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2012年 J2 第31節 ジェフユナイテッド市原・千葉vs水戸ホーリーホック 実直なる勝利【J特】

奪還×脱甘

2週間ぶりのフクアリ。ジェフユナイテッド市原・千葉vs水戸ホーリーホックの試合を観戦しに出かけてきました。

試合前

17時過ぎにフクアリに到着。まだ、暑い時間帯ではあったが、以前よりは日が傾くのが早くなったなぁという感じです。

まだまだ、暑い時間帯なので、屋台村の喜作で台湾氷 マンゴー味を買って食べました。久々に食べたけど。おいしい。

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さらに、久しぶりにテキサスのタコスも食べました。ソーセージ&ビーフのコンボ。

最近、入場時間が遅めなせいか、時間が経つののが早く感じます。そして、日が沈むのも早くなってきましたね。

夕暮れ時のフクアリ

水戸のサポーターもたくさん来てましたね。

水戸サポーターの皆さん

なんやかんやであっという間に試合開始の時間になりました。

試合経過

それでは試合。ジェフの先発は、GKに櫛野、CBに竹内と智、右SBに峻希、左SBに坂本、ボランチに勇人と兵働、右SHに佑昌、左SHに谷澤、2トップに藤田と荒田という布陣でした。

前節は、3バックだったそうだが、4バックに戻してきました。谷澤は移籍後初のホーム・フクアリです。兵働は、勇人と組んでボランチでの先発。

試合前の整列をする選手たち

ジェフユナイテッド市原・千葉 2012年 J2第31節 vs水戸ホーリーホック 先発フォーメーション
14.荒田 18.藤田
39.谷澤 19.田中
15.兵藤 7.佐藤勇
2.坂本 33.高橋
5.山口智 3.竹内
17.櫛野

試合は、水戸がアグレッシブにしかけて来る展開。ただ、ジェフの方もしっかりと対応出来ていたと思う。

なかなかチャンスを作れないでいたジェフだったが、谷澤がしかける事でチャンスが出来る。

前半最初のFKは、谷澤が蹴る。このボールに荒田が飛び込むが、わずかに合わず。

谷澤のFK

さらに、ジェフのFKからのこぼれ球を谷澤がひろってしかける。谷澤がシュート気味のボールをおくってCKに。

前半9分、谷澤のCKに竹内が合わせる。これが決まってジェフが先制する。竹内はこれが今季初ゴール。

反撃をねらう水戸と中盤での潰し合いになるが、危ない場面は作られせない。

ジェフは長いボールをいれて藤田や荒田、さらには佑昌が裏を狙う。正直、動きがかぶっている場面も少なくなかったが、相手のラインを下げさせるには十分だった。

さらに、谷澤のなんともいえないドリブルがかなり効いていた。つかみどころのない、谷澤のドリブルには水戸もかなり手を焼いていたと思う。

佑昌がトップに近い位置に入る事も多く、攻撃のときは3トップ気味になっていた。

兵働が1列下がった事で楽にボールをさばけるようになっている。勇人のコンビも悪くない。

前半41分、左サイドから谷澤がドリブルでしかける。この折り返しを藤田が冷静にDFの間にシュート。これが決まってジェフが2-0とリードを広げる。

藤田の2点目直後

谷澤のドリブル突破などチャンスもあったが、前半は2-0で折り返す。

後半も、同じような展開。水戸の攻めをジェフが食い止めて反撃する。

少し、前半ほど谷澤のドリブルがみられなくなったが、全体のバランスは悪くない。全員が前への意識をもっている為、あまり押し込まれる展開にならない。

後半25分、荒田に代えて深井を投入する。深井はそのまま2トップの一角へ。

疲れも見え始めた時間帯。なかなか、前半ほど前からいけなくなっていた時間帯だったが、深井がスピードを生かしてどんどん裏を狙ってくれたおかげで、再び勢いが出て来た。

谷澤や深井がシュートを放つも追加点は生まれず。

後半36分、佑昌に代えて大岩を投入する。峻希が前に入って、大岩がSBに。

後半38分、藤田からのボールを受けた深井が右サイドらクロス。これに藤田が飛び込んでゴール。ジェフが3-0と試合を決定づける。

藤田の3点目の直後

後半43分、藤田に代えてリカルド・ロボを投入。

終盤、水戸の反撃を受けるが、なんとか守り切る。試合は、このままジェフが無失点で勝利。8月に入って初勝利となった。

ジェフユナイテッド市原・千葉 2012年 J2第31節 vs水戸ホーリーホック 試合終了時フォーメーション
9.深井 35.ロボ
39.谷澤 33.高橋
15.兵藤 7.佐藤勇
2.坂本 29.大岩
5.山口智 3.竹内
17.櫛野

試合終了後の握手をする選手たち

戦評

ここ数試合なかなか調子が上がらず。町田、鳥取、岐阜の下位チーム相手に勝ち点1しかあげられない状況。

この、ホームでの水戸戦は大事な一戦になったが、久しぶりに良いゲームを見せてくれた。

やはり、この試合のMVPは谷澤だろう。2アシストに加えて、前線でチャンスメイクもあり、ドリブルもあり、いいアクセントになった。

今年のジェフにはいないタイプの選手。ドリブルで突破できる選手はいるが、あーいったとらえどころのないドリブルをする選手はいない。どちらかと言うと縦にしかけるタイプの選手が多いので、これからも貴重な存在になりそうだ。

水戸がかなり前から来てくれたお陰で、ジェフもかなり攻め安かったというのはある。ただ、この日は前への意識が強かったと思う。簡単にボールを下げないで、ボールを前に運ぼうという意識があった。そういうチーム全体の意識と、谷澤がうまい具合にハマったなという試合だった。

結局のところ、シンプルにボールを運んでゴールを目指す。当たり前の事が当たり前に出来て、結果がついてきたという事。

下位チームはJ2残留もかかっている事で、ジェフ相手でも必死で食らいついてくる。そういう意味では、水戸は順位的にも中位で、昇格を狙うにしても差があるし、残留争いをするわけでもなくというチーム。あえて、ジェフの長所を潰すサッカーではなく、自分たちのサッカーを極めるという事に重点をおいてきてるという感じだった。

チームとしてはアウェイの岡山戦以来の勝利。個人的には、アウェイ横浜FC戦以来の勝利で、ホームフクアリでは、7月頭の京都戦以来の勝利となった。

まったく調子の上がらなかった8月戦線だが、甲府が頭ひとつ抜けだしたものの、他チームは相変わらずの混戦模様。2位の湘南とも勝ち点差3と射程圏内だ。もう、下位3チームに勝てなくて、この状況はラッキーというしかないが、残り試合で十分にJ1昇格を狙えるのだから、もう1度勢いを取り戻したいところ。

9月はヴェルディとの直接対決がある。10月は、大分、湘南、山形との3連戦があり、ここが大きな山になりそうだ。もちろん、ここまで上位に残っていなければ意味がないが。

ヒーローインタビュー待ち

選手評価
GK 櫛野 6.0
DF 竹内 6.5
DF 山口智 6.0
DF 坂本 6.5
DF 高橋 6.0
DF 大岩 -
MF 勇人 6.5
MF 兵働 6.5
MF 谷澤 7.0
FW 田中 6.0
FW 藤田 6.5
FW 荒田 6.0
FW 深井 6.0
FW ロボ -

最後に久しぶりの勝利という事で、試合後の模様を動画でアップしました。久々に谷澤の「俺達ジェフ」見れた。

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