただ、そこはオマーンもホームでは負けられない。FKで追いつかれて、その後も怒涛の攻撃。ザッケローニ監督も、細貝を入れて逆転だけは許さないようにという采配だったと思う。

まぁ、しかしその采配が功を奏するとは。交代出場の酒井高徳から、トップ下に上がっていた、遠藤を経由しての岡崎のゴール。岡崎らしいごーるだったと思う。

気候などのハンディはあったものの、それでも日本が勝ち切ってしまった。ある程度、中心メンバーが揃った状態だと、アジアの枠の中では図抜けてきているなという気がしている。

そのくらいの強さを今の日本はもっている。正念場でもあった、アウェイの中東での戦いも勝利。これで、早くもW杯出場に王手をかけた事になる。

来年3月のアウェイヨルダン戦に勝てば5大会連続のW杯出場が決まる。そうすれば、6月の2試合は消化試合と出来る。

これで、日本代表の試合は終わり。来年のヨルダン戦の前に1試合あるので、それが次回の試合となりそう。

選手評価
GK 川島 6.0
DF 吉田 5.5
DF 今野 6.5
DF 酒井宏 6.0
DF 長友 6.5
DF 酒井高 6.5
MF 長谷部 6.0
MF 遠藤 6.5
MF 細貝 -
MF 高橋 -
MF 清武 6.5
MF 本田 6.0
FW 岡崎 6.5
FW 前田 6.0

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